深夜の学校。
ｼﾞﾑｶｽ 「その噂は本当なんだな？」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「ええ、学校のここら辺で踊り狂う人影を見たという話が」
ｼﾞﾑｶｽ 「初めて聞く話だ。噂の元は誰だ？」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「新聞部です」
ｼﾞﾑｶｽ 「不安だな・・・ん？」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「この音は・・・会長！」
ｼﾞﾑｶｽ 「あっちだ！」
少子化のあおりで今はあまり使われていない教室・・・そこに『彼』はいた。
どこからか聞こえてくるシンセサイザーに似た機械音と一体になって踊る、踊る、踊る。
狂ったように情熱的に。
ｼﾞﾑｶｽ 「これが噂の・・・」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「ええ・・・」
ｼﾞﾑｶｽ 「美しい・・・」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「はい、でも」
ｼﾞﾑｶｽ 「でも？」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「禍々しい物を感じます・・・」
ｼﾞﾑｶｽ 「禍々しい？」
??? 「黒い死神の死の踊り・・・見惚れんじゃねえぞ」
ｼﾞﾑｶｽ&ｼﾞﾑｷｬⅡ 「え？」
??? 「いや、もう遅いかもな」
ｼﾞﾑｶｽ 「！急に・・・何だ・・・？」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「頭が・・・痛い」
??? 「この音は現世の奴には少しばかし刺激的過ぎるんだよ」
ｼﾞﾑｶｽ 「ぐ・・・意識が・・・」
??? 「ま、仲間に会ったら伝えといてくれよ。『踊る黒い死神を見たら逃げろ』って、な」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「踊る・・・黒い死神・・・？」
校庭。
ｼﾞﾑｶｽ 「ん・・・僕たちは何を・・・」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「わかりません・・・でも、これだけは憶えてます」
ｼﾞﾑｶｽ 「何をだ・・・？」
ｼﾞﾑｷｬⅡ 「それは・・・」
黒ｼﾞﾑｷｬ 「『踊る黒い死神を見たら逃げろ』。よく憶えときな」
2006/03/29 21:58:39 >>209氏
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