MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● 白熱!トリプル・デート ●


  こんぺい島。

  一年前に開いたテーマパークだ。

  海と海賊をテーマとしており、それにちなんだアトラクションが数多くある。

  それが人気を博し、今でも大分賑わっている。

  そこの入り口付近に一人の男が立っている。年は16、17くらいだろうか。

 バーザム 「まだ十分前か・・・」

  腕時計を見てつぶやく。待ち合わせをしているようだ。

  この男の名はバーザム。私立UC学園では知らないものがいない『覗きの双璧』の一人だ。

  彼らに覗きをされた女子生徒は数知れず。しかし捕まってボコられた回数も数知れずだ。

  それでも懲りずに覗きを続けるその根性だけは敬服に値するものである。

  しかし、彼を知っている者でここに彼がいる理由を知ったものは驚愕と怒りに包まれるだろう。

 グフB 「バーザム!」

  少女がバーザムに駆け寄る。そう、今日はバーザム初デートの日なのだ。

 バーザム 「お、おお」

  声が裏返っている。

 グフB 「すまんな、待ったか?」

  少女の名はグフB。

  古典口調がよく似合い風紀委員会の実質的な指導権を持っている。実はバーザムも風紀委員である。

  性格的には相容れないであろう二人が何故こんな事になっているのかというと・・・

  ぬ氏が作ってくれたまとめを見てほしい。

 バーザム 「丸投げかよ!」

 グフB 「ど、如何した?」

 バーザム 「いや、ちょっと作者の適当ぶりに突っ込みを」

 グフB 「(疲れてるのか?)やはり待ったのか・・・」

 バーザム 「イヤイヤイヤイヤ、さっき来たばっかだよ!」

  実際には三十分前から来ていたバーザムはグフBの服装に目を留めた。

 グフB 「ど、どうした」

 バーザム 「いや、そういう服装あまり見たこと無いからよ・・・」

  グフBは白のワンピースに麦わら帽子を被っている。

  いつも制服か剣道着のグフBしか見ていないバーザムにはとても魅力的に見えて思わず照れる。

 グフB 「そ、そんなに見るな!・・・」

  見られたグフBも照れる。そして全国の毒男が羨むような空気が流れた。

 ザクUF 「おーい、待ったか?」

  いい雰囲気をいきなり打ち砕いた男の名はザクUF。『覗きの双璧』の一人でありバーザムの親友である。

 バーザム 「死ね」

 ザクUF 「いきなり死刑宣告!?」

 バーザム 「当たり前だボケ!」

 グフB 「・・・(赤面)」

 ドライセン 「ザクは殺さないでくれ、頼む」

  そうフォローを掛けたのは風起委員のドライセン。バーザム、グフBと同じく風紀委員である。

  もともとは男嫌いだったのだがひょんなことでザクUFに一目惚れしてしまった。

  しかし男を好きになったのは初めてだったので、

  ザクの前では緊張してしまい思わず殴ってしまうようになってしまう。

  そのせいでザクの恐怖の対象になっていた。

  ドライセンがだんだんザクに慣れてきたことや、

  ザク家の皆の協力もあって仲はだんだん進展しているようだが・・・、

 ザクUF 「いや、助かったよドライセン」

 ドライセン 「あ・・・」

 バーザム 「好きな人を殺されちゃ悲しいもんな〜」

 ドライセン 「!!!」

  ・・・ドライセンの通称『照れ隠しバックナックル』がザクにクリーンヒットした。



 ??? 「ふっふっふ、行くわよ」

 ??? 「その笑い方、あやしいぜ」

  四人が園内に入った後二人の男女が物陰から現れた。

 ザク偵 「あの四人がダブルデートか。一面は飾れないけど三面記事には使えるかしら?」

 白スナ 「校内新聞が出た直後にフクロにされるザクとバーザムの姿がありありと頭に浮かぶよな」

  女の名は強行偵察型ザク。UC学園新聞部所属であり校内放送『white dingo』のアシスタントである。

  そして男の名は白ジムスナイパーU。『white dingo』のメインMCだ。

 白スナ 「そういやチケット代あるのか?俺は金が無いが」

 ザク偵 「何で無いの?」

 白スナ 「お前のせいだよ」

 ザク偵 「え?」

 白スナ 「『え?』じゃなくて・・・プリン代が・・・」

 ザク偵 「分かってるわよ。部費で払うから」

 白スナ 「助かった・・・そういやザク偵はここに入った事は?」

 ザク偵 「取材で一回。白スナは?」

 白スナ 「無いんだよこれが。楽しみだな」

 ザク偵 「遊びに来たんじゃ無いのよ」

 白スナ 「分かってるよ。んじゃ行くか」

  そう言って二人は園内に入っていった。そして長い一日が始まる。


 ザクUF 「じゃまずどこ行くよ?」

 バーザム 「ん〜・・・」

 ドライセン 「・・・あれなんかどうだ?」

  〜海の男のビアカップ〜

 グフB 「何だこれは?」

 バーザム 「コーヒーカップの一種?」

 ザクUF 「みたいだな。乗ってみるか」

 バーザム (しかし微妙なネーミングセンスだな)



 グフB 「回って・・・回って・・・カップも回って・・・」

 バーザム 「おい?」

 グフB 「カップが・・・くるくる・・・」

 バーザム 「大丈夫か?」

 グフB 「くるくる・・・くるくる・・・」

 バーザム 「・・・Bカップ」

 グフB 「言うなぁ!」

  ドゴォ!!

