MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● ライフル射撃部の作り方 ●


  ♪キーンコーンカーンコーン・・・

 ??? 「・・・放課後、か・・・」

  時刻は放課後。冬か近付き空はもう夕暮れ。

  そんなUC学園に、一人の男が立ち上がろうとしていた・・・。

 アッザム 「さ、今日も頑張るか・・・」

  ―この男には、夢がある―

  校庭にて、

 アッザム 「どうだいそこの人?ライフル射撃に興味あるかい?」

 白ジム 「いや、特に」

 アッザム 「そうかい。ありがとうな」

 白ジム 「はぁ・・・」


 アッザム 「そこのキミ」

 ガンダム 「え、僕ですか?」

 アッザム 「そう、キミだ」

 ガンダム 「一体何のようです?」

 アッザム 「これは失礼。私は二年のアッザムという者だ。キミは射撃に興味があるかい?」

 ガンダム 「うーん・・・やったことないんでちょっと・・・」

 アッザム 「仮に、教えてもらってやるとしてもダメかい?」

 ガンダム 「うん・・・」

 アッザム 「・・・そうか。すまなかったな」

 ガンダム 「なんだかすいません・・・」

 アッザム 「いや、こちらこそいきなりですまなかったな」


  ・・・・・・・・・そして、夜。


 アッザム 「結局、今日もダメだったか・・・うーむ・・・」

 ??? 「あの・・・」

 アッザム 「ん、なんだい?」

 ??? 「ライフル射撃・・・やってみたいんですけど・・・女じゃダメなんでしょうか?」

 アッザム 「いや、大丈夫たが・・・キミは?」

 ゲルJ 「ハイ。ワタシ、一年のゲルググJといいます」

 アッザム 「言っておくが、まだこのライフル射撃は部として認められていない。

       だから活動とかも正式には決まってないが・・・」

 ゲルJ 「大丈夫です!」

 アッザム 「よかった。にしても、二人目が女子とはな・・・」

 ゲルJ 「ダメですか!?」

 アッザム 「そんなことはないよ。明日から早速勧誘活動から参加してくれるか?」

 ゲルJ 「ハイ!」


  こうして、アッザムの夢に、一歩近付いたのであった。



  時は放課後、場所は2‐B。

 アッザム 「知っての通り、ウチはまだ部として認められていないから、部室はない。

       だから、当分はココに集まってもらうことになるけど・・・」

 ゲルJ 「わかりました!」

 アッザム 「じゃあ、今日も勧誘活動だけど・・・準備はいいかい?」

 ゲルJ 「ハイ!」

 アッザム 「じゃあ、手分けしてやろう。僕が裏門で、君は正門の方。よろしく」


 ゲルJ 「スイマセーン」

 ジム頭&BD1 「?」

 ゲルJ 「ワタシ、ライフル射撃のものなんですけど」

 ジム頭 「ライフル射撃?ウチの学校にそんなんあったっけ?」

 BD1 「さあ?」

 ゲルJ 「あのー、まだ人が少なくて、それで部としてまだ認められてなくて」

 ジム頭 「なるほどねー」

 ゲルJ 「それで、もし良かったら是非入って欲しいんです!」

 BD1 「・・・ねえジム頭、いいんじゃない?Zザクもなりゆきでどっかの部に入っちゃったし」

 ジム頭 「あれは無理矢理っていうの!熱意はわかるけど、私はなあ」

 BD1 「でも、最近三人でワーッ、てやることもないじゃん?」

 ジム頭 「だからこそだよ!なんとかしてZザクをあそこから・・・」

 BD1 「でもさ、なりゆきで無理矢理入ったわりにはアイツはアイツで頑張ってるしさ。

     何か一つに専念するって、カッコいいじゃない?」

 ジム頭 「・・・・・・」

 BD1 「ま、ムリには言わないけどさ。私、頑張ってみるよ」

 ジム頭 「・・・そっか。じゃあさ」

 BD1 「ん、何?」

 ジム頭 「絶対、強くなって!そんでバカにしてたやつら、見返そうよ!」

 BD1 「オウ!・・・じゃあアナタ、教室教えてくれる?」

 ゲルJ 「ハ、ハイ!」

 ジム頭 「・・・・・・」

 ゲルJ 「あの・・・スイマセン。本当にスイマセン!」

 ジム頭 「アタシは大丈夫。そうだよね。アタシも何か一つ、頑張ろうかなー」

 BD1 「アナタのところ、まだ人はいないの?」

 ゲルJ 「ハイ・・・」

 BD1 「そっか。じゃあ弟たちにも話してみるね」

 ジム頭 「アレ?一人っ子じゃなかったっけ?」

 BD1 「ううん、一人っ子じゃないよ」

 ジム頭 「でも、あなたの家に弟いなかったじゃん」

