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● ライフル射撃部の作り方 番外編 ●


  UC学園で出会った親友、

  ZザクとBD1がそれぞれナギナタ部、ライフル射撃部に行ってしまったジムヘッド。

  放課後が一人ぼっちになった彼女のこれからはどうなるのか!?


  ジム頭の家。

 ジム頭 「・・・虚しい。ってか、何もないのよねえ、この家」

  まるで他人事のようにつぶやく。

 ジム頭 「ま、それもこれもこれまではアイツらとずーっと一緒だったからなんだけど・・・

       やっぱ一人は切ないわ」

  そして、沈黙。

 ジム頭 「・・・イヤイヤ、ここでボケーッとしてるから駄目なんじゃん!

       アイツらはアイツらでやりたいものを見つけたんだし、私も・・・!」

  この時、彼女の頭にはZザクを見殺したことは忘れている。

 ジム頭 「っとは言っても、なかなかすぐにはみつかんないよねぇ」

  適当に、そこら辺のチラシをめくる。

 ジム頭 「旅行ねえ。今度の休みにでも・・・ああ、お金があったらなあ。

       あ、あそこのスーパー特売かあ。買い溜めするようなものあったかな?

       あ、通販の本が来てる・・・いいなあ、コレ。

       でも本当に痩せるの?この芸能人もどうせ名前だけでしょ?

       ・・・ってこれじゃオバサンみたいじゃんか」

  はぁ、と溜め息を漏らす。



  部屋に再び静寂。一人残った彼女は、まるで石像のように動かない。そして・・・、

 ジム頭 「よし、海へ行こう!」

  ちなみに今は11月である。土曜日・・・当たり前のように海には誰もなく、潮風が身に染みる。

 ジム頭 「さむーい!こりゃ駄目だ、山行こう、山!」

  そんで数時間後。

 ジム頭 「よっしゃー、行くぞーっ!」

  ちなみに、標高2,000mちょい。UC学園からウン十キロ先の山である。

  最初は余裕でも、やっぱりキツクなるものである。

 ジム頭 「ハァハァ・・・あとちょっと、あとちょっと」

  山頂。

 ジム頭 「ヤッホー!・・・いやー、やっぱ山はいいわ、疲れるけど。

       結構、賑わっているんだなあ。あんま人なんていないと思ってた。

       ・・・あれ?あのマーク、どっかで見たような・・・

       あ、ウチの校章かあ、なんだなんだ・・・って、何かイヤな予感が・・・」

 陸ガン 「おーい、部長。さっさと帰りましょう。もう夜っすよー」

 Ez-8 「オウ!・・・おや?」

 陸ジム 「どうかしました?」

 Ez-8 「いや、どっかで見たことがある人がいたんだ。誰だっけな・・・」

  登山部の200m先。

 ジム頭 「待てよ、こんな所に来るってことは・・・」

  そういって手帳をめくる。そこには何故か断った部リストがw

 ジム頭 「ココじゃない、ココでもない・・・」

 Ez-8 「えーと、誰だっけなあ。確か春の勧誘の時に・・・」

 ジム頭 「登山部?ひょっとしてこれは・・・」



  回想。春の部員勧誘にて。

 Ez-8 「そこの人ー!登山部に入らないかーい!」

 ジム頭 「登山部?めんどくさそうだなあ」

 BD1 「んじゃ、パスってことでいい?」

 Zザク 「二人とも、ちょっと・・・」

 ジム頭&BD1 「ん?」

 Ez-8 「おーい!」

 3人 「キター!」

 Ez-8 「待ってくれー!」

 ジム頭 「道が二手になってる!」

 Zザク 「分かれるよ!」

  ・・・

 ジム頭 「私一人かー!」

 Ez-8 「そこの君ー!」

 ジム頭 「私狙いかー!」


 Ez-8 「ハァ・・・ハァ・・・」

 ジム頭 「ごめんなさい!」

 Ez-8 「まだ・・・何もやっていないが・・・」

 ジム頭 「そ、その、追い掛けてもらって何ですが、

       わ、私は登山とかにあまり興味無いし、そ、その!?」

 Ez-8 「大丈夫だ!最初は興味がなくても、きっと好きになるさ!」

 ジム頭 「そ、そうじゃなくて!私には体力もないし、足も遅いから皆さんの迷惑になるだけですし・・・」

 Ez-8 「心配無用!現に君の足の速さはそこまでヒドいものじゃない」

 ジム頭 「い、いや、だからそうじゃなくて!私は部活に興味が無くて・・・その・・・」

 Ez-8 「なら、君の来たいときに来てくれれば・・・!」

 ジム頭 「だ・か・ら!私は入りたくないんです!」

  パッチーン!

 ジム頭 「あ、手が・・・そ、その、スイマセン!スイマセーン!」

 Ez-8 「あっ、待ってくれ」


  回想、終わり。


 ジム頭&Ez-8 「あっー!」

 ジム頭 「あのときはたかれた!」

 Ez-8 「あのときはたいた!」

 陸ガン 「あれ?お二人知り合い?」

 陸ジム 「知らんかったわ。いつ頃あったん?」

 ジム頭 「いや、その・・・」

 Ez-8 「まさか!我が登山部に入りに、わざわざこの・・・」

 ホバートラック 「ボソッ・・・そりゃないでしょ・・・」

 ジム頭 「ち、違うんです!私は別にそんなものの為に!」

 Ez-8 「(聞いてない)そうかそうか、ありがとう!」

 ジム頭 「うー・・・聞いてないよー・・・」

 アプサラス 「ねえ、アナタ」

 ジム頭 「ハイ?」

 アプサラス 「今ね、ウチの部に女子っていないのよ」

 ジム頭 「はぁ・・・」

 アプサラス 「私は山登りも好きだからこうして来てるけど、

        マネージャーなら別に登らなくてもいいから考えて欲しいなあ。

        そうしたほうが男の子達も喜ぶわ」

 ジム頭 「そっか・・・マネージャーってのがあったっけ」

 アプサラス 「それに、何か困ったことがあったら・・・私が話を聞きましょう」

 ジム頭 「・・・・・・」

 アプサラス 「ねぇ、ダメかな?」

 ジム頭 「考えさせてください」


  月曜日、彼女は入部届けを手に登山部へと行くのだった・・・マネージャーとして。

 ジム頭 「アプサラス先輩・・・いい人だなあ。いつか、私もああいう人に・・・」


  おしまい。



2005/12/05 21:10:16  >>477氏
2005/12/05 21:32:29  >>478氏
2005/12/05 21:44:40  >>479氏
2005/12/11 12:49:17  >>510氏

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