 バーザム 「ぐはぁ・・・」

 グフB 「わ、私は何を?」

 バーザム 「怪しく『くるくる・・・』とか言ってたぞ」

 グフB 「な、何!?あ、あまりにもこの回転が心地よかったのでつい・・・」

 バーザム 「気持ちいいとそうなるのかよ・・・(可愛いな・・・)」


 ドライセン 「楽しい・・・」

 ザクUF 「ちょ、回転速すぎ」

 ドライセン 「まだいけるかな・・・」

 ザクUF 「俺はいけません無理dぎゃぁぁぁぁ・・・」


 グフB 「意外に楽しかったな」

 ドライセン 「ああ・・・しかしザクが・・・」

 ザクUF 「 orz

 バーザム 「またリバースするのか?」


 グフB 「次はどうする?」

 ザクUF 「ヤスマシテ・・・」

 バーザム 「いや、早くね?」

 ザクUF 「タイリョクガ・・・」

 ドライセン 「すまん!私がお前のこと考えなかったせいで・・・!」

 ザクUF 「キニスルナ、ナレテル・・・」


 ザク偵 「ザクってひどい扱いなのね・・・自業自得だけど」(物陰に隠れて観察

 白スナ 「いや、そうでもないぜ」(上に同じ

 ザク偵 「なんで?」

 白スナ 「女の子とデートできる奴は勝ち組」

 ザク偵 「男の夢ね」

 白スナ 「女の子的には野郎とデートってのはどんな感じなんだ?」

 ザク偵 「まあ相手にもよるけど・・・悪くは無いわね」

 白スナ 「ふうん・・・お、次はメリーゴーランドか・・・」

 ザク偵 「定番ね。行くわよ」



  〜パイレーツゴーシー〜


 ザクUF 「あア・・・少しマシになっタ・・・」

 ドライセン 「まだ少し調子が悪いようだが・・・」

 グフB 「これもくるくるだな・・・」

 バーザム 「海賊船のメリーゴーランドだからパイレーツゴーシーねぇ・・・

        それはそうとさっきパンフ貰ってきたぜ、見るか?」

 グフB 「ん?ああ、・・・ほお、11時から『スターダストパレード』?」

 ザクUF 「パレードねぇ。見るか?」

 ドライセン 「個人的には非常に興味深いが」

 グフB 「なかなかに楽しそうだな」

 ザクUF 「んじゃ決定」

 バーザム 「パレード終わったら飯にしようや。で、今10時だろ?あと一つくらい何か回れるか?」

 ザクUF 「そだな」

 グフB 「手際がいいな、バーザム」

 バーザム 「そうか?」

 ドライセン 「確かにな。こういうことを前に経験したみたいだ」

 グフB 「!!!(まさか・・・バーザム、お前がそのような事・・・在る訳・・・)」

 バーザム 「・・・グフ?」


  〜シーサイドコースター〜


 ザクUF 「定番だな」

 バーザム 「ザク。怖くてちびんねえようにな」

 ザクUF 「ふっ・・・あの超回転カップに比べればへの河童よ」

 ドライセン 「絶叫系という奴か・・・やはり少し覚悟がいるな」

 グフB 「このような人工の物で怖がってはUC学園剣道部副部長を名乗る資格無しだ」

 バーザム 「お化けは怖いけどな」

 グフB 「言うなぁ!」


 ザク偵 「ここは一緒に乗ってこういうときの反応を記録しとかないと」

 白スナ 「了解。そういやザク偵」

 ザク偵 「何?」

 白スナ 「今日は何で俺を誘ったんだ?ザクフリッパー部長やネロと行けば良かったんじゃ?」

 ザク偵 「・・・そういやそうね」

 白スナ 「何?深い考え無かったのか?」

 ザク偵 「連れてく相手として真っ先にあんたが浮かんだのよね・・・何でかしら」

 白スナ 「・・・とりあえずありがとな」

 ザク偵 「え?あんた、私に無理やりここに連行されたのが嬉しかったの?マゾ?」

 白スナ 「違うわ!・・・俺も勝ち組に入ることが出来たからな」

 ザク偵 「は?よくわかんないわね。まあいいわ、行きましょ」



 バーザム 「はい終了、と」

 グフB 「な、中々・・・」

 バーザム 「表情強張ってたよな」

 グフB 「す、少し虚を突かれただけだ!」

 ドライセン 「然し、その緊迫感がまたいい・・・気持ちがすっきりした」

 ザクUF 「やべ、まタぶり返しテ・・・」


 白スナ 「なあ」

 ザク偵 「・・・」

 白スナ 「そんなに絶叫系苦手だったら乗らなきゃ良かったのに」

 ザク偵 「・・・忘れてた・・・」

 白スナ 「忘れるなよ。仕方ねえ、どっかで休むか」

 ザク偵 「そんな訳には行かないわ・・・あの人を追わなきゃ・・・あ」よろめく

  トスッ

 ザク偵 「!ちょ、白スナ」白スナに肩を抱かれる

 白スナ 「無理するな、少し休めば気分もよくなるだろ。休憩所に行くまで俺によっかかってろ」

 ザク偵 「あ・・・うん」


 白スナ 「茶とサイダー、どっちがいい?」

 ザク偵 「サイダー」

  ベンチに座っていたザク偵にサイダーを渡し俺は茶のペットボトルを開ける。

  ザク偵察の調子はだんだん良くなってきたようだ。

  ジェットコースターを降りた直後は青白かった顔にも血の色が戻ってきている。

 白スナ 「まったく、仕事熱心なのはいいけど無理すんなよ」

 ザク偵 「うん・・・」

  ザク偵がいつになくしおらしい。流石にちょっと心配になる。

 白スナ 「ま、気にするな。失敗は誰にでもある。これの作者の人生の半分は失敗で出来てるんだぜ」

 ザク偵 「なにそれ」

 白スナ 「んなこと言われても」

 ザク偵 「・・・そうね、くよくよしてたら私らしくないわね。じゃ、あいつらの尾行続けますか!」

  サイダーを飲み干してザク偵は勢いよく立ち上がった。うん、やっぱザクはこうでないとな。

 ザク偵 「そうだ、さっきはありがとね」

 白スナ 「ん?」

 ザク偵 「肩貸してくれたでしょ」

  ああ、あれか。

 白スナ 「あんだけフラフラしてたら肩貸してやりたくなるって」

 ザク偵 「・・・」

  急にザク偵が黙りこくった。あれ?何か変な事言ったか?

