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● 空を飛ぼう ●


  昼休み屋上にて談話中のお二人。


 ザクUF 「家はRD‐4が一番早く起き、高機動が一番ネボスケだ」

 バーザム 「誰に言ってんだよ、それ」

 ザクUF 「そんな二人が顔を見合す事は少ない」

 バーザム 「無視ですか」


 ザクUF 「でも、俺より後に家を出てるはずの高機動が遅刻をしたことは一度も無いんだよ」

 バーザム 「そりゃおかしいですな」

 ザクUF 「でしょ?で、おかしいと思って今朝後を着けたんですが、

        見失っちゃって俺が遅刻する羽目になりましたよ」

 バーザム 「そんで今朝遅れてきたのか」


 バーザム 「それって何時ぐらいからだ?」

 ザクUF 「バレンタインよりちょっと後ぐらいですな」

 バーザム 「別に・・・変わったことは無いよな?」

 ザクUF 「ああ、転校生が来たぐらいだな」

 バーザム 「関係ないだろ、日常茶飯事だし」

 ザクUF 「だろうな」


 バーザム 「なぁ」

 ザクUF 「ん?」

 バーザム 「ここってこんなに汚れてたっけ?」

  見るとなにやら焦げ跡がついた屋上。

 ザクUF 「・・・いつからだ」

 バーザム 「バレンタイン終わった後位」

 バーザム&ザクUF 「「・・・・・・・・・・・・」」



  部活終了後バの字と共にザク家に帰宅。


 ザクUF 「ただいまー」

 バーザム 「お邪魔しまーす」

  エプロン姿のRD‐4が出迎える。

 RD-4 「おかえりなさいザク兄さん、あれ?バーザム先輩?」

 バーザム 「いやちょっと高機動に用が」

 RD-4 「高機動くんに?」

  RD‐4を横目に高機動の部屋に向かう二人。


  高機動&F2の部屋。


 高機動ザク 「・・・でこれがザク兄ちゃんの」

 ドライセン 「ほぅほぅ」

 ザクUF 「何をしとるかぁーっ!!!」

  写真を部屋中に散らせドライセンにお披露目しているところをドアを蹴破り入って来るザク。

  そしてものの一瞬の間に写真をしまう高機動。

 高機動ザク 「別に?」←すっとぼける

 ドライセン 「きゅきゅきゅ急に入ってくるな!ビックリするだろうが!!」

  しかしそういってる彼女の拳は深々とザクの鳩尾に入っていた。

  そのまま崩れ落ちるザク

 高機動ザク&バーザム 「「あ〜あ」」

 ドライセン 「お、おい!しっかりしろ!」


 バーザム 「でさぁ、お前どうやって登校してんの?」

 ザクUF 「いいからお兄さん達に教えなさい」

  なんとか気絶から復活した後、高機動を問い詰める二人。

 高機動ザク 「自慢の脚力を生かしております」

 バーザム&ザクUF 「「えぇ〜〜〜〜??」」←ものごっつ不満気

 ドライセン 「なぁ高機動君、その脚力学校の治安のために使わないか」

 高機動ザク 「遠慮しときます」

 ドライセン 「何故?」

 高機動ザク 「だってパニックが多い方が面白いし、ぼくにとっちゃ楽しいからね

          (生徒一人一人の自由意見を尊重したいのです)」

 ザクUF 「本音と建前、逆になってるぞ」

 バーザム 「どうしたんだ、高機動らしくもない?」

 RD-4 「あの〜ご飯できましたよ?」←原因



  食卓。

 バーザム 「家に彼女が入り浸りになって飯まで作ってくれるとはかなりポイント高いが、

        この不味さは大きくマイナスだな」

 ザクUF 「晩飯までご馳走になっておきながら何いっとんじゃい」


 バーザム 「で、朝だが」

 ザクUF 「結局泊まりやがった・・・」

 バーザム 「高機動はまだ寝てるな」

 ザクUF 「ギリギリまで見張るか」

 バーザム 「いや、外で張り込むんだ」

 ザクUF 「OK!」

 RD-4 「朝ごはん冷めちゃいますよ?」


 バーザム 「で、遅刻ギリギリなわけだ」

 ザクUF 「高機動の足でもギリギリな時間、俺達が間に合うのか?」

 バーザム 「なーに、高機動の秘密の登校を俺達もすればいいのさ」

 ザクUF 「そうだな。おい、高機動が来たぞ!」


  ボケッと道路の真ん中に立ち止まる高機動。ここら辺は車どおりも少なく危なくは無いが・・・。


 バーザム 「何やってんだアイツ?」

 ザクUF 「知らんがな」

 バーザム 「ん?あれ・・・」


 ゼーゴック 「うわああぁぁ!!遅刻遅刻ううぅぅぅ!!!」

  道路の向こう側からゼーゴックが!そして!!



