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● 帰ってきたとっても強いお姉ちゃん ●


 Dサイズギルティ 「いやー疲れた疲れたぁ」

 セラフィム 「・・・・・・右に同じ」

 サンドレオン 「ご苦労様です」

  今日も学園生活が終わり、ギルティ、セラフィム、サンドレオンの3人は夕方の帰り道を歩いていた。

  サンドレオンはいつものとおり、絶やさない笑顔。

  しかしギルティは今日も授業での勝負に負けてデリンジャーアームズに色々され、

  セラフィムはギルティカスタムに色々されて、とても疲れている様子。

 サンドレオン 「こういう時は、アイスを食べるのが一番です。

         最近新作のアイスを作ったんですけど、食べてみますか?」

 Dサイズギルティ 「マジっすか!今回はどんなアイスですか!?」

 サンドレオン 「今回はキムチアイスです。甘くなく、辛いアイスなんて画期的と思いません?」

 Dサイズギルティ&セラフィム 「「思いません」」

 サンドレオン 「あらあら」

  サンドレオンの新作アイス情報に声を合わせて即答で返すギルティとセラフィム。

 Dサイズギルティ 「あたしあれ食べたいな。あの・・・・・・グレープフルーツのシャーベット」

 サンドレオン 「キムチも美味しい筈なのですけど、いいですよ?」

 セラフィム 「ん?あれは・・・・・・」

  セラフィムは何かに気づいた。

  それに合わせて、サンドレオンと両手を挙げて喜んでいたギルティも気づき、セラフィムと同じほうを見た。

 チンピラ1 「おいてめぇっ!何とか言えやコラァ!!」

 ??? 「・・・・・・」

 Dサイズギルティ 「揉め事かな?ん?あれでも・・・・・・あの女の人何処かで・・・・・・」

 サンドレオン 「・・・・・・あの人は、まさか・・・・・・」

  セラフィム達の視線の先では、一人の女が数人のガラの悪い男達に囲まれからまれていた。

  そして女の顔を見て、ギルティは何かを思い出すように表情を歪め、

  サンドレオンは笑顔ながら驚いている様子。

 チンピラ2 「綺麗なお姉さん?人と肩ぶつかっといて無視はないんじゃねぇの?」

 ??? 「・・・・・・」

 チンピラ3 「だんまり?普通、人とぶつかったら謝るでしょw」

 チンピラ1 「さっさと謝れよ!おいこら!」

 ??? 「・・・・・・・・・ふぅ。お前達、頭悪いだろ」

 チンピラ4 「ああ?いきなり何言ってんだこいつ?」

 チンピラ5 「なんかむかついたなぁ。優しく事を終わらせようとしてんのに」

  今まで黙りを決めていたらしい女が言った一言に、今までキレていた男は勿論の事、他の男も怒り出す。

 ??? 「そんなに横に開いて歩いているからぶつかるんだろう?

     ぶつかりたくなければ端を歩け、端を。通行の邪魔だ」

 チンピラ1 「姉ちゃんよ。あんまし舐めた事言ってっと怪我するぜ?その綺麗な顔に傷なんてつけ・・・・・・っ!」

  辛抱できなくなったのか、男の一人が女の胸倉をぐっと