 ザク偵 「ねえ白スナ」

 白スナ 「ん?」

 ザク偵 「さっき肩貸してくれた時さ、結構周りの人に見られてたわよね」

 白スナ 「ああ、そりゃな」

 ザク偵 「あの時・・・恋人同士に見えてたりして、私たち」

  は?・・・というかよ。

 白スナ 「こういうとこに男女二人で行動している時点で恋人同士に見られる事確定じゃないか?」

 ザク偵 「あ」

  急にザク偵の顔が真っ赤になる。

 ザク偵 「あ、あんた私から少し離れなさいよ!」

  そう言って早足で走り始めるザク偵。耳まで赤いところが可愛い。思わず俺の顔がにやけた。

 白スナ 「へへっ、了解」

  そう言って俺はザク偵についていった。



 グフB 「パレード、楽しかったな」

 バーザム 「そうだな。じゃそろそろ飯でも食うか?」

 ザクUF 「いいねぇ。俺たちは弁当持って来たぜ。皆で分け合おうや」

 ドライセン 「ああ。RD-4にも手伝ってもらった」

 バーザム 「じゃあ味は大丈夫か」

 グフB 「わ、私も持ってきたぞ!」

 バーザム 「お、そりゃいいな」

 ザクUF 「そういやグフBの弁当食うの初めてだな」

 ドライセン 「バーザムに頼んでも食べさせてくれなかったんだろう?」

 ザクUF 「そうそう。必死な顔で『これは俺が貰ったやつだ〜!』ってね (・∀・)」

 バーザム 「なっ・・・言うな!」

 ザクUF 「へっへ〜」

 グフB (バーザムが・・・そんな事を?・・・)