  激突し学校の方へ吹っ飛ぶ高機動。


 バーザム&ザクUF 「「嘘おおぉぉぉ!?!?」」

  バーザム&ザク遅刻決定。


  屋上。ほこりを払う高機動。

 高機動ザク (コマカスになってからは体だけは丈夫になったからなぁ)

  丁度時期重なるし。

 高機動ザク 「初めはゼーゴックの隣の道でどっちが速いか競争してただけなんだけどね」

  そのうちゼーゴックに吹っ飛ばされる奴等を見て思いついたそうだ。

 高機動ザク 「やっぱ少し痛むな・・・」


 バーザム&ザクUF 「「ありゃ俺達にゃ無理だ orz」」



 ザクフリ 「『フライング高校生現れる!!』これで一面決まりね!」

 ザク偵 「でも先輩、本当に人の体当たりで飛ぶんですかね?」

 ザクフリ 「百聞は一見にしかず、飛んでいるところを写しましょう」

 ザク偵 「ははぁ・・・アレ?誰が飛ぶんです?」

 ザクフリ 「そりゃあもう、我が部を代表してネロ君が・・・」


 EWACネロ 「 勘 弁 し て く だ さ い ! 」



 ザクフリ 「ていうか、高機動にインタビューしてくても一度も成功してないのよね」

 ザク偵 「こないだまでは僅かながらも情報提供してくれてたのに」

 EWACネロ 「捕まえようとしても凄いスピードだし・・・どんだけ速いんだよ」

 ザク偵 「なんでも測定では6秒2とか」

 EWACネロ 「?そんなに言うほど速くない?」

 ザク偵 「100mなんですけど・・・」

 EWACネロ 「ゲ!?ほんとに!?」

 ザクフリ 「このままじゃ記事にならない・・・やっぱりネロ君が・・・」

 EWACネロ 「マジで勘弁して下さい!」


 白スナ 「おーいザク偵、そろそろ収録・・・何やってんの?」

 ザクフリ 「・・・」

 EWACネロ 「・・・」

 ザク偵 「・・・ねぇ白スナ、空を飛びたいなーって思ったこと無い?」

 白スナ 「え?まぁそりゃ人間誰だって空を飛びたいって思うことはあると思うぞ」

 ザク偵 「飛んでみない?つーか飛べ」

 白スナ 「はい?」

  白スナ大ピンチ!!



  放課後ゼーゴックの下校ルート。


 白スナ 「あのー、新聞部の皆さん?なんで俺縄に縛られてるんですか?」

 ザク偵 「逃げられたら困るからよ」

 白スナ 「なんで道路の真ん中に立たされてるんですか?」

 ザク偵 「そこが彼女の通り道だからよ」

 白スナ 「つーか、これから何が起きるんだ?確かに俺は空が飛べたらいいなとは言ったけどよ?」

 ザク偵 「大丈夫、骨は拾ってあげるから」

 白スナ 「なんだか知らんが助けてくれええぇぇぇぇ!!!」

 ザク偵 「男なら覚悟を決めるっ!!」

 白スナ 「俺の!俺のリスナーとしての勘が物凄くソレは危険だと警告してる!!」

 ザク偵 「大丈夫だって!毎日喰らってもヘッチャラな奴だっているし!」

 白スナ 「喰らうって何を?」

 ザク偵 「ゼーゴックの殺人タックル」


 白スナ 「・・・・・・誰かー!殺されるー!」

 ザク偵 「私が殺す訳じゃないでしょうに!!」

 高機動ザク 「幾ら待ってもゼーゴックは来ないぞ」

 白スナ&ザク偵 「「え?」」

 高機動ザク 「下校まで態々猛烈ダッシュをしてるとでも?」

 ザク偵 「そ、それもそうか・・・」

 白スナ 「助かるのか?俺は助かるのか!?」

 ザク偵 「じゃあ、明日の登校の時に集合っつーことで」

 白スナ 「誰が行くか!!」

 高機動ザク 「登校時は僕が使うから駄目だ」

 ザクフリ 「つーか、高機動に取材のチャンスでしょ!!」

 ザク偵 「え?ああそうだった!白スナ、ネロくん、捕まえて!」

 EWACネロ 「こいつさえ捕まえれば飛ばなくて済む・・・って速ぇぇ!!」

 白スナ 「待て!君“white dingoに出ないか?そうすれば出番が・・」

 高機動ザク 「出番は充分にあるから結構!あ〜ばよ、とっつぁ〜ん」

 白スナ 「に、逃げられた・・・」

 ザク偵 「う〜ん、やっぱ白スナかネロくんに飛んでもらうしか・・・」

 白スナ&EWACネロ 「「マジで勘弁してください!!」」

 RD-4 「あの〜、どうかしたんですか?」

 新聞部&白スナ 「「「「ん?」」」」



 ザク偵 「・・・と言うわけで、我々は彼の協力が必要なの」

 RD-4 「はぁ・・・そうなんですか」

  ここは我等がザク家の居間。なぜか新聞部の面々+αは其処に居た。

 ザク偵 (虎穴に入ずらんば虎児を得ず・・・とは思ったけど、ここまで容易く侵入できるとは・・・)

