●　ゆけゆけＵＣ学園温泉大作戦　野球部編　その１　●

　　僕は半分以上、釈然としないまま電車に揺られている。

　　隣にはプロトＺＺ先輩、向かいにはアクトザク先輩。

　　他の部員達もいる・・・。

　ｱｸﾄ　「どうした？Ｚ�U、浮かない顔して」

　　Ｚ�Uとは僕のことだ。

　Z�U　「そりゃそうですよ、いきなり『温泉旅行にいくぞ』って連れ出されたんですから」

　ｱｸﾄ　「細かい事を気にする奴だな」

　　土曜の朝練が温泉旅行に予定変更されて気にしない人はそうそう居ないと思うけど・・・。

　ﾌﾟﾛﾄZZ　「いや〜、アクト！温泉旅行なんて初めてだ。たまにはこう言う息抜きもいいもんだ」

　　居たよ、ここに・・・orz

　　回りを見ると野球部以外の生徒も沢山居る。

　Z�U　「この旅行ってアクト先輩が企画が企画したんですか？」

　　とりあえず、orzになってても仕方ないのでアクト先輩に疑問をぶつけてみる。

　ｱｸﾄ　「いや、実はクラスメイトにキャトル嬢と言うのがいてな」

　Z�U　「キャトルさんですか？」

　　確か清楚な感じの美人だったのを憶えている・・・ちょっと変わっているけど。

　ｱｸﾄ　「そうだ。彼女から誘いを受けてな、今回の旅費も彼女が全部出してくれたんだ」

　Z�U　「は？全部？・・・僕達だけですか？」

　ｱｸﾄ　「いや、ここにいる生徒全員分らしいぞ」

　ﾌﾟﾛﾄZZ　「太っ腹なお嬢さんだなぁ」

　Z�U　「いや・・・プロトＺＺ先輩・・・そう言うレベルじゃ無いですって・・・」

　　修学旅行を超える規模の旅行を自腹で払っちゃう人なんて、どんな人なんだろう？

　　なんか壷とかダイヤとか買わされるんじゃないのかな？

　　僕の小遣いで何年払いになるんだろう・・・ orz

　　そんな僕の不安を抱えつつ電車は目的地に向かって突き進んでゆく。

　　〜〜続くと思われ〜〜

2005/12/01　00:56:11　　>>441氏