 ドライセン 「嬉しそうだな、グフB」

 グフB 「え?い、いやそんな事は」

 ドライセン 「私は・・・お前が羨ましい」

 グフB 「え?それはどういう・・・」

 ドライセン 「食べよう。私もグフBが作った物を食べるのは初めてだ。色々参考にさせてもらう」

 バーザム 「おお。グフ、食おうぜ」

 グフB 「あ、ああ」


 ザクUF 「ああ食った食った」

 バーザム 「さて、次はどこ行く?」

 ドライセン 「食後だから静かめな場所がいいのではないか?」

 ザクUF 「大賛成。もうリバースはいいです・・・」

 バーザム 「じゃあここなんかどうだ?」

 ドライセン 「ん?・・・成程、ここなら」

 ザクUF 「いいんじゃね?」

 バーザム 「グフはどうだ?」

 グフB 「・・・ずいぶん手際がいいんだな」

 バーザム 「は?」

 グフB 「私も異論は無い。行くぞ」

 バーザム 「あ、ああ(何か俺悪い事言ったかな?)」


  〜エーゲ海の海賊〜


 ザクUF 「あれだ、自動で動く船に乗って海賊体験、みたいなアトラクションだな」

 グフB 「誰に言っている?」

 ドライセン 「なあ、今回は今までとは違う組み合わせで乗ってみないか?」

 バーザム 「え?いいのか?」

 ドライセン 「同じ組み合わせばかりでは面白くないだろう?」

 ザクUF 「おお、いいんじゃないか?(ドライセンと一緒でまともな目にあったこと無いからな・・・)」

 グフB 「・・・悪くない」

 バーザム 「まあ、いいけどよ。んじゃ、グッチーで」

 ザクUF 「んじゃいくぜ〜。グッチー」

 ドライセン 「グッチー」

 バーザム 「グッチッ」

 グフB 「チ・・・何だこの状況は」

  結果。

  ザクUF&バーザム、グフB&ドライセン。



 ザクUF 「意味無いな・・・」

 バーザム 「お前とじゃなあ・・・」

 ザクUF 「やっぱりグフBの方がいいのか? (・∀・)」

 バーザム 「・・・お前よかはな」

 ザクUF 「ん?今日はやけに素直だな」

 バーザム 「まあな」

 ザクUF 「グフBを誘ったのもお前なんだろ?どういう心境の変化だ?」

 バーザム 「・・・色々あってな」

 ザクUF 「ふ〜ん。あ、あともう一つ」

 バーザム 「あ?」

 ザクUF 「何故に俺とドライセンを?」

 バーザム 「チケットくれた奴がお前らも連れてけだと」

 ザクUF 「誰だよ」

 バーザム 「教えらんねえな。ところで真面目な話、ドライセンどうだ?」

 ザクUF 「どうだって・・・とりあえず、悪い奴じゃないってことはこのごろの付き合いで分かってきた」

 バーザム 「ほう・・・」

 ザクUF 「頑張ってるのに料理がいっこうに上手くならない萌え所やドジっ娘属性も持っている」

 バーザム 「なるほど」

 ザクUF 「で、その被害を受けるのは必ずと言っていいほど俺だ」

 バーザム 「・・・まあ、頑張れ。で、対象には入るか?」

 ザクUF 「せめて俺に攻撃するのやめてくれたらなぁ・・・」

 バーザム 「(そこはドライセンの問題か・・・)あ、終わったよ」

 ザクUF 「結局まともに見てない・・・」


 グフB 「なあ」

 ドライセン 「ん?」

 グフB 「先程のはどういうことだ?」

 ドライセン 「先程のとはお前が羨ましいという発言か?」

 グフB 「そうだ」

 ドライセン 「・・・お前はいつもバーザムと楽しそうに会話している。

       喧嘩をしているようでもそこには暗黙の了解・・・絆と言ったほうが正しいのか?それがあるんだ」

 グフB 「そ、そんなもの、私たちにあるわけ」

 ドライセン 「本人たちには分からないのだが、確かにある。少なくとも周りの人間はそう思っている」

 グフB 「それは、誤解だ・・・」

 ドライセン 「しかしお前の本心はそのような関係を望んでいるのではないか?」

 グフB 「・・・わからない」

 ドライセン 「私はザクのことが好きだ」

 グフB 「!」

 ドライセン 「でも、本人の前に出ると恥ずかしくてザクを傷つけてしまう・・・

       本当はそんな事したくないのに・・・お前達のように二人で一緒に笑えるようになりたいのに・・・」

 グフB 「ドライセン・・・」

 ドライセン 「私は変わらなければならない。自分のためにも、ザクのためにも。

       そうだ、この話を知ってるか?」

 グフB 「?」

 ドライセン 「バーザムの奴、今日のためにザクや高機動型と一緒にインターネットで調べたそうだ。

       今日手際がいいのはそのせいのようだ」

 グフB 「そう・・・だったのか・・・」

 ドライセン 「きっと、お前を楽しませたいからだろう。ん?終了か。二人が待ってる、行こう」

 グフB 「・・・ああ(バーザム・・・)」



 ザクUF 「じゃ、次どこ行く?」

 バーザム 「うーん・・・」

 グフB 「バーザム、お前が決めてくれ」

 バーザム 「え?」

 グフB 「ここについて色々と調べたんだろう?詳しい者の指示に従う方が良い」

 バーザム 「な、何で知ってるんだ?」

 グフB 「ドライセンが教えてくれた」

 バーザム 「・・・なるほどね」

 グフB 「バーザム、有り難う」

 バーザム 「え?」

 グフB 「ふっ・・・気にするな。さあ、次に行く場所を決めてくれ」


  〜ゴーストシップ『リリーマルレーン』〜


 グフB 「・・・苛めか?」

 バーザム 「違う!いや、納涼キャンペーンでスペシャルバージョンなんだよ」

 ザクUF 「決め手になったのは高機動の『怖がった相手が抱きついてくるかもよ』だったけどな〜」

 バーザム 「言うなぁ!」

 ドライセン 「・・・これも人工のものだ。呪われたりはしない。ザク、行くぞ」

 ザクUF 「え?ちょっと、手を引きずるなって!」

 グフB 「・・・」

 バーザム 「・・・」

 グフB 「行くぞ」

 バーザム 「え?いいのか?」

 グフB 「ドライセンの言う事も尤もだしな。行こう」


 ザク偵 「ふう、やっと見つけたわ」

 白スナ 「ゴーストシップねぇ・・・どうする?」

 ザク偵 「もちろん突入よ!ドライセンかグフBが怖がってる顔を撮れたらベストね」

 白スナ 「お化け大丈夫か?」

 ザク偵 「え?大丈夫大丈夫!行きましょ!」

 白スナ (ジェットコースターみたいなことにならなきゃいいんだけどな・・・)



 ザクUF 「なかなか雰囲気出てるな」

 ドライセン 「怖くは無いのか」

 ザクUF 「大丈夫。むしろ幽霊娘はストライクゾーンだ」

 ドライセン 「何だそれは・・・」

 ザクUF 「お前は・・・怖くないって言ってたな」

 ドライセン 「いや、何だか怖くなってきた」

 ザクUF 「・・・あんまりそうには見えないけどな」

 ドライセン 「怖いから腕に掴まっていいか?」

 ザクUF 「ウェ!?そ、それは」

 お化け 「ウヴァー!」

 ドライセン 「!」(ぎゅっ

 ザクUF 「!!!」

 ドライセン 「このままで・・・いいか?(恥ずかしい・・・しかしこうでもしなければザクと・・・)」

 ザクUF 「あ、ああうあ・・・うん・・・」


 グフB 「二人、うまくいってるだろうか?」

 バーザム 「へぇ、お前がそんな事気にするなんてな」

 グフB 「ドライセンにあのような事言われたらな。相手がザクなのは気に入らないが」

 バーザム 「なんて言われたんだ?」

 グフB 「ザクのために変わらなければならない・・・だそうだ」

 バーザム 「偉いな、あいつは・・・ここ終わったらあの二人とわざとはぐれないか?少し後押ししてやろうや」

 グフB 「ああ、そうだn」

 お化け 「オンドゥラギッタンディスカー!!」

 グフB 「ひゃあ!」(ゲシッ

 お化け 「オンドゥル!?」

 バーザム 「おいこら、お化け役の人を殴るなよ」

 グフB 「あ!?つ、つい・・・」


 ザク偵 「・・・」

 白スナ 「・・・」

 ザク偵 「・・・」(ガタガタ

 白スナ 「おい」

 ザク偵 「・・・」

 白スナ 「腕に掴まる力、弱くしてくれねえか?」

 ザク偵 「・・・ごめん、無理」

 白スナ 「・・・いいけどよ、腕に当たるんだよ」

 ザク偵 「え?」

 白スナ 「・・・胸が、よ。あるにはあるんだな、一応」

 ザク偵 「!!そ、それってセクハラよ!」

 お化け 「ウォレハクサムヲムッコロス!!!(三組連続でいちゃついてんじゃねえよ!!)」

 ザク偵 「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 白スナ 「う、腕を掴んだまま走るなぁ!」

 グフB 「ん?今のは・・・」

 バーザム 「白スナとザク偵?」(カシャ

 グフB 「おい、何をしてるんだ!」

 バーザム 「もしものための保険だ。万が一、があるからな」

 グフB 「?」



 ザクUF 「遅いな、あの二人・・・」

 ドライセン 「ああ・・・」

 ザクUF 「ていうか、まだ駄目なのか?」

 ドライセン 「まだ腰がおぼつかないんだ、すまない」

 ザクUF 「ああ・・・(ドライセンの体・・・やわらかいんだな・・・ってだめだだめだ!

