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● ゆけゆけUC学園温泉大作戦 外伝 白キャノンの温泉旅行編 ●


 白キャノン 「ふぅ・・・」

  ようやく落ち着ける。

  旅館に着くや否や山賊まがいが現れた時にはどうなるかと思った。

  ――もっともその山賊の正体が、旧ザク他、同じ学校の生徒だったのだが、

  人騒がせな奴らだ。普段の垢を落としに来たのにコレでは逆に疲れてしまう。

  ・・・とは言えタダで温泉旅行が出来るのだから文句を言っていたらバチが当たるか。

  まだ時間はある、本でも読んでいるか・・・。


 ??? 「おーい、兄貴ぃ〜!いるかぁ〜?」


  この声は弟の白スナか。


  ・・・こういうときに一番会いたくないやつが現れやがった。


 白スナ 「兄貴、こんなところにいたのかよぉ」

 白キャノン 「お前の部屋はココじゃないだろう」

 白スナ 「いやさ、またν先輩とサザビー部長がケンカしちまって、

      原因は『景色のよさ』でさ、オレはひとりのこのこ逃げてきた次第」

 白キャノン 「・・・だからってここに来なくてもいいだろうが」

 白スナ 「なぁなぁ」

  こいつは・・・もう少し落ち着けないのか?

  「俺のところに来るな」という言葉は通じたのか?

  そう思いつつも俺は聞いてみた・・・どうせくだらない質問だろうが。

 白スナ 「頭につけてるそれ、風呂に入るときにはちゃんとはずすよな?」

 白キャノン 「!?」

        ・・・会員になった以上、あなたは死ぬまでこの輪っかをはずしてはなりません。

          ・・・さもなければあなたが死後の世界で永遠の苦しみを味わうことになるでしょう。


  ふと、これをつけるきっかけとなった懺悔室のときの出来事を思い出した。

  これを外すわけにはいかないからな。

  弟がしつこく聞いてくる、いい加減消えてくれ、頼むから。



 白キャノン 「・・・どうでもいいだろう、そんなこと」

 白スナ 「どうせ、家族の中で一番浮いてると思って、付けてるんだろうが・・・

      風呂のときくらい外すよな?」

 白キャノン 「いい加減に・・・いい加減にしろ!お前は自分の部屋に戻っていろ!」

  久しぶりに怒った。

  弟はふてくされた顔で部屋を後にした。


 白キャノン 「ようやく帰ってくれたか・・・」

  しかし、その淡い期待もむなしく、

 ライノサラスB 「ごっつぁんです」

  見慣れない男が入ってきた。ずいぶんとガタイのいい巨漢だ。

  とは言え悪そうな人間には見えないが、

  ・・・だれだお前は?

  と、巨漢の影からさっき部屋から去っていった弟が現れた。

 白スナ 「まったくよぉ、おもしれーヤツをみつけたから紹介しようと思ったのにさ・・・怒るこたぁねーよ」

  頼むから消えてね。


 白スナ 「まぁいいや紹介するよ、オレの兄さんで白キャノンだ、随分と堅物だろ。お前も自己紹介しろよ」

 ライノサラスB 「ライノサラスB型ッス、兄の白ジムさんには迷惑かけてます」


  ライノサラスB型・・・。

  兄さんが愚痴をこぼす度に名前を聞かされたな、

  「仕事は生き甲斐だが、正直何度もやられては」と。


 白スナ 「まぁよ、事務員じゃないオレにはカンケーねーけどよ。そんな気を落とすなって」

  オアシスにも『合宿』としか言ってないので兄さん共々家にいるはずだ。

  正直そんな他人事みたい言っていたことを聞かれたら何されるか分かったものではないからな。


 白キャノン 「ところでお前達はまさかのぞきとかよからぬことを考えてはいないだろうな?」

 ライノサラスB 「そんな事は考えてないッス」

 白スナ 「そういうことだ兄さん、オレ達はそんな事考えちゃいねーぜ

      ・・・ただ、『温泉による女性の肌の影響について』を報道したいだけってことだい」


  それが覗きだって言うんだー!!

  考え直せ弟よ、頼むから兄の顔に泥を塗るようなことはやめてくれ。



  そういうことで他の人間も巻き込むなって。


 白スナ 「まぁ、手の内を明かすとするとザクUF達がしくじると想定して、

      オレ達は少し遅れて奴らとは別方向の壁をライノの突っ張りで破壊して

      有耶無耶になってるところをオレが一人潜入、カメラを設置と」

 白キャノン 「俺はそういうことは許さんからな、やったところで家族会議モノにしてやる。

       ライノくんの家族にも連絡するぞ」

 ライノサラスB 「うっ・・・」

 白スナ 「オレはかまわんけどよ兄貴、ライノは勘弁してくれよ」

 白キャノン 「ダメだ、手伝ったところで同罪。罪は償ってもらう」

 白スナ 「でも、兄貴が告げ口したところでその頭のわっか・・・」


  しまった・・・俺の頭のわっかのことについてまだ解決していなかった。

  このまま告げ口したところで俺の頭のことについての会議が・・・。


 白キャノン 「わかった・・・このことは黙ってやろう」

  どうせ失敗するんだ、そうなれば勝手にバレてくれて勝手に会議モノだ。

  どうせこのやりとりも兄さん達には知られてないんだろうし・・・とぼけてやれば、


  所詮は無所属の妹と、事務員の兄か・・・。



  別の部屋。


 ??? 「取材か・・・モノはいいようってヤツか」

 ??? 「バッグに発信機を付けておいて正解だったわ」


  この話を影で聞いているものがふたり。

  オアシスと白ジムだ。


 オアシス 「兄さん達を説得してきます」

 白ジム 「まて、現行犯で捕まえなければ意味がない」


  こうして彼らも『長い夜』に参加するのであった。



2005/12/25 23:57:16  >>547氏
2005/12/25 23:58:37  >>548氏
2005/12/26 00:06:02  >>549氏
(いつぞやの桜会総帥輪多望◆pYWATA3H5E氏

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