MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● UC学園ミュージカル 〜ガンダム(とアルビオン)の憂鬱〜 ●


  苦難の末、アルビオン(とその他二人)という強力な助っ人を手に入れたUC歌劇団。

  だが、これは私たちがこの後幾度も降り掛かる物語の序章でしかなかったのだ。

 アルビオン 「まあ、正確なあらすじを読みたきゃ、ぬ氏のまとめページに行きなさいってコト」


 赤ザク 「ああっ!シロエット様・・・!」

 アルビオン 「アイナ!おまえが未だその男を愛しているのなら、私のアプサラスVで共に灰となるがいい!」

 ガンダム 「お・・・俺は・・・生きてアイナと・・・・・・だぁーーっ!やってられっかーーっ!」

  ここはUC学園の旧校舎。ミュージカル組の8人はここで稽古に励んでいました。

 ガンダム 「大体なんでこんな普通に人が通る場所でやるんだよ!?見られたら10日は笑い者間違いなしだぞ!」



 ガザD 「いやあね、本来予定してた廃ビルが

       時代劇愛好会の『新選組三番隊組長・斎藤一追悼上映会』とかで使うってきいたから、やめたのよ」

 アルビオン 「それに、実際にやったらかなりの間笑い者にされるから同じよ」

  アルビオンさんの冷静な突っ込みにガンダムくんの表情はさらに暗くなります。

 G-4 「お兄ちゃんなんていい方だって。あたしなんてノリス役だよ!ノリス役!」

 デナン・ゲー 「それに、たとえどんなにクサイ台詞でもアルさんの『ガトォォォッ』の破壊力の前には及ばないからね」

 アルビオン 「てめえ、どさくさに紛れてなーに言ってやがる?」

  なんだかアルビオンさん、デナン・ゲーさんにヘッドロックかけてます。

  しかもギブギブ言ってるのに全く聞いてません。

 赤ザク 「ね、ガンダム君。頑張ってみようよ」

  赤ザクちゃん、『幼なじみ攻撃』でガンダム君を説得しようとします。

 ガンダム 「あ・・・・・・うん」

  あっさり落ちるなよ、ガンダム君。


 ガンダム 「それにしても、もう遅いからこのくらいでやめようか?」

  ガンダム君が言ったのももっともです。外は完全に真っ暗、下校時間なんかとっくにすぎてます。

 アルビオン 「よぉし、んじゃ今日は解散!」



  くらい校内をアルビオンさんは慣れた足取りで歩いていきます。

  彼女、卒業生だけあって校内のことはたいてい知っているのです。

 ガザD 「アルさん?そっちは玄関じゃありませんよ?」

  ガザDちゃんの忠告にアルビオンさんは「わかってる」と答えました。

 アルビオン 「いやあね、何だか久しぶりに体使ったからあっちこっち痛くてさあ・・・

        保健室行ってケルゲレンちゃんに湿布もらってくる」

  ガザDちゃんが相鎚を打ちアルビオンさんを見送ると、アルビオンさんは闇の彼方へ消えていきました。

  しかし、アルビオンさんは知らなかったのです。

  彼女が在学していた頃の校医、ケルゲレンさんはもはやこの学園に無く、

  代わりに『神の手』がいるということに。



  ガチャリコ

 アルビオン 「ういーっ、ケルゲレンちゃん湿布わけてー、ってあら」

  アルビオンさんが扉を開けると、保健室の中には誰もいませんでした。

 アルビオン 「お出かけみたいだねぇ・・・湿布だけパクって帰ろっか」

  ・・・アルビオンさん、それは立派な犯罪です。

 アルビオン 「ん?今誰かがなんか言ったような・・・

        まあ、電気がついてるってことはまだ校内にいるってコトだし、気長に待ちますか」



 アルビオン 「・・・今気付いたけど、服ぐしょぐしょじゃん」

  まあ、夕方からこの時間までずっと動いてたら当たり前と言えば当たり前ですが。

 アルビオン 「替えの服、替えの服っと・・・」