        もしこんな事考えてるのがドライセンにバレたらエラい目に合う!あ〜でもなんか気持ちいい・・・)」

  愛、震える愛〜♪

 ザクUF 「ん、メール?バーザムからか」

 ドライセン 「なんと書いてあるんだ?」


  『六時に観覧車前に集合。二人っきりで仲良くな (・∀・)』


 ザクUF 「あんにゃろう・・・」

 ドライセン 「・・・どうする?」

 ザクUF 「ん〜・・・あいつらを探し出すてのもなぁ」

 ドライセン 「だったら・・・このまま二人でどこか行かないか・・・?」

 ザクUF 「え?」

 ドライセン 「駄目か?」

 ザクUF 「ま、まあいいけど」

 ドライセン 「よかった・・・行こう」

 ザクUF 「あ、ああ・・・(ど、どうしたんだ?いや、かわいいけど・・・)」


 バーザム 「メール送信、と。さて、別れたのはいいとして・・・どうする?」

 グフB 「考えていなかったのか?」

 バーザム 「無いことは、無い。近くに面白げなとこがあるはずだから行ってみようや

        (しかし高機動型が作ってくれたコース、効率いいな・・・)」


 ザク偵 「どうするのよ、またあの四人見失っちゃたじゃないのよ!」

 白スナ 「いや俺は悪くないぞ」

 ザク偵 「白スナがあの時あんなセクハラを言うから!」

 白スナ 「あれか・・・やっぱり大きくなってきたんじゃないのか?プリンパワー?」

 ザク偵 「やっぱりわかる?いやーこのごろブラがきつくて・・・って何言わせてんのよ!」

 白スナ 「お前が勝手に言い出したんじゃないかYO!」

 ザク偵 「もういい!また探すわよ!」

 白スナ 「へいへい」



 グフB 「緑地か・・・面白いというのか?」

 バーザム 「あ〜・・・ま、今まで激しいのばっかだったからな。マターリしようや」

 グフB 「そうだな」

 バーザム 「・・・」

 グフB 「・・・」

 バーザム 「・・・(何か、話したほうがいいのかね・・・でもこういう雰囲気、悪くないな)」

 グフB 「・・・(静かだ・・・そして心地良い・・・)」

 バーザム 「・・・」

 グフB 「・・・」

 バーザム 「すまん、ちょっとトイレ」

 グフB 「・・・貴様は・・・」

 バーザム 「あ〜すまん。すぐ戻ってくるから」

 グフB 「まったく、空気を読めぬ奴め。

      ・・・(私は奴の事をどう思っているのだろう・・・友人か?いや、違うな。

      なんだろうな、奴がいないとどうも落ち着かないというか調子が出ないと言うか。

      ・・・バーザムと会話していて楽しいか?

      ・・・そうかもしれない。

      ドライセンが言っていた絆は本当に我々にあるのか?

      ・・・あるのかもしれない。

      もし無いとして、私はあいつと絆で繋がっているような関係が欲しいのか?

      ・・・欲しい、かも、しれない。

      もし、奴がいなくなったら?

