MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● 夏祭り(仮) ●


 赤ザク 「ねえ」

 ガンダム 「急にうちの玄関まできて、何だい?」

 赤ザク 「どこかいこーよ、暇だしさ」

 ガンダム 「と言ってもなあ・・・肝試しも海もうやったしなあ・・・」

 赤ザク 「なんの話?」

 ガンダム 「いや、別に」

 赤ザク 「だからさあ」

 ガンダム 「でも・・・どうしよう?」

 ガンダム&赤ザク 「うーん・・・」

 ガンタンク 「あら、どうしたの?」

 赤ザク 「あ、タンクさんこんにちは」

 ガンキャノン 「なんか騒がしいと思ったら、赤ザクか。お久しぶり」

 赤ザク 「キャノンさんもお元気そうで。実は・・・カクカクシカジカ・・・」

 ガンキャノン 「そうかい・・・それじゃさ、赤ザクも来る?大丈夫だよね、姉さん?」

 ガンタンク 「ええ、叔父さんも喜ぶでしょう」

 ガンダム 「えっ、今年も行くの?」

 ガンキャノン 「そりゃそうだろ。一年に一回は行かなきゃ叔父さんもかわいそうだろ?」

 ガンダム 「そうかもしれないけど・・・」

 赤ザク 「あのー・・・話が良く分からないんですけど・・・」

 ガンタンク 「まあ、叔父さんには私が話しておきますから、詳しいことはまた今度ね」



  数日後

 ガンタンク 「ごめんね、赤ザクさん。叔父さん、今年は忙しくて駄目みたい」

 赤ザク 「はあ、そうですか」

 ガンタンク 「だけどね・・・」

 赤ザク 「だけど?」

 ガンタンク 「今年はね、ピクシー叔母さんが是非来て欲しいって」

 赤ザク 「私も良いんですか?」

 ガンタンク 「もちろん。場所は・・・」

  果たして何が起こるのやら・・・



  出発当日

 ガンタンク 「準備はよろしいですか?」

 赤ザク 「まあ、なんとか・・・」

 ガンキャノン 「しかし、どういう風の吹き回しなんだか。あの叔母さんが家に来いだなんて」

 ガンタンク 「それほど来て欲しい訳があるのでしょうね」

 赤ザク 「叔母さんってそんな人なんですか?」

 ガンダム 「うーん・・・あまり人と会いたがる人ではなかったような・・・良い人なんだけどね」

 ガンキャノン 「まあ、来いって言ってんだ、行きゃあなんとかなるじゃない?」

 ガンタンク 「それもそうですね。それじゃ、行きましょうか」



  出発から数時間後

 赤ザク 「あ〜疲れた・・・」

 ガンタンク 「こんにちは、叔母さま」

 ピクシー 「お〜、良く来たね〜」

 赤ザク 「(わ、若い・・・)あ、どうも、ガンダム君の友人の赤ザクです」

 ピクシー 「こりゃどうもご丁寧に」

 ガンダム 「叔母さん、お久しぶりです」

 ピクシー 「おっ、ボウズ。元気にしてたか?」

 ガンダム 「叔母さん、僕もう16ですよ」

 ピクシー 「それじゃ私はまだ28なのにオバサンよ、オ・バ・サ・ン!」

 赤ザク (ああ、なるほどね)

 ガンキャノン 「にしても、駅からが遠かった・・・」

 ピクシー 「ごめん、それわざと」

 一同 「へ?」

 ピクシー 「ここらへんは海岸が綺麗で有名だからさ、見てもらうためにわざと遠回りに書いたってわけ」

 ガンキャノン 「そのためにアタシたちをヘトヘトにさせたの?タチの悪い冗談だよ」

 ピクシー 「ハハハ、そりゃすまなかったね」

 ガンタンク 「で、今日はどの様な訳で私たちを呼んだのですか?」

 ピクシー 「ああ、それはね。今夜、三年に一度のでかい祭りがあってね」

 ガンダム 「へえ、そのために?」

 ピクシー 「おう。ま、色々と楽しんでよ」

 一同 「ハイ!」



 ピクシー 「まっ、祭りは夜からだし、この辺をぶらついてれば?」

 ガンキャノン 「アタシはパスね。海岸はもう嫌と言うほど見たし」

 ガンタンク 「私も遠慮しますね。少し疲れたみたいです」

 ガンダム 「どうしようかな・・・赤ザクは?」

 赤ザク 「ワ、ワタシ!?あっ・・・ええと・・・」

 ガンダム 「早くしないと置いてくよー」

 赤ザク 「ちょっと待ってよー!」

 ピクシー 「やれやれ・・・あの子たち、そういう関係かい?」

 ガンキャノン 「お互いに気付いてないところが初々しいね」

 ガンタンク 「片方は意地っ張り、もう片方はまったくそういった感情がありませんからねえ・・・」

 3人 「ハァ・・・アイツ(ガンダム)ときたら・・・」



  海岸沿いを歩く二人

 赤ザク 「・・・・・・」

 ガンダム 「どうしたの?何も話さないけど」

 赤ザク 「(話せるわけ無いでしょ!だってこれ・・・デートってやつじゃん!)あ、ううん」

 ガンダム 「今日の花火、楽しみだね〜。叔母さん、今日のために僕たちを呼んだんだね」

 赤ザク 「そう・・・だね。(そうだった・・・ということは夜も二人で!?)」

 ガンダム 「ほんと、どうしたの?元気無いけど」

 赤ザク 「あっワタシは大丈夫、大丈夫だから!

