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● ゆけゆけUC学園温泉大作戦 翔べ!夏問27号編 ●


 ヅダ 「おいおい、なんかまたパトカー増えたぞ?大丈夫か?」


  3人の激しい追跡は続いていた。


 灰ゲゼ 「まかせとけ!俺様とこの夏問27号は無敵のタッグだ!

       何人たりとも俺様の前は走らせないぜ!」

 ヅダ 「いや、そういうことじゃなく・・・」


  さすがというか、灰ゲゼのドライビングテクニックはすばらしいものであった。

  すでに3箇所の道路封鎖を突破し、

  幾台ものパトカーを振り切り疾駆するその姿はさながら流星のようである。


 旧ザク 「あ!あの電車じゃないか!?」


  助手席で地図と時刻表を見ていた旧ザクが声を上げた。


 灰ゲゼ 「おし!追いついたか!俺様からは逃げられないってこと、思い知らせてやるぜー!!」

 ヅダ 「おい!前!前!パトカーが道ふさいでるぞ!!」

 旧ザク 「うおおおおお!アブネエ!!!」

 灰ゲゼ 「心配するな!つかまってろ!」


  旧ザクとヅダは自分の目を疑った。

  なんだ?いったいなにが起こったんだ?


 旧ザク&ヅダ 「ああっ、じ、自動車が、と、飛んだ!」

 灰ゲゼ 「なめるなよ。夏問27号にだってジャンプ力とロケットノズルがあるんだ!」

 旧ザク 「じ、自動車がジャンプしている。いや、飛んでいるんだ。自動車部め、なんて車を作ったんだ」

 ヅダ 「この自動車凄いよ!さすがゲゼ兄弟のお兄さんだ!」

 灰ゲゼ 「なんとなく時代考証を間違ってるセリフな気もするが、

       その褒め言葉、ありがたく受け取っとくぞ!」

 旧ザク 「よおし!その調子でプッシュだ!」


  異次元の速さを見せつける夏問27号の追跡は次のステージへと続いていく。



2005/12/03 16:02:28  >>453氏

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