      ・・・寂しいし、哀しい・・・

      ・・・・・・バーザム・・・・・・)」

 ??? 「お〜い、そこのかわい娘ちゃん」

 グフB 「!?」

 ギガン 「こんな所で何をしてんだ?」

 ガッシャ 「ちょうどいいや、俺たちと遊ばね?」

 グフB 「断る」

 ギガン 「いや〜そんな事言わないでさー」

 ガッシャ 「楽しいよぉ〜」

 グフB 「・・・お前らのようなチャラチャラしたような奴と一緒にいたとて楽しい事なんか無いだろう。

      悪いが他を当たってくれ」

 ギガン 「な、なんだとぉ〜!?」

 ガッシャ 「おい姉ちゃん、口の利き方がなってないんじゃねえの?」

 ギガン 「ようし、俺達がその体に教え込ませちゃおうじゃないの!ぐへへ・・・」

 グフB 「貴様ら・・・」

 バーザム 「お前ら、俺の連れに何してんだ?」

 ギガン 「あ?何だおめえ?」

 ガッシャ 「誰かしらねえが黙ってr」

 バーザム 「でりゃあ!」

 ガッシャ 「アグッ!?」

 バーザム 「おいおい、俺にやられるなんてずいぶん弱いんだな」

 ギガン 「てめえ、調子に乗るなyソベッ!?」

 グフB 「消えろ・・・」

 ギガン&ガッシャ 「「ちくしょー、覚えてろよ!」」

 バーザム 「ふー、大丈夫か?」

 グフB 「ああ」

 バーザム 「悪い、はやく戻ってれば・・・」

 グフB 「バーザムが気に病むことではない」

 バーザム 「・・・これやるよ」

 グフB 「これは何だ?」

 バーザム 「コンペイトウ焼きだと。トイレの近くで売ってたからよ」

 グフB 「ほう・・・うむ、美味い」

 バーザム 「そうか、よかった」

 グフB 「・・・助けてくれて有り難う、バーザム。・・・格好良かったぞ」

 バーザム 「いや、別にそんな・・・今度からはあんま目を離さないようにするから」

 グフB 「ふっ・・・頼むぞ」



 ザクUF 「ゲーセン?ホントに何でもあるな、この遊園地」

 ドライセン 「リゲルグに数回連れてきてもらった事があるのだが・・・ザクはこういうのには詳しいのだろう?」

 ザクUF 「まあな、ダチと行くけど」

 ドライセン 「じゃあ色々教えてくれ、興味があるんだ」

 ザクUF 「いいけど、お前が興味あるとは意外だな」

 ドライセン 「・・・駄目か?(ザクの事、もっと知りたいんだ・・・)」

 ザクUF 「いや、悪くねえけど・・・そんな目で見ないでくれ。んじゃ、少し回ってみるか」


 ドライセン 「これは、ゲーム機か」

 ザクUF 「おお、エウティタDXあるじゃん。やってみる?やり方は教えるぞ」

 ドライセン 「ああ、頼む」


 ドライセン 「・・・中々上手く行かない・・・」

 ザクUF 「まあ、初めてだからしょうがねえよ。相手の攻撃後の隙に撃つんだ」

 ドライセン 「分かった、やってみる」


 ザクUF 「動きがよくなってきたな・・・素質あるんじゃないか?」

 ドライセン 「そうなのか?(ザクに褒められた・・・もっと頑張ろう)」


  ザワ・・・ザワ・・・

 ザクUF 「・・・ノーミス?つーか一回も被弾してないよな・・・」

 ドライセン 「面白いなこれは。ザク、対戦してみるか?」

 ザクUF 「遠慮しときます(俺、絶対負けるわ・・・ギャラリー出来てるし・・・)じゃあ、別の場所行くか」


 ドライセン 「ザク、これは?」

 ザクUF 「パンチングマシーンだな、パンチ力測るやつ。見てな、手本見せてやる。おりゃあ!」

  90キロ デス

 ドライセン 「ほう・・・中々力があるな、ザク」

 ザクUF 「まあな。じゃドライセンやってみな。

        そうだ、いっつも俺に喰らわせている裏拳でやってみたらどうだ?いてえからな、アレ」

 ドライセン 「う、すまん・・・じゃあやってみるぞ。てやぁ!」

  130キロ デス

 ザクUF 「・・・」

 ドライセン 「・・・」

 ザクUF 「俺、こんなの喰らってよく生きてるな・・・」


 ヤジウマ1 「おい、今ここに凄腕ゲーマーがいるらしいぜ!」

 ヤジウマ2 「アベックなんだが、その女のほうがエウティタDXでノーダメクリアしたんだとよ!」

 ヤジウマ3 「レースゲームでもコースレコード!しかも綺麗な女子高生ときたもんだ!」

 ヤジウマ4 「今、シューティングやってるみたいだが、

        数回やっただけでコツ掴んじまったみたいで、今二挺拳銃プレイ中だ!」

 ヤジウマ5 「何、よし、行くぞ!」


 ドライセン 「やはり二つあると楽だな。助言ありがとう、ザク」

 ザクUF 「お、おお(ギャラリー増えてないか・・・?)」

 ドライセン 「ん?・・・終わりか」

  CLEAR!!

  SCORE 238500

 ヤジウマ1 「こ、この点数は!」

 ヤジウマ2 「知っているのかRAIDEN!(ニックネーム、ライデンザクでは無い)」

 ヤジウマ1 「ああ!俺の行きつけのゲーセンでのハイスコアとまったく同じだ!」

 ヤジウマ3 「あの一位二位独占してる『ギルティカスタム』か?そりゃすげえ!」

 ドライセン 「ザク、一緒にやってみないか?二人でやった方がいい得点が出る気がするんだ」

 ザクUF 「え?お前一人のほうがいいスコア出せるんじゃねえか?」

 ドライセン 「やはり一つのときより気が回らないんだ。

       それにザクはこれを私より多くやっているんだろ?敵の出現場所等はザクの方が詳しいはずだ」

 ザクUF 「まあ、そうだな・・・じゃ、足引っ張らないように頑張りますわ」



 ヤジウマ1 「やっぱあの女の子すげえ!!」

 ヤジウマ2 「おい毬藻頭!リロードのタイミングが遅いぞ!」

 ヤジウマ3 「ヘタクソ毬藻!代われ!」

 ヤジウマ4 「ついでに彼女俺に譲れ!」

 ザクUF 「黙れ気が散る!毬藻言うな!

        ドライセン、次上から来るぞ!地上のは俺が何とかするからそいつらを!」

 ドライセン 「わかった!」

 ザクUF 「あいつは高得点だ!逃がすな!」

 ドライセン 「ああ!ザク、右!!」

 ザクUF 「おっと!助かった!よし、これで全部だ!!」

  CLEAR!!