 BD1 「あ、私、養子に出てるからね。言ってなかったっけ?」

 ジム頭 「エーッ!?」

 BD1 「そんな驚くことじゃないから(苦笑)。おじいちゃんの家に跡継ぎがいないから私がいっただけ」

 ジム頭 「そ、そうでしたか・・・」


  そして数日後・・・。

 BD1 「でも、『家』に帰るのも久々だなあ・・・アイツら、喧嘩せずやってるかなあ?」

  ピーンポーン♪

 BD1 「・・・誰もいない?おかしいなあ、明かりはついてるし・・・ん?鍵開いてるや。不用心だなあ」

  カチャ

  テクテクテク・・・

 BD1 「こんばんはーっ・・・うわっ!」

 BD2 「この野郎!聞いてればいい気になりやがって!!」

 BD3 「何をするんだ!そんなもの投げて!」

 BD2 「そりゃお前がこんなメシ作るからだろ!」

 BD3 「・・・兄さんが晩御飯作らないからだろ・・・」

 BD2 「お前がジャンケン負けなきゃいいんだよ!これでも食らえ!」

  ビュッ!

 BD3 「ゴム鉄砲!?くそっ、なら!」

  カチッ!ビューン!

 BD2 「くっ、割り箸鉄砲か?ええい、こっちも」

 BD1 「いいかげんにしろ!?」

 BD2 「できるか!誰だお前は!勝手に入ってきて!」

 BD3 「・・・・・・に、兄さん?」

 BD2 「黙れ!」

 BD1 「へー・・・アンタは実の姉の姿を忘れちゃったのね・・・」

 BD2 「まさかその声は・・・」

 BD1 「そのまさかよー!」

 BD2 「わー!ごめんなさいー!」

 BD1 「コラー!待ちなさいー!」

 BD3 「・・・で、なんで姉さんがいるの?」



  テーブルを挟んで向かい合う三人。

 BD1 「あんたらもう高校生でしょ!喧嘩してどうすんの!」

 BD2 「いや、それは、その・・・」

 BD1 「ったく、一体二人に何があったの?」

 BD2 「・・・」

 BD3 「・・・」

 BD1 「相当、話したくないようね。どんな理由かしらないけど、

     興奮してゴム鉄砲撃ち合って・・・なさけないったらありゃしない」

 BD2 「でもなあ、ライスカレーだなんてもう言わないだろ」

 BD3 「ご飯とカレーが別れてたら、カレーライスじゃないだろう」

 BD2 「いやいや、それでもカレーライスだって」

 BD1 「・・・ちょっとまって?アンタラ、そんな下らないことで揉めてたの?」

 BD2&BD3 「ウン」

 BD1 「・・・・・・あきれた・・・なんだか、涙が出てきたよ。っていうか、アンタの足元のそれは何?」

 BD2 「ヤベッ!」

  ガサガサ・・・

 BD1 「エアガン?まさか、これでコイツを?っていうかオマエも持ってるの?」

 BD3 「・・・サッ」

 BD1 「アンタラねえ…2は集めていたのは知ってたけど、なんでアンタまで…」

 BD3 「・・・兄貴に勝ちたくて」

 BD2 「でもコイツ、見込みあってさ、俺より上手になりそうだなー、なんて・・・」

 BD1 「フーン・・・アンタラ、そんなオモチャじゃなくて、こういうのは撃ちたくない?」

 BD2 「・・・ッ!いくら姉さんでも、俺の魂を・・・ん、ライフル射撃?うちにあったっけ?」

 BD1 「無いから作るのよ。正直、銃好きだし2だけを誘いたかったけど・・・アンタも興味ある?」

 BD3 「・・・コクリ」

 BD1 「んじゃ、決定ね。詳しい話はまた明日。じゃあね!」

 BD2 「あっ、姉さん、カレーライス食べればいいのに」

 BD3 「・・・ライスカレー、な」


  多分、喧嘩は止みそうにない。



  あれから数日後・・・2‐Bにて。

 アッザム 「いやー、大したものだ。わずか一週間でここまで集まるとは・・・」

 ゲルJ 「で、次は?」

 アッザム 「次は・・・そうだ、顧問が必要だな」

 BD2 「要するに、俺達の活動を許す大人がいりゃいいってわけだ」

 BD1 「と言っても、何かアテでもあるの?」

 アッザム 「いや、さすがにこれは難しい。何せ学生に鉄砲を撃たせよう、なんていう先生は・・・」

 BD3 「・・・・・・一人、いる」

 一同 「誰!?」

 BD3 「・・・・・・」

  タッタッタッタッタッ・・・

 ゲルJ 「え、走ってっちゃった・・・?」

 BD1 「とにかく、後を追い掛けましょう!」


 BD1 「ココ?・・・って校長室じゃない!」

 アッザム 「確かに、校長なら許してしまいそうな・・・」

 BD1 「感心しないでよ・・・」

 ゲルJ 「と、とにかく入りましょう!」

  ガラガラガラ!

