MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● ボールの災難 ●


  お久しぶりです。ボールです。

  いや、今日は散々だったな。

  朝、遅刻しそうで急いでたんだ。

  でも僕、あんまり足速くないんだよね。

  そこにいつものあの声が・・・、


 ゼーゴック 「うわー!遅刻遅刻ー!!!」


  うん、これははね飛ばされるな。わかってるんだ。

  どうせ僕の回避能力じゃ・・・うぎゃあ!!!!


  僕はいつものようにゼーゴックさんにはね飛ばされて、頭からよその家の生垣に突っ込んでしまったんだ。


 ボール 「いててて・・・でも今日は柔らかいところにはね飛ばされてよかったよ」


  服についた小枝や葉っぱを払って学校に急ごうとした時・・・、


 ??? 「うおー!!!遅刻遅刻ー!!!」


  今度は若い男の声が聞こえてきたんだ。

  うん、この展開はもう一回だな。

  ああ、何でこんなキャラに生まれたんだろう。

  僕が覚悟を決めて目をつぶると・・・、


  ドガ!


 ??? 「いて!!!」


  そこには僕と同じ制服の少年が倒れていた。

  って・・・僕とぶつかって倒れるなんて、大丈夫か?君?

  はっきり言って、僕、学園では最弱レベルだよ?


 ボール 「あ、大丈夫ですか?立てます?」


  とりあえず僕は彼に手を伸ばした。

  僕にぶつかって倒れるくらいじゃ、かなり体弱いぞ。心配だ。


 ??? 「あ、大丈夫です。ご親切にどうも・・・」


  彼は僕の手につかまって立ち上がった。結構小さいな。僕と違って細いけど。

  女の子にかわいいって言われるのはこういうタイプなんだろうな。

  その彼が僕の顔をじっと見ている。そして・・・、


 ??? 「おまえ、なんかムカツク!!!」


  彼はいきなり僕を思いっきり蹴飛ばして走っていってしまった。

  そしてそのキック、あんましダメージがなかったのが、僕には妙に悲しく感じられたんだ。


  その後、僕はなんとか遅刻せずに学校に着くことができた。

  教室に入って先生を待っていると・・・、


 ホワイトベース 「はーい、みなさん。転校生を紹介するわ。よくて?」

 オッゴ 「はじめまして、ヨーツンヘイム校から来たオッゴです。よろしくお願いします」



  ヤツがそこにいた・・・・・・・・・。

  ヨーツンヘイム校ってことはゼーゴックさんと同じ学校から来たのか。


 オッゴ 「僕がここに来た目的はただ一つ、ゼーゴック!君を迎えに来たんだ!」


  ザワザワ

  オッゴ君って言うのか。

  頑張って発言したはいいけど、ゼーゴックさんはまた道間違えたみたいで、まだ来てないよ。

  クスクス・・・クスクス・・・

  クラス中から失笑の声が起こっている。

  まあいいや。ゼーゴックさんのストーカーか何かなんだね、要するに。

  ってことは、今日中にヅダさんにズタボロにされるな。うん。

  ちょっとかわいそうだけど、ザマミロ。

  そんな風に思っていた僕は、これが不幸な日常の始まりだとは知るよしもなかったんだ・・・。



2006/08/21 08:47:38  >>10氏
2006/08/21 08:49:19  >>11氏

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