  SCORE 238600

 ヤジウマ1 「うおお!塗り替えた!」

 ヤジウマ2 「すげえ!おらワクワクが止まらねえ!」

 ヤジウマ3 「今、新たな英雄が誕生した!」

 ヤジウマ4 「よく頑張った!感動した!」

 ヤジウマ5 「ドライセンたん、結婚してー!」

 ヤジウマ3 「死ねザク!」

 ザクUF 「何で俺には罵倒の言葉!?」

 ドライセン 「ザク、お疲れ」

 ザクUF 「おお、そっちこそ(手を上げる)」

 ドライセン 「?どうした?」

 ザクUF 「ハイタッチだ、お前も手ぇ上げろ。そうそう」パチン

 ドライセン 「!ふふっ・・・」

 ザクUF 「ん?どうした?」

 ドライセン 「いや、何でも無い」

 ザクUF 「そうか・・・(こいつもこんな風に笑うんだな・・・)」

 ヤジウマ3 「死ねザク!!」

 ザクUF 「だから何で!?」


 ドライセン 「・・・うん、楽しかったな」

 ザクUF 「まあな。しかし意外な才能があるんだな、お前」

 ドライセン 「ああ、自分でも驚いている」

 ザクUF 「じゃ、そろそろ時間だし観覧車行くか」

 ドライセン 「そうだな」

 X 「そこのお姉さん!アクセサリー、売るよ!」(バイト、満月の日なので比較的ハイ)

 ドライセン 「お前は?」

 X 「あ、怪しい者じゃないですよ。海を又にかける貿易商人です!」

 ザクUF 「怪しいじゃねえか。今どきいないぞそんな奴、というか痛いぞ」

 X 「遊園地なんだからそういうこと考えない!で、どうします?色々ありますよ?」

 ドライセン 「・・・この腕輪、いいな。買おう」

 X 「お目が高い!このイルカのロゴがお洒落でしょー?千円になります!」

 ドライセン 「ああ・・・!(しまった!先程の場所で金を使い過ぎて・・・)」

 ザクUF 「ほらよ、千円」

 ドライセン 「ザク!?」

 ザクUF 「・・・いっつもRD‐4がお世話になってっからな、お礼だ」

 X 「彼氏からのプレゼントですか?大事にしてくださいね!」

 ザクUF 「ちょっ(ヤバ!また殴られ・・・)」

 ドライセン 「ああ、そうだな。大事にしよう」

 ザクUF 「え?」

 ドライセン 「行こう、ザク」

 ザクUF 「おう・・・(何で?何で殴られなかったんだ?今までならあそこで殴られるのに)」

 X 「お幸せにー」



  〜観覧車『スターダストメモリー』前〜

  17:45

 ザクUF 「ちょっと早すぎたか?」

 ドライセン 「そのようだな」

 ザクUF 「じゃ、待つか?」

 ドライセン 「待つくらいなら・・・」

 ザクUF 「ん?」

 ドライセン 「・・・一緒に観覧車乗らないか?」

 ザクUF 「そうだなー。せっかくだし、乗るか」


  17:47

 ザク偵 「結局見つからなかった・・・」

 白スナ 「疲れてないか?息上がってるぞ」

 ザク偵 「でも見つけなきゃ・・・」

 白スナ 「じゃあ、観覧車で高いところから探しつつ休んだらどうだ?」

 ザク偵 「いいわね・・・じゃそれで・・・」


  17:48

 グフB 「二人、まだ来ていないな」

 バーザム 「まあ、まだ十分以上あるし。そうだ、どうせだし観覧車乗らないか?」

 グフB 「しかし二人は・・・」

 バーザム 「二人っきりの時間を増やしてやろうじゃねえか」

 グフB 「・・・そうだな」


 ザク偵 「あー疲れた・・・白スナ、いた?」

 白スナ 「見たとこ見つからないな。てゆうかザク偵、その座り方だとパンツ見えるぞ。縞?」

 ザク偵 「ちょ、見ないでよ!もういい、寝る!」

 白スナ 「おいおい・・・(しかし、二人っきりだっつーのにムードもへったくれも無いな・・・)」


 バーザム 「ふー、今日は色々あったなあ・・・」

 グフB 「そうだな。でも、中々充実した一日だったぞ。流石よく調べただけはあった」

 バーザム 「言うなよ、照れるから・・・お前が楽しんでくれて何よりだ。・・・お前のために頑張ったんだからよ」

 グフB 「ああ。・・・い、今なんて!?」

 バーザム 「おい、アレ見ろ!」


 ドライセン 「夕陽・・・」

 ザクUF 「おいおいおい、きれえだなー」

 ドライセン 「ああ・・・これをザクと見ることが出来て、本当によかった・・・」

 ザクUF 「!!!」

 ドライセン 「あ・・・」


 ザク偵 「ふむふむ、観覧車からこの夕日が見れるように設計しているのね。メモっとこ」

 白スナ 「お前な、少しはこの素晴らしい眺めを楽しめや」

 ザク偵 「それもそうね。・・・うん、綺麗」

 白スナ 「・・・ザク偵」

 ザク偵 「ん?」

 白スナ 「またこの景色を二人で見にこねえか?(言ったぁ!言ってやったぞ!)」

 ザク偵 「・・・ごめん」

 白スナ 「え?」



 白スナ 「・・・そ、そうだよな!俺となんかじゃ迷惑だよな!うん!忘れてくれ!」

 ザク偵 「私が連れまわしたせい?」

 白スナ 「・・・え?」

 ザク偵 「疲れてるんでしょ?だからそんなよく分からない事口走るなんて・・・」

 白スナ 「・・・凝った言い方しなきゃ良かったな。じゃ短刀直入に言うわ、また二人でここに遊びに来ないか?」

 ザク偵 「え?・・・ん〜、白スナが奢るなら」

 白スナ 「う、そりゃきついなぁ・・・」

 ザク偵 「もしくは取材のアシとしてならね」

 白スナ 「・・・それで」

 ザク偵 「交渉成立ね。じゃ次もよろしく!」

 白スナ 「おうよ(最後の最後でこいつのペースかよ・・・ま、いっか)」


 ザクUF 「ドライセン・・・お前、今」

 ドライセン 「・・・まだ心の準備が出来ていない。観覧車を降りるまで待っててくれないか?・・・頼む」

 ザクUF 「ああ・・・(こ、この雰囲気!この空気!これはもしかしてフラグですか!?