       (2人きりなんかになったらワタシ、一体どうすればいいんだろう・・・)」

 赤ザク 「落ち着いて、肝試しの時も二人きりだったじゃない、なんで今になってブツブツ・・・」

 ガンダム 「?あっ、見てみて!」

 赤ザク 「・・・うわぁ、キレイ・・・」

 ガンダム 「本当、綺麗な夕焼けだね!」

 赤ザク 「う、うん!」

 ガンダム 「・・・そろそろ時間かな?戻ろうか?」

 赤ザク 「・・・そうだね」



  その夜

 赤ザク 「うわ、スゴーイ・・・」

 ピクシー 「でしょ?やっぱウン年に一度ってんだから豪勢にやんなきゃ」

 ガンキャノン 「っても、屋台なんかはよくある縁日っぽいけど」

 ピクシー 「まっ、そういうもんだべ?」

 ガンダム 「あっ、金魚すくいだ。ねえ、やらない?」

 ガンキャノン 「ったく、これだからお子様は・・・」


  数十分後


 ガンキャノン 「あっまた破れやがった!オヤジ、もう一回!」

 ガンダム 「お姉ちゃん、まだやるの?」

 ガンキャノン 「捕るまでこっから離れないからな!」

 ガンタンク 「一体、どっちが子供なのやら・・・」



 ガンダム 「いいの?お姉ちゃんほおっておいて」

 ガンタンク 「なにかあったらすぐに来ますよ」

 ピクシー 「心配しなくていいのかい?」

 ガンタンク 「こういうの、慣れてますから」

 一同 (やはり、ただ者ではない・・・)

 赤ザク 「ここら辺、道が混んでますけど・・・」

 ピクシー 「そりゃそうさ、この先の神社にある守り神の像が公開されるのがこの祭りの理由だからね」

 ガンタンク 「どういったご利益があるのでしょう?」

 ピクシー 「基本的にはなんでも大丈夫・・・らしいね」

 ガンダム 「へー、見てみたいなあ」


  数十分後


 ピクシー 「ハイ、これがそうだね」

 ガンダム (これって・・・)

 赤ザク (どこかで見たことがあるような・・・)

 ガンタンク 「あら、いいものですわね」

 ギャン似の男? 「北宗・・・だな・・・」

 一同 「お前、誰だー!」



  ヒュー・・・ドーン! ドーン!パラパラパラ!


 ガンタンク 「あら、花火はもう上がっているのかしら?」

 ガンダム 「じゃあさ、どこか見晴らしの良い場所へ行こうよ!」

 ピクシー 「その心配は大丈夫。イイ場所しってるから!」


  5分後


  ヒュー・・・ドーン!パラパラパラ!


 赤ザク 「たーまやー!」

 ガンダム 「いやー、いいなー」

 ガンタンク 「海越しに見える花火っていうのも、乙ですねー」

 ピクシー 「でしょ?これがまたビールに合うんだわ」

 ガンダム 「叔母さん、何時の間に・・・」

 ガンキャノン 「ゼェ、ゼェ・・・探したよ」

 ガンタンク 「あら、お疲れ様」

 赤ザク 「でも、その右手の袋・・・」

 ガンキャノン 「ああ、コレ?」

 ガンダム 「まさか・・・」

 ピクシー 「全部金魚?」

 ガンキャノン 「・・・正解。店のオヤジ、大号泣だったよ」

 ガンタンク 「でも、家には飼う場所が・・・」

 ガンキャノン 「あっ・・・」


  こうして、この夏の最後の思い出は

  沢山の金魚の処理についての姉さん達の激しい口論が

  花火の音にかき消されるれるように流れていったのでした。


 赤ザク 「た、たーまや〜・・・」



2005/08/16 23:36:57  >>121氏
2005/08/17 00:38:18  >>122氏
2005/08/17 11:56:49  >>125氏
2005/08/21 21:45:17  >>132氏
2005/08/25 22:04:01  >>134氏
2005/08/27 23:29:58  >>137氏
2005/09/14 00:44:18  >>169氏
2005/09/14 00:55:12  >>170氏
2005/09/14 01:13:43  >>171氏

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