 ビグザム 「おお、君が代表のアッザム君か?」

 アッザム 「あ、ハイ」

 ビグザム 「話は彼から聞かせてもらった!

        自主的に部を作ろうなんてなかなか立派な若者じゃないか!このビグザム、君の力になろう!」

 一同 「・・・ポカーン」

 BD3 「・・・(嬉しそうな表情)」

 ゲルJ 「ヒソヒソ・・・弟さん、思ったより大胆ですね・・・」

 BD1 「ヒソヒソ・・・私も知らなかったわ・・・」

 BD2 「ヒソヒソ・・・俺、アイツのあんな行動、初めて見た・・・」

 アッザム 「では、いきなりで申し訳ないのですが、まだ活動をするにあたって顧問が決まってません。

       そこで、校長に協力してもらいたいのですが・・・」

 ビグザム 「なるほど・・・出来るならワシがやってもいいのだが・・・

        よし、ここはワシに任せなさい!必ず、顧問を探してこよう!」

 一同 「ありがとうございます!」



  数日後。

 ゲルJ 「それにしても、あなた校長と何を話したの?」

 BD3 「・・・・・・・・・」スッ

 ゲルJ 「何?そのプレーヤー」

 BD3 「・・・カチッ『・・・ネェ〜、開国シテクダサイヨ〜』」

 ゲルJ 「こ、これは・・・ペリー?」

 BD3 「・・・コク(首を縦に振る音)」

 ゲルJ 「まさかコレを?」

 BD3 「・・・コクコク」

 ゲルJ 「校長、どうだった?」

 BD3 「笑ってた・・・」

 ゲルJ 「そりゃそうでしょうけど・・・これは私たちの部には関係ないでしょう?」

 BD3 「いや、それが・・・」


  校長室にて。

  『ネェ、イイジャナイ!ヘルモンジャナイシ・・・』

 ビグザム 「いや〜愉快愉快!思わず笑ってしまったわい!」

 BD3 「・・・・・・・・・」

 ビグザム 「して君は?いったい何の用か?」

 BD3 「・・・部を作りたいんです」

 ビグザム 「ほう。いったいどんな部だ?」

 BD3 「・・・ライフル射撃部を・・・」

 ビグザム 「ウム。別に問題はないが・・・」

 BD3 「・・・いや、自分達にまだ色々と・・・」


 BD3 「・・・そうこうしている内にみんなが来た」

 ゲルJ 「ボソ・・・いったい、ペリーになんの意味が・・・

      あっ、そろそろ教室だね」



  2‐B(仮部室)。そこには見知らぬ人一人。

 ゲルJ 「アナタどちら様?」

 ??? 「あ、ライフル射撃部の方?教室合ってます?」

 ゲルJ 「合ってますけど・・・ひょっとして・・・」

 ??? 「あっ、そうそう。今日からここの顧問になりますガウです。よろしく」

 ゲルJ 「あ、よろしくお願いします」


  数十分後。

 ガウ 「これで全員?」

 アッザム 「そうです」

 ガウ 「えっと・・・これはちょっと・・・」

 BD2 「なんか問題でも?」

 ガウ 「いや、この人数じゃ団体戦出れないよ?」

 一同 「?」

 ガウ 「団体戦は、男女別5人必要だから・・・」

 一同 「あっ!」

 ガウ 「それに校長が練習場所用意してくれたけど・・・ココから10キロ先だし」

 一同 「マジですか!?」

 ガウ 「マジ。車、あるけど人限られるけど・・・よし、男たち、頑張って!」

 BD2 「おい、まさか・・・」

 ガウ 「ランニング」

  一同、呆然。

 ガウ 「大丈夫、大丈夫。まだ若いから!」

 BD2 「初日からこれかよ・・・」

 BD3 「・・・着く頃には夜じゃないか?」

 アッザム 「そうは言っても、彼女達を走らせるわけにはいかないしな。よし、行こうか!」


  こうして、アッザムの夢、ライフル射撃部は出来上がったのであった。



2005/11/19 15:10:08  >>364氏
2005/11/20 11:42:46  >>372氏
2005/11/22 08:31:36  >>380氏
2005/11/26 17:09:48  >>424氏
2005/11/29 12:04:47  >>435氏
2005/12/01 18:31:28  >>445氏
2005/12/01 19:00:04  >>446氏

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