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● UC学園ミュージカル 〜アルビオンの過去〜 ●


  ここはペガサス屋書店。

  今日は珍しく非番なアルビオンさんと図書部の面々が一人の女生徒と話しています。

 赤ザク 「というわけなんですよ」

 アルビオン 「ふーん、ミュージカルねぇ・・・(下を向きながら)で?私達に何のよう?」

  アルビオンさんは明後日の方向を向きながらお茶を飲みました。

 赤ザク 「実はアルビオンさんに・・・ミュージカルの役者と稽古監督をしてほしいんです!」

  アルビオンさん、お茶をすごい勢いで噴射しました。

 ガザD 「なんで?なんでアルさんなの?」

  アルビオンさんが茶吹いてるそばで、何事もないように言います。

 赤ザク 「見つけたんですよ、昔の生徒会紙で・・・」

 アルビオン 「触れないで!触れるな!」

 赤ザク 「アルビオンさん、在学中は演劇部の部長だったんです」

  アルビオンさんが耳を塞いでるそばで、二人の図書部員は驚きの表情を見せます。

  赤ザクちゃんは鞄から出した古い生徒会紙の付箋の着いたページを開いて見せます。

 赤ザク 「ほら、見てください。ここ」

  そこにはUC学園・第83期演劇部と書かれています。



 デナン・ゲー 「『男たちのデラーズ・フリート。コウ・ウラキ役兼監督 アルビオン』・・・」

 ガザD 「かっこいい、このアルさん・・・」

  写真に写ったアルビオンさんは宝塚というか、女顔の男の人で通じる顔でした。

 赤ザク 「ね!アルビオンさんなら絶対にできますよ!」

 アルビオン 「人の消したい過去に触れたなぁっ!」

  アルビオンさん、半泣きです。

  アルビオンさんのあまりの剣幕に図書部の皆さんは引いてますが、赤ザクちゃんは違いました。

 赤ザク 「やって下さい!お願いします!」

  決意が固いのか、単に鈍いのか。赤ザクちゃんの決心はかわりません。

 アルビオン 「・・・・・・」

 赤ザク 「お願いします!」

 アルビオン 「人の古傷えぐる覚悟があるのなら・・・」

 赤ザク 「・・・?」

 アルビオン 「やってやる!稽古はきついぞ、覚悟しとけ!」

  アルビオンさんはバン!とカウンターを叩きました。

 赤ザク 「ありがとうございますっ!」

  赤ザクちゃんは喜びの表情で頭を下げました。

 デナン・ゲー 「でも、さっきの話を聞くとまだ役者は足りないような・・・」

 アルビオン 「お前らがいるだろうが、おまえら二人が」

 ガザD 「でも、稽古場所とか・・・」

 アルビオン 「近くにあるだろ、破嵐ビルとかいう廃ビルが。あそこでやるよ」

  ヒートアップしたアルビオンさんは止められない。図書部の二人は覚悟しました。

  嗚呼、廃ビルに血の雨が降ると。



※4校目『UC学園ミュージカル 〜アルビオンの過去〜』【4校目分】へ続く。



2006/08/07 21:06:49  >>491氏
2006/08/07 21:52:06  >>492氏

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