 ザクUF 「うわっ、なんで新聞部が家にいんだ?」

 RD-4 「あ、ゴメンなさい、私が招いたんです」

 白スナ 「どうぞお構いなく」

 ザク偵 「で・・・RD‐4さんからも言って貰えないかなぁ?協力して欲しいって・・・」

 RD-4 「・・・・・・・・・」

 ザクUF 「・・・何の話?」

 白スナ 「高機動に取材できないと俺達が飛ばされるんだよ・・・」

 ザクUF 「なんのこっちゃ?」

 RD-4 「・・・分かりました。私、高機動君に話してきます」

 ザク偵 「ありがとう〜!今度何か奢るからね!白スナが」

 白スナ 「って、俺かYO!!」

  椅子から立ち上がりズカズカと二階へ上がっていくRD‐4。何かいつもと様子が違うような・・・。

 ザク偵 「さ、私達も行くわよ!」

 白スナ 「お、おう」


  高機動&F2の部屋。

  RD‐4はノックもせずにいきなり扉を開けた。

 RD-4 「高機動君!!」

 高機動ザク 「は、はい!?」


  二階廊下の後ろの方。

 ザクUF 「あ、RD‐4がノックもせずにドアを開けるなんて・・」

 ザク偵 「彼女、どうしちゃったの?」

 ライデンザク 「あんなRD‐4見たことないぞ」

 ガイアザク 「こ、これは由々しき事態だ・・・」

 ドライセン 「一体如何したと言うんだ、RD‐4・・・」

 バーザム 「お?痴話喧嘩か?」

 白スナ 「てゆーか、あんたら押すなよ」

 ザクUF 「つーか、なんでこんなに居るー!?!?」



  高機動は本を読んでいたようだが急に入ってきたRD‐4に気おされている。

  RD‐4も腰に手を当てて仁王立ちで高機動を見ている。

 ザクUF 「どどどーゆーこと?」

 ライデンザク 「あのRD‐4が・・・」

 ガイアザク 「あんな気迫見たことが無い・・・」

 バーザム 「つーか、あんたら脅えすぎじゃないか?」


 RD-4 「高機動君!」

 高機動ザク 「ハイ!?」

  いつの間にか正座している高機動。それを上から叱り付けているようなRD‐4。

 RD-4 「新聞部の皆さんから聞いたんだけど・・・」

 高機動ザク 「な・・何をでアリマスカ・・・」

 RD-4 「高機動君が無茶なカタパルトで毎日登校してるとか」ゴゴゴゴゴゴ

 高機動ザク 「は・・・はい」


 ザクUF&バーザム 「「あの登校方法か」」

 ライデンザク 「おい、一体なんのことだよ?」

 ザクUF 「しかし、そんな事でなんであんなに怒るんだ?」

 ドライセン 「そんなことも分からんのか、お前は」

 ザクUF 「え?ドライセンわかんの?」


 RD-4 「もうそんな危ない事はやめて!」

 高機動ザク 「・・・え?」


 新聞部 「えぇーー!?!?」


 RD-4 「そんな危ない事して大変なことになっちゃったらどうするの?」

 高機動ザク 「あーいやー僕ァ別にー」

 RD-4 「もうしないって約束して」

  高機動の手をギュッと握りジッと見つめるRD‐4。

 高機動ザク 「ハイ、モウシマセン(真っ赤)」


 ザク偵 「・・・いこっか白スナ・・・」

 白スナ 「え?おい良いのか?」

 ザク偵 「ありゃもう無理っしょ。もう高機動は飛ばないわよ、きっと」

 ザクUF 「でも、今飛んでるみたいだぜ?」

 皆さん 「「「「え?」」」」


 RD-4 「明日から一緒に登校しよっか」

 高機動ザク 「ソソソソそうだね」


 バーザム 「なるほど、ありゃ確かに飛んでるな」

 ドライセン 「見事に舞い上がっているな」

 ザクUF 「だろ?」




 RD-4 「そうすればもっとコマカス様の事聞けるし」

 高機動ザク 「!!!あ、あ〜そうだね! orz 」

  高機動、墜落。


 ザク偵 「やっぱ、あんたら二人のどっちかに飛んでもらうしか・・・」

 白スナ&EWACネロ 「「だからマジで勘弁してください!!!」」



2006/05/29 02:24:23  >>351氏
2006/05/29 02:43:54  >>352氏
2006/05/29 02:57:36  >>353氏
2006/05/30 00:14:37  >>356氏
2006/06/01 00:38:44  >>357氏
2006/07/01 02:41:58  >>405氏
2006/07/05 03:46:47  >>412氏
2006/07/05 04:09:17  >>413氏

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