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● ゆけゆけUC学園温泉大作戦 序章 ●


  オレは橙ゲゼ。普段は暴悪な兄貴にこき使われている可哀相な弟だ。

  しかし今、キャトルさんと一緒に秋の温泉旅行に電車で向かっている所だ。

  ちなみに、この旅行には兄貴の姿は無い。何故かと言うと、

  以前に兄貴がその温泉旅行の貯金を使いこんだのがキャトルさんにバレ、

  キャトルさんによって兄貴は部室で留守番にされたのだ。良いザマである。

  兄貴が居ないと言うだけでなんだか晴れ晴れとした気分だが・・・。

  でも・・・普通なら兄貴なら無理やりでも付いて行こうとする筈だ。

  そんな兄貴をキャトルさんはどうやって留守番させたのだろう・・・・・・。


 橙ゲゼ 「あの、キャトルさん、兄貴をどうやって留守番にさせたんですか?」

 キャトル 「それは簡単ですわ。

      灰ゲゼさんを簀巻きにして部室に放りこんだ後、鍵を掛けただけですわ(ニッコリ)」

 橙ゲゼ 「・・・ソウデスカ・・・・・・(ひ、ひでえ)」


  ・・・・・・キャトルさんって以外と恐い・・・これからは逆らわないで置こう。

  それと、もう一つ気になる事がある。それは周りを見て改めて気が付いた事だが・・・。


 橙ゲゼ 「それと、キャトルさん・・・なんで、うちの学校の連中で列車の座席が埋め尽されている訳?」

 キャトル 「それも簡単ですわ。最初は数人をお誘いしただけなんですけど、

      気が付いたらこうなっただけですわ(ニッコリ)」

 橙ゲゼ 「・・・・・・ソウデスカ・・・・・・」


  どうしてこうなったかを考えると頭が痛くなりそうだ・・・・・・。


  俺が見た限り、

  運動系では剣道部、フェンシング部、薙刀部、柔道部、空手部、水泳部、新体操部、チアリーティング部。

  文化系では、声楽部、吹奏楽部、軽音部、新聞部、時代劇愛好部、等の面々が居るのを確認した。

  ・・・ひょっとすると他のクラブの部員も別の車両にもいるかもしれない。


  それで、もう一つ疑問が出てきた。俺はその事をキャトルさんに聞いてみた。


 橙ゲゼ 「あの、キャトルさん?もう一つ聞きたいのですが、他のみんなの旅費とかはどうしたんですか?」


  俺が思うに他の連中は自費で来たのかと思ったが・・・。


 キャトル 「皆さんの分も全部、私のポケットマネーで即金で支払いましたわ(ニッコリ)」

 橙ゲゼ 「  え ! ?  」

 キャトル 「交通費とか宿代で総額で数百万ぐらいかかりましたが、私にとっては『なんとも無いぜ』ですわ」

 橙ゲゼ 「・・・・・・・・・・・・・・・ソウデスカ・・・・・・・・・・・・」


  ・・・・・・・・・キャトルさんって実はブルジョワなんですね。

  と言うより、それだったら貯金する必要が無いのでは・・・いや、聞かないで置こう。

  もし、キャトルさんに聞いたら恐ろしい事を言い出しそうだ・・・。


  しょっぱなから不安になってきた・・・無事に終わるのだろうか?この旅行。


  俺はそんな不安を抱えつつ、列車の窓の流れゆく景色を眺めるのであった。



  その頃、自動車同好会部室では・・・。

 灰ゲゼ 「くそ!!これさえほどけば、温泉に行ける筈だ・・・だああ!!ほどけねえっっっっっ!!」

  無駄なあがきをする灰ゲゼの姿があった。



  そこに現れた一人の男・・・。


 旧ザク 「む!物音がするから覗いてみたら・・・これはいったい何事!?」


  うるさいから置いてこう、という理由によりアレックスとザクU改に置いていかれた旧ザクであった。

  もちろん本人には何も知らされてはいない。


 灰ゲゼ 「ああ!いいところに来てくれた!誰かは知らんが、この縄を解いてくれ!」

 旧ザク 「おお。今解いてやるからな。おりゃああああ!!!」


  気合と共に馬鹿力を出して縄を引きちぎる旧ザク。


 灰ゲゼ 「た、助かった・・・(ナニモノダコイツ)」

 旧ザク 「よかったら訳を聞かせてはくれぬか」

 灰ゲゼ 「う、実はうちの部で出かける予定だったんだが、なぜか俺様だけこのような仕打ちを・・・」

 旧ザク 「なんと!共に苦難を乗り越えていくべき同士になんということを!」

 灰ゲゼ 「うう、身内の恥をさらすようで心苦しいのだが・・・」


  灰ゲゼは置いていかれた理由を既に忘れていた。


 灰ゲゼ 「まあ俺様のことはいい。しかし俺様は心配なのだ。

       やつら、出かけるとは口実で実は駆け落ちなど考えてるのではないかと」

 旧ザク 「ナ、ナンダッテー!!そのような高校生にあるまじきことを!」

 灰ゲゼ 「確かめるためにも急いでやつらを追わなくてはならんのだ!すまないが礼は後日に・・・」

 旧ザク 「そのような風紀を乱す行い、この旧ザクの目が黒いうちは許さぬ!よし、俺も同道するぞ!」

 灰ゲゼ 「お、おぉ・・・なんという義侠心!よし、一緒に来てくれ!車を出す!」

  そこに、


 ヅダ 「頼もうー!」


  うるさいから置いてこう、という理由により

  ギャンヌとガルバルディβに置いていかれたヅダが果たし状を持って現れた。

  もちろん本人には(ry


 ヅダ 「過日の再戦を申し込みに・・・」

 旧ザク 「今はそれどころではない!訳は道々話すからお前も一緒に来い!」

 ヅダ 「うお!なんだー!?」

 灰ゲゼ 「よし!乗ってくれ!」


  灰ゲゼ手製の色んな意味でモンスターなマシンが咆哮を上げた。

  ボンクラ3人組の追跡が今始まる。



2005/11/29 01:21:00  >>433氏
(318の人◆.SD5e0P11k氏)
2005/11/29 06:46:12  >>434氏

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