ﾌﾟﾛﾄZZ 「しかし、電車の中って言うのは退屈だな」
素振り（もちろんバットは持っていないが）をしながら手持ち無沙汰にプロトＺＺ先輩が呟く。
って言うか、危ないので止めてほしい・・・。
ｱｸﾄ 「ご安心を先輩。手抜かりはありませんよ」
アクト先輩は外泊にしても大きすぎる荷物からゴソゴソと何かを取り出し始めた。
ｱｸﾄ 「定番のトランプ、ＵＮＯ、ＴＩＮＮＥＮＤＯ ＤＳ（人数分）、ＴＳＰ（これも人数分）、
珍生ゲームにノモポリー、ＤＶＤプレイヤーとｉＰＯＤシャッフル同盟もあるぞ」
ﾌﾟﾛﾄZZ 「まて！ゲームと言えばベースボール板だろう！」
この先輩いつの生まれなんだ・・・ある訳ないでしょうそんな骨董品orz
ｱｸﾄ 「もちろん用意してありますよ」
あるんですか、そうですか（汗
キャトルさんもブルジョアだけど、この人もブルジョアだったのを忘れていた。
先輩達がベースボール板を始めてしまい、やることの無い僕は車内をうろつく事にした。
あれ？あそこにはソフトボール部が。
そういえば、プロトＺＺ先輩の妹さんがソフト部に入ったって言ってたな。
どんな人なんだろう？
ちょっと声かけてみよう。
ZⅡ 「こんにちは」
ｶﾞﾝｷｬﾉﾝ 「ん？あんた誰？」
ZⅡ 「野球部のＺⅡって言います」
ｶﾞﾝﾀﾝｸ 「あら、プロトＺＺ君のところの」
ZⅡ 「はい、先輩の妹さんがソフト部に入部したと聞きまして」
ｶﾞﾝｷｬﾉﾝ 「ああ、ＺＺならアタシの隣にいるよ」
ZZ 「こ、こんにちは始めまして」
ZⅡ 「あ、いや・・・どうも、いつもお兄さんにはお世話になってます」
おでこ広・・・じゃなくて背が大きいなぁ。
立ったら僕と同じくらいあるんじゃあ・・・。
でも結構可愛いかも・・・。
ｶﾞﾝｷｬﾉﾝ 「あれぇ？二人とも見つめあっちゃって」
ｶﾞﾝﾀﾝｸ 「恋でも芽生えてしまったんでしょうか？うふふ」
ZZ 「え・・・ち、違いますよぉ（確かにチョット格好良いかな？って思ったけど・・・）」
ZⅡ 「か、からかわないで下さい」
ｶﾞﾝｷｬﾉﾝ 「あはは、冗談だよ、二人とも顔真っ赤にして可愛い」
ZⅡ 「そんな事無いですよっ！」
確かに純情そうなＺＺさんの顔は真っ赤だけど、僕はそんな事は無い。
そりゃ、ちょっと顔が熱くなってるけど・・・赤くなる程じゃ無い・・・と、思う・・・。
ちょっと焦って声も大きくなっちゃったけど・・・。
ｶﾞﾝﾀﾝｸ 「まあまあ、折角ですから野球部の話を聞かせてくれませんか？」
ｶﾞﾝｷｬﾉﾝ 「逃げようたって、そうはいかないからね」
いや・・・逃げるつもりは無いけど、って言うかソフト部の人達に退路を絶たれてる・・・orz
こうして僕は電車が目的地に到着するまで
好奇の目と質問と誤解（？）に晒される事になってしまった。
ｱｸﾄ 「そう言えばＺⅡ君の姿が見えないですね」
ﾌﾟﾛﾄZZ 「いつもの事だ、どこかの女子にからかわれているんだろう・・・
って、３球連続で消える魔球は卑怯だぞ！」
ｱｸﾄ 「勝負は非情ですよ先輩」
～～まだ続くと思われ～～
2005/12/10 05:16:28 >>502氏
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