MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● 賑やかな朝とスカウト ●


 Dサイズギルティ 「あんたねぇ!いい加減にしなさいよ!」

 ティエンロン 「先輩こそいい加減に目を覚ますです!!

 Dサイズギルティ 「寝ぼけてんのはあんたでしょうが!何度言ったらわかるのよ!?」

 ティエンロン 「先輩も何度も同じ嘘ばっかりです!!」

  今日も始まった朝。

  いつものとおり、俺を間に挟み、それぞれ俺の腕を取りながらギルティとティエンロンが言い争っている。

 デリンジャーアームズ 「ククククク・・・・・・朝からやってくれるなぁ、あの娘達は」

 セラフィム ・・・・・・頼むから笑ってないで止めてくれ」

 デリンジャーアームズ 「こんな面白い光景、終わらすなど勿体無かろう」

  ついでに言えば、唯一この光景を見ていたのがデリンジャーアームズだが、

  これもいつもどおり止めようとはせず楽しんでいる様子。もう慣れたけど、朝からだとちょっとつらい。

 セラフィム 「いい加減にして止めろ二人とも」

 Dサイズギルティ&ティエンロン 「「ぐぬぬぬぬぬぬ!!」」

 セラフィム 「・・・・・・だめだ」

  二人は睨み合っている。この分だと学園に到着するまでこの状態だろう。俺はもう諦める事にした。

 セラフィム 「ん?そういえばサンドレオンはどうしたんだ?」

 デリンジャーアームズ 「サンド嬢か?調べる事があると言って先に学園に行ったそうだ」

 セラフィム 「ふーん・・・・・・」

  調べる事というのが若干気になりつつも、俺はギルティとティエンロンに引っ張られながらも歩いていた。

 ウイング 「おっはよーございま〜す♪」

 Wゼロ ・・・・・・おはよう」

  そこに、後ろから元気の良い声と、静かな声が聞こえた。

  振り向くとそこには、剣道部で後輩のウイングと娘と、同級生のウイングゼロの姿。

 デリンジャーアームズ 「フフフ、来たなW兄妹」

 ウイング 「デリンジャー先輩今日も怪しい〜」

  ウイングはいつもながら元気がいい。傍から見たら怪しすぎるデリンジャーアームズとも平気で話している。

  ウイングゼロは相変わらず無口で何を考えてるか良くわからない。俺も時々言われるが。

 セラフィム ・・・・・・丁度良かった。ウイング、この二人を何とか・・・・・・」

 ウイング 「セラフィム先輩も今日もモテモテですねぇ、ちょっと羨ましい〜」

 セラフィム ・・・・・・・・・頼むウイングゼ

 ウイング 「兄さんも羨ましいって」

 Wゼロ ・・・・・・

  ウイングは止める気ゼロ。

  そしてこれもいつもどおり、ウイングに代弁されているウイングゼロだったが、軽くため息を吐いたあたり違うだろう。

  そして無表情ながら諦めろと言っている様に感じた。

 ウイング 「あ、そうだセラフィム先輩。剣道部に入ってくださいよ?」

 セラフィム 「ハ?」

  話題を変えるように、ウイングが唐突に言ってきたので思わず間の抜けた声が出た。

 セラフィム 「いきなりなんだ・・・・・・?」

 ウイング 「だって、セラフィム先輩って剣筋良いじゃないですか」

 Wゼロ ・・・・・・」

 ウイング 「兄さんもそう言ってるし」

  ウイングゼロの様子から見て、今度の代弁は合っているらしい。

  まぁ確かに、今は無所属だけどAC学園に入った際いろんな部活を見て、

  剣道部で何故か勝負することになって、相手は確かトールギスUで筋は良いと言われてた事があった。

  まさかまだ覚えてたなんて。

 セラフィム 「い、いや俺は・・・・・・」

 ウイング 「入ってくださいよ〜」

 Dサイズギルティ&ティエンロン 「「だめっ!」」

 ウイング 「ひゃっ!」

  ウイングに詰め寄られ困っていた時、今までいがみ合ってたギルティとティエンロンが声を揃えて否定した。

 ティエンロン 「剣道部に入れるくらいなら、フィム先輩は料理部に入るんです!」

 Dサイズギルティ 「入らないから」

 ティエンロン 「えぇ〜〜!!」

 Dサイズギルティ 「セラフィム君は何処の部活にも入部しないの!放課後は、ずっとあたしと一緒にいるんだから!」

 デリンジャーアームズ 「ククク、それは恒例の勝負に勝手からの話だがな」

 Dサイズギルティ 「えぇ〜〜!!」

  ギルティとティエンロンは同じリアクションをしていた。

 セラフィム 「俺は、その、部活とかは何となく苦手だから・・・・・・」

 ウイング 「そうなんですかぁ、残念です。でも気が変わったらいつでも言ってください。私は大歓迎です。ね?兄さん」

 Wゼロ 「・・・・・・」

  今日は珍しくウイングの代弁が合っている。いつもは合っていないと聞いていたけど。

  とりあえず、何とか誤魔化すことに成功した。

 デリンジャーアームズ 「フフフフ、ならオレの部に入らんか?」

 セラフィム 「遠慮しておく・・・・・・」

  最後に、デリンジャーアームズからも誘いが来たが、俺は全力&即答で断っておいた。

  そして俺をめぐってギルティとティエンロンはまた争いだし、俺の一日は少し騒がしく始まった。



2006/08/25 16:41:54  >>40氏

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