        フラグってやつっすか!!?イズイットフラグ?

        しかしあのドライセンが・・・また殴られたりしないよな・・・不安だ・・・今どんな様子だ?

        ・・・あ、夕日を見てるドライセン綺麗だな・・・う、思わず見とれちまった。

        でも顔も悪くねえし、スタイルもいい。

        俺を殴ってこない限り悪い奴じゃないし、RD‐4もなついてる・・・

        というか、俺は選り好み出来るほどもてやしない。

        うん。もしもドライセンが俺に告白してきたら、俺は・・・照れるなーオイ!

        悪いなライデンとガイア兄貴!俺は先に行くぜ!)」

 ドライセン 「・・・どうした?」



 バーザム 「綺麗だな・・・」

 グフB 「なあ」

 バーザム 「ん?」

 グフB 「隣・・・いいか?」

 バーザム 「え?まあいいけどよ、この距離なら密着しちゃ」

 グフB 「そうか・・・邪魔する」

 バーザム 「お、おい・・・」

 グフB 「綺麗な・・・夕陽だ・・・なあ、バーザム」

 バーザム 「・・・」

  ギュッ

 バーザム 「!!」

 グフB 「バーザム・・・」

(ドライセン・・・彼女のザクに対する愛情は本物だ

彼女を見て・・・そして今日一日でわかった事がある・・・

・・・バーザム・・・

私は、お前の事が・・・)


 ザクUF 「良かったよな、観覧車」

ドライセン「ああ」

 ザクUF 「で、さっきの話なんだけど・・・」

ドライセン「・・・」

 ザクUF 「何なんだよ。いや、言いたくないなら別にいいけど。

        でも、せっかくなら聞きたいなーとかなんとか」←テンパリ中

 ドライセン 「ザク!」

 ザクUF 「はいい!!?」

 ドライセン 「わ、私は!お前が!その、す、す・・・」

  プツン


 バーザム 「グ、グフ・・・」

 グフB 「バーザム・・・」

  『・・・お金が・・・』

  『・・・が養子になれば・・・あなたが作った借金も・・・』

  『俺のせいだけじゃないだろ!お前だって・・・』

  『ねえバーザム、私たちのために・・・』

  『やだなんて言える資格なんて!お前には無いんだよ!!』

 バーザム 「!!駄目だ!」(グフBを引き剥がす

 グフB 「バ、バーザム・・・?」

 バーザム 「悪い・・・でも俺にゃ・・・お前を・・・」

 グフB 「何で・・・」

  バキッ、ドカッ、メキョ

 バーザム 「何だ!?」


 ドライセン 「あああああああ!」(恥ずかしさゲージ崩壊)

 ザクUF 「ちょ、ま・・・」

 ザク偵 「・・・何があったの?とりあえず撮影撮影」

 白スナ 「おお、F・G・Gのコンボだな。あ、ロマンキャンセル」

  SRASH!!

 ザクUF 「ぐはっ・・・」

 ドライセン 「はっ、私は何を・・・ザク!」

 バーザム 「おいおいまたかよ。ザク、生きてるか?」

 ザクUF 「し・・・」

 白スナ 「?」

 ザクUF 「信じた瞬間裏切った!」ガクッ

 白スナ&バーザム 「ラフメイカー!!」

 ドライセン 「またやってしまった・・・」

 グフB 「ドライセン・・・また機会はあるはずだ」

 ドライセン 「すまない。お前の方はどうだった?」

 グフB 「・・・・・・聞かないでくれ・・・」

 ドライセン 「!・・・そう、か」



 ドライセン 「では四人とも、また学校で」(ザクを背負ってる)

 白スナ 「ザク、大丈夫なのかね?」

 バーザム 「家に帰るまで寝ててくれりゃ都合いいけどな。でお前らはデート?」

 白スナ 「ああ、お前らを尾行してた」

 ザク偵 「ちょっと、なんでばらしてるのよ!」

 バーザム 「・・・やっぱりな。じゃお二人さん、ちょっとこれ見てもらいます?」

 ザク偵 「え?」

  つ【お化け屋敷でザク偵が白スナにしがみつきながらひきずっている携帯画像】

 白スナ 「あ・・・」

 ザク偵 「!!!」

 バーザム 「お前らが遊園地で撮った写真全部と交換だ。いいよな?」

 ザク偵 「くっ・・・いい根性してるじゃないの」

 バーザム 「・・・根性なんて無えよ、俺にはよ。グフ、帰ろうぜ」

 グフB 「・・・そうだな。白スナイパー、強行偵察ザク、また明日」


 ザク偵 「・・・二人、ケンカでもしたの?」

 白スナ 「俺に聞くなよ」


  終わり



2006/08/21 20:57:57  >>14氏
2006/08/21 20:59:47  >>15氏
2006/08/21 21:05:14  >>16氏
2006/08/23 23:01:15  >>29氏
2006/08/25 20:53:01  >>42氏
2006/08/28 20:25:10  >>47氏
2006/09/01 00:16:55  >>67氏
2006/09/01 00:42:33  >>68氏
2006/09/04 20:45:37  >>80氏
2006/09/04 22:02:24  >>81氏
2006/09/07 22:15:44  >>101氏
2006/09/11 21:14:05  >>145氏
2006/09/11 21:16:39  >>146氏
2006/09/14 15:42:54  >>182氏
2006/09/20 00:47:01  >>221氏
2006/09/24 07:23:21  >>253氏
2006/09/24 07:40:43  >>254氏

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