ザク家居間。
ザクUF 「バーザムの奴、今日もグフBと一緒に・・・しかも手作り弁当・・・ウラヤマシス」
RD-4 「F兄さんもドライセン先輩に作ってもらえばいいんじゃないですか?」
ザクUF 「なんでドライセンなんだよ。あいつがそんなことする性質かよ」
RD-4 (こないだ一緒にお弁当の練習したこと、言ったほうがいいのかな・・・)
ガイアザク 「ん?RD‐4、何見てんだ?」
RD-4 「え?あ、あのそのこれは」
ザクUF 「今、RD‐4がお熱なヒーローの写真だとさ」
RD-4 「え、F兄さん!!」
ガイアザク 「え、RD‐4って特撮モノとか興味あったっけ?」
ザクUF 「違う違う。ほら、近頃噂になってるだろ、コマカスとかいう変なの」
ガイアザク 「ああ、新たな学校の七不思議にノミネートされそうなアレ」
ザクUF2 (う、うちの学校の七不思議って・・・)
RD-4 「こ、コマカス様は変なのじゃないもん!!」
ザクUF 「そうか?俺も噂程度にしか・・・(RD‐4がこんなに必死に・・・)」
RD-4 「この間はザク兄さんとバーザム先輩の仇も取ってくれたんだよ!!」
ザクUF 「え、仇?」
RD-4 「こないだF兄さん達が水泳部の皆さんに騙されてカラオケに」
ザクUF 「なんで知ってんのおおぉぉぉぉ!?!?!?」
ガイアザク 「おい、それなんの話?」
ザクUF 「あ、兄貴にゃ関係ねぇ!!」
RD-4 「はぁ、コマンダーカスタム様・・・」
ザクUF2 「そういやこの前、金欠って言って僕から金借りたの、関係あんの?」
ザクUF 「いやあれはその」
ガイアザク 「大人しく吐け!!」
ザクUF 「だから、兄貴にゃ関係ねえぇ!!」
RD-4 「サイン位貰えないかなぁ・・・・」
高機動ザク (RD‐4はサインを御所望・・・っと)
高機動&F2の部屋。
高機動「いきなり出くわした時、サイン下さいって言われてもすぐに書けるように練習したほうがいいな」
そういって机について一時間。
高機動ザク 「だ、駄目だ、格好良いのが思いつかない・・・」
彼の周りにゃクシャクシャの紙くずが幾つも転がっている。
高機動ザク 「そうだ!筆で書いてみよう!」
・・・
高機動ザク 「なんかオッサン臭い・・・」
クシャクシャぽーん
高機動ザク 「あんなん書く高校生いねーよ・・・」
旧ザク&ヅダ 「「へっくしゅーいぃ!!」」
高機動ザク 「もっと芸術面に拘ってみるか・・・」
・・・・・・
・・・
・
高機動ザク 「なんか貴族っぽくて自分で言うのもなんだがウザい」
クシャクシャぽーん
高機動ザク 「あんなん書くの余程の自惚れだな・・・」
Ξ 「クシュン、ん?誰かが僕の噂をしているかな?」
高機動ザク 「ああ、せめて自分の得意分野でもあればそれに精を入れるんだが・・・」
クシャ
高機動ザク 「多種多芸な自分が今は憎い!!」
更に一時間。
高機動ザク 「ま、これでいっか」
とりあえず気に入ったデザインが決まったので色紙に写した。
高機動ザク 「これでいつサインを求められてもOKだな」
・・・・・・
高機動ザク 「自分で書いたサインを自分で見んのってアホらしいことこの上無いな・・・」
どうしよコレ。
F2にくれてやった。
嫌がることなく受け取ったなアイツ・・・?
次の日。居間が騒がしいな・・・?
RD-4 「え、F2君!それどうしたの!?」
ザクUF2 「あーいや、その貰った」
RD-4 「コマカス様に!?」
ザクUF2 「い、いや」
昨日はあの後デバガメ写真集編集してたからまだ眠い・・・。
ザクUF2 「こ、高機動から・・・」
ドタドタドタドタ!
なんか近づいてくる音が・・・。
バタン!!
ドアの方を見てみるとそこにはRD‐4が・・・ってRD‐4!?
RD-4 「あ、まだ寝てたの?」
高機動ザク 「いや、もう起きるけど・・・」
RD-4 「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど・・・」
なんだろ?RD‐4が僕に聞きたいことって?
RD-4 「あのサインどうしたの!!」
高機動ザク 「サイン?」
はてなんのことやら?←さっきの二人の会話は寝惚けてて聞いてない。
RD-4 「F2君が持ってたあのサイン!」
高機動ザク 「え」
まさかF2がサインを見せびらかすような奴だったとは・・・。
RD-4 「あれって本物?」
高機動ザク 「うん」
そりゃ僕本人が書いたからね。
RD-4 「どうやって貰ったの!?」
高機動ザク 「どうやってって・・・」
・・・・・・どうやってって言えば良いんだ!?
そうだ!!
高機動ザク 「じ、実は僕は彼の助手でね」
RD-4 「そうなの!!」
そ、そんなに詰め寄られると・・・。
高機動ザク 「僕は彼の影ながら手伝いをしていてね」
RD-4 「うんうん」
そんな期待に満ちた輝いた眼で僕を見ないで!!
高機動ザク 「でこの間お礼って訳じゃないけど貰ったんだよ」
RD-4 「私も手伝わせて!!」
ハイ?
RD-4 「私もコマカス様の力になりたいの!」
高機動ザク 「だ、ダメダメダメダメ!!情報収集ってのは大変だし、
それにコマカスにそう会えるって訳でも無いんだし」
RD-4 「それでも力になりたいの!」
うわー駄目だこりゃー。
高機動ザク 「こ、今度会ったとき聞いてみるよ・・・」
RD-4 「今度って何時?」
・・・・・・
高機動ザク 「お、お呼びが掛かるから・・・」
RD-4 「へぇ」
コレで引いてくれるといいが・・・。
RD-4 「あ、あともう一つ」
高機動ザク 「ナニ?」
RD-4 「私もサイン欲しい・・・」
高機動ザク 「今度話しとくよ」
RD-4 「手渡しでくれるかなぁ?」
高機動ザク 「まぁいいんじゃない?」
RD-4 「ホント!」
いきなり僕の手を握ってくる。
RD-4 「お願いね♪高機動くん♪」
そういって満面の笑みで部屋を出て行った・・・。
あの笑みは僕に向けられたものじゃなくてコマカスに対してなんだよなぁ・・・。
(涙)
もう一眠りしよ。
布団を深々と被りなおす。
RD-4 「高機動くーん、朝ごはんできてるよー?」
喰ってから寝るか。
2006/04/07 19:22:45 >>230氏
2006/04/07 19:38:08 >>231氏
2006/04/07 20:05:22 >>232氏
2006/04/07 20:08:02 >>233氏
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