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● ゆけゆけUC学園温泉大作戦 ツィマッド大連合作戦編 ●


 ガルバα 「面倒なヤツがきましたわね」

 ギャン 「だから、もうやめようよー」


  えっと、私たちはキャトルさんに招待されて温泉旅行に来たのよね。

  部員獲得のために来たんじゃないよね?


 ガルバα 「まったく貴女は状況が全然分かってませんのね」

 ギャン 「だってー・・・」


  温泉旅行に来たのに、中学生を色仕掛けで部に勧誘なんてしたくない・・・。


 ガルバα 「あのかわいらしい2人(βとギャンヌ)を柔道なんて野蛮なスポーツに縛りつけておくなんて

        そんなこと、許して置けまして?

        あの2人を我がフェンシング部に迎えるのは天命と思いなさい」

 ギャン 「それはわかったけど、後でもいいじゃない。それにやっぱりヅダ君がかわいそうだよー。

      今日も一生懸命ギャンヌちゃん追っかけてきたのに」

 ガルバα 「やけにヅダ君にこだわりますわね。もしかしたら彼に気でもあるのかしら?」

 ギャン 「ううん。全然」


  いくらなんでもヅダ君はないでしょ。

  あんまり脈絡なさ過ぎて腹も立たないよ、ガルバ・・・。


 ガルバα 「そう?怪しいわね」

 ギャン 「だって、ねえ…口悪いし、                  シスコンだし」

 ガルバα 「あ!そうか!!!ひらめきましたわ!!」

 ギャン 「な、なに?」


  こういう時のガルバのひらめきってろくなもんじゃないのよね・・・。


 ガルバα 「将を射んと欲すれば、まず馬から射よ。いっそのことヅダ君を我が部に入れてしまえば!」

 ギャン 「えー!!!??」

 ガルバα 「自動的にギャンヌちゃんとβ君は我が部のものよ・・・フフフ・・・」


  ムリよ・・・それはムリよ、ガルバ。あの柔道バカを勧誘するなんて。

  妹が入ってくるまで、一人で黙々と打ち込みや筋トレ続けてた男よ?

  ていうか、あんな熊かついで登場するような人とずっと一緒にいるのイヤ。わたし。


 ギャン 「そ、それはさすがにちょっと・・・」

 ガルバα 「フン、安心なさい。あたくしの美貌をもってすれば、あんな田舎ダイコン瞬殺ですわ」

 ギャン 「そういうことじゃなくってー!」

 ガルバα 「それにあたくし、なんとなくあの兄弟が他人に思えませんのよ」

 ギャン 「あ、それ私も」


  これは本当。なぜだか親近感を持ってしまう。全然接点ないんだけれど。

  もしかしたら前世の縁とかそういうのがあるのかも?ってくらい。


 ガルバα 「あら、貴女も?じゃあ文句はないでしょ?」

 ギャン 「それとこれとは話が・・・」

 ガルバα 「あーうるさいわね。もう決めましたのよ。

        ほら、混浴の露天風呂ありますから、そこにヅダ君誘いますわよ」

 ギャン 「えー!」

 ガルバα 「水着持ってきました?もしなかったらタオル巻いてらっしゃい」

 ギャン 「ちょっとー!」←水着なんか当然持って来てない


  さすがにムリ!中学生相手でもイヤなのに、仮にも高校生と混浴はムリだって!

  でも心決めちゃったガルバは人の言うことに聞く耳なんてもたないのよね・・・。

  もーどうしよう・・・。


  私がテンパってると、タイミング良くというか悪くというか、向こうからヅダ君がやってきた。


 ガルバα 「グッドタイミング!飛んで火にいる夏の虫ですわ」

 ギャン 「ホントにやるのー??」

 ガルバα 「当たり前ですわ!誘うわよ!」


  ヅダ君はもう浴衣を着ていた。


 ヅダ 「やあ、ガルバさん。電車の中ではギャンヌとβがお世話になったようでありがとう」

 ガルバα 「あら、気になさらないで。あたくし達もたのしかったですわ」

 ヅダ 「いやあ、そう言ってもらえると。ケバい見た目と違って、優しいんだね。ガルバさん」

 ガルバα 「 お お き な お 世 話 で す わ (ピキピキ)」

 ギャン 「ヅダ君・・・そういう時は綺麗なのは外見だけじゃないんだね、

      とか言うのよ・・・(それもどうかと思うけど)」

 ヅダ 「は!?俺、また失言しましたか!?すいません!!!」

 ギャン 「まあ、いつものことだけど」

 ヅダ 「え、ええと、こんな感じかな?ギャンさんも凄く聞き上手だって妹が喜んでました。

     地味なのは外見だけじゃないんだね」

 ギャン 「もう・・・・・・・・・・・・・・・」


  やっぱ私、この人ムリ。


 ガルバα 「ま、まあいいですわ。

        あのね、あたくしたち、貴方をお風呂に誘いに上がろうかと思ってましたの・・・」


  その時ヅダ君のあとに続いて目的の二人が現れた。


 ギャンヌ 「久しぶりにβの背中流してあげたねー。βったらいつのまにか随分背筋ついたね」

 ガルバβ 「も、もういいよー。恥ずかしいからやめてよ、姉さん」

 ギャンヌ 「恥ずかしがることないじゃない。それに姉さんの背中くらい流してくれたっていいと思うけどなー」

 ガルバβ 「あ、ガルバさん、電車の中ではどうも。ほら、姉さん、ガルバさん達に聞かれるよ・・・」

 ギャンヌ 「あ、電車の中ではお世話になりました。いい湯ですよー」


 ガルバα 「へ?」

 ギャン 「いい湯だった?」


 ヅダ 「ははは。我々は一足先にお湯をいただいて来ましたよ。

     さすがにいい温泉だ。みなさんもゆっくりされるといい」


  心底ほっとした・・・ほんと・・・でもガルバは・・・、


 ガルバα 「 は や く 言 い な さ い よ !この田舎ダイコンー!!!!!」


  こうしてガルバの陰謀は発動する間もなく潰えたわけだけど、

  まだ諦めてないんだろうなぁ・・・しつこいからなぁ・・・ガルバ。

  とにかく私にわかったのは、この兄弟、ちょっと普通じゃない。

  ヅダ ―シスコン→ ギャンヌ ―ブラコン→ ガルバβ って感じかしら。

  あぁ、とりあえずはゆっくりお風呂入ろう。混浴じゃない方で。



2005/12/29 22:43:32  >>563氏
2005/12/29 23:16:44  >>564氏

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