  替えの服を探しはじめたアルビオンさんの目前に一着の服がありました。

  それは保健室常備の学園指定の制服。

 アルビオン 「・・・あとで洗って帰せばいいよね」

  ・・・だからアルビオンさん、それは立派な犯罪ですってば。

  しかし、そんなこともお構いなしに

  カンガルー柄のエプロン、Tシャツ、ジーンズと彼女の衣服が保健室のベッドの上に投げ捨てられ、

  代わりに制服のブラウスとスカートが無くなっていきます。



 アルビオン 「あら、結構似合うじゃない」

  湿布の残骸と脱ぎ捨てた服の入った紙袋を尻目に、アルビオンさんは大鏡に向かってポーズをとりはじめます。

  というか、似合いすぎのような気もしなくはありません。

  実際、アルビオンさんは20代前半ですし、童顔のせいもあってか高校生といっても通りそうです。

 アルビオン 「さあて、あとはケルゲレンちゃんに報告してから帰りますか・・・ん?」

  ドアの前が急に騒がしくなり、ガチャリコとノブの回る音が。

  ドアが開け放たれると、白衣を着た金髪の女性と、

  何だか見覚えのある“ナマモノ”をかかえた制服の少女がいました。

 ラビアンローズ 「ただいまー、ってあらお客さん?」

 グフカス 「そのようですね・・・」

  アルビオンさんは驚きます。なにせ、全く知らない女性が白衣を着て入ってきたからです。

 ラビアンローズ 「あなた初めてね。名前は?」

 アルビオン 「あ、え、えーと・・・」

  アルビオンさんは軽く混乱します。

  もしこんな格好で知らない人に本名を言えば、忌まわしき『ガトォォォッ事件』の何倍も笑い者になるからです。

  しかもなんかこの人、保健医さんらしいですし。

  結局アルビオンさんは迷った挙げ句、とっさに思いついた偽名を口にしました。

 アルビオン 「と、トロイホース・・・です」

 ラビアンローズ 「トロイホースちゃんね」

 トロイホース 「あの・・・疲れてたので湿布をもらおうとして・・・失礼しました!」

  トロイホースことアルビオンさんは紙袋を持ってさっさと逃げようとします。



 ラビアンローズ 「ダメ」

  保健医さんらしき方がトロイホースちゃんの襟首をつかんで逃亡を妨げます。

 トロイホース 「え・・・?」

 ラビアンローズ 「あなた、すっごく疲れた顔してるわよ。湿布だけじゃ役不足だわ」

 トロイホース 「え、え?え?」

  まあ、一応彼女も社会人ですし、あの稽古のあとなら疲れていても仕方ないです。

 ラビアンローズ 「グフカスちゃん、この子にもマッサージお願い」

 グフカス 「はい・・・」

  グフカスと呼ばれた少女は“ナマモノ”をベッドに横たえました。

  トロイホースちゃんはすぐさまその“ナマモノ”の正体に気付きます。

 トロイホース (嘘・・・ガンダム君・・・?)

  白目をむいて横たわるガンダム君を見て、トロイホースちゃんの血の気は引いていきます。

  ですが、時すでに遅し。トロイホースちゃんの体は強引にベッドに押し倒されたあとでした。

 グフカス 「肩の力を抜け」

 トロイホース 「え、ちょ・・・待って待って待って!!」

 グフカス 「ちぇぇぇぇぇぇいぃぃぃぃぃッ!!!」

 トロイホース 「あふうううううっ!!!」


  次の日、二人の脱け殻は早朝出勤だったホワイトベース先生に発見されたそうな。


  終劇



2006/08/23 08:34:33  >>24氏
2006/08/23 16:39:32  >>25氏
2006/08/23 23:18:48  >>30氏
2006/08/29 08:31:00  >>54氏
2006/08/29 16:24:57  >>57氏
2006/08/29 17:04:21  >>58氏

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送