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● UC学園ミュージアム 〜衣装合わせの巻〜 ●


  今日もミュージカル組はペガサス屋書店の2階で練習に励んでいます。

 G-4 「そうか!貴様がアイナ様の思い人かっ!」

 ガンダム 「でりゃあああああ(バキュバキュバキュ)」

 G-4 「(シュタッ)そのくらいでいい気になるな!(バキュバキュバキュ)」

  ジャージ姿のガンダム君とG‐4ちゃんが新聞紙の剣と弾の入ってないエアガンで殺陣をやっている最中です。

  ガンダム君がやけくそ気味ですが、まあ迫真の演技ということで。


 アルビオン 「・・・やっぱこのシーンはド派手な煙幕とでかいハリボテが一番うけるのよ」

 デナン・ゲー 「でもコロニーのハリボテなんてありますか?」

 アルビオン 「デラフリの時のがまんま残ってるから大丈夫。

        煙幕はそうねえ・・・ドラゴン花火が20発もあれば足りるかしら」

 デナン・ゲー 「・・・一体どこで上演する気ですか?」

 アルビオン 「だいたい劇なんて火薬は多けりゃ多いほどうけるのよ。

        デラフリのときだってドラゴン60発に爆竹40発使ったし」

  こちらはこちらで演出の相談をしている様子です。

  あとアルビオンさん・・・その発想はアジア映画ですよ。



 ガザD 「持ってきましたよー、衣裳!」

  両手に大きな紙袋を抱えたガザDちゃんとG‐5ちゃんが仕立て屋から帰ってきました。

 アルビオン 「ハイご苦労さま。おーいお前達ィー、衣裳あわせすっぞー」

  アルビオンさんの一声に書店内にいたミュージカルメンバーみんなが集まってきます。

 アルビオン 「そんじゃご開帳っと」

  アルビオンさんが紙袋の封を強引に破いて、中の服を取り出します。



 赤ザク 「メイド服?」

  そうです、一枚目の服はメイド服でした。

  それも、英国式の本格的な奴。


 アルビオン 「こりゃミラー兼ナレーター役のデナン、お前だな」

 デナン・ゲー 「///////(思考停止中)」


 アルビオン 「さて、2枚目を・・・・・・」


 ガンダム 「またメイド服?」

  こんどは少し仕様の違う、露出の高いメイド服が出てきました。

 アルビオン 「これは・・・・・・ほら、アイナ」

 赤ザク 「なんでアイナがメイド服なんですか!?」


 アルビオン 「いやな予感もするが・・・・・・3枚目」



 ガザD 「またぁ・・・・・・」

  やはり3枚目もメイド服でした。

 アルビオン 「きっと・・・・・・これは・・・・・・ノリス」

 G-4 「おかしいでしょ、アルビオンさん!」


 アルビオン 「ええい、面倒だ!あと3枚は一気に出すぞ!」



 アルビオン 「バーミンガムの野郎っっっ」

  もちろん期待に裏切らず、4・5・6枚目もメイド服でした。



  激昂したアルビオンさんは携帯を取り出してどこかにかけました。

 ??? 「はい、こちらワイアット洋裁店・・・・・・」

 アルビオン 「くぅぉぉぉるぁぁぁぁヴァーミングァムぅぅぅっ!!!」

  アルビオンさんは電話口のむこうに般若の表情で怒鳴りつけました。

 バーミンガム 「なんだアルか・・・・・・どうしたんだ」

 アルビオン 「どうしたもこうしたもないわっ!何でミュージカルの衣裳がメイド服に化けてんのか説明しろっ!」

 バーミンガム 「は?メイド服?」

 アルビオン 「とぼけんな!お前の店で仕立てたミュージカルの衣裳の袋の中がメイド服だったんだよ!」

 バーミンガム 「えっ?俺はあれに変更って聞いて仕上げたんだが・・・・・・」

 アルビオン 「はい?私?」

 バーミンガム 「ああ。ウチに電話がかかってきて『劇の内容に変更がある。全部ケモノメイドにしてくれ』って」

  アルビオンさんはこの言葉を聞くと、小物の入った袋を開けました。

  中からは耳、肉球ミトン、そして尻尾といった感じにコアなグッズが出てくる出てくる。

  もちろんアルビオンさんはこんなもの頼んだ覚えはありません。

 アルビオン 「どんな奴だった?もしかしてコマカス?」

 バーミンガム 「さあ・・・・・・でも複数だからコマカスじゃないはずだし、後ろの奴がRD‐4とかなんとか言ってたよ」

 アルビオン 「ああ、うちで何週間かバイトしてた子ね。あとで洗い浚い調べてみるわ」

  このとき、アルビオンさんの中では工作犯への殺意が渦巻いていました。



 バーミンガム 「とりあえず服の型紙はあるから、なんとかなりそうだ」

 アルビオン 「サンキュ」

  アルビオンさんは電話を切って、みんなの方を向きます。

 アルビオン 「と言うわけだ。仕方ないから明日からはこいつで稽古だな」

  一同、俄然の表情。

 アルビオン 「腐ってもバーミンガム、服の形状以外は元の服と変わらない。つまり、十分練習に耐えれるって事だ」

 ガンダム 「いや!待って、俺もそれ着るんですか!?」

 アルビオン 「バーミンガムなら6日もあれば新しい服は作れる。それまでの辛抱」

 ガンダム 「いや!俺、男・・・・・・」

 アルビオン 「呪うならこんな工作を企んだ奴を呪え。私だってメイド服は嫌だし」

 ガンダム 「・・・・・・・・・」

  その日、ペガサス屋書店が異様なオーラをまとったのは、言うまでもない。



・・・以下、連載中!!



2006/09/08 08:21:25  >>106氏
2006/09/09 08:17:19  >>120氏
2006/09/09 13:57:40  >>125氏
2006/09/11 15:47:26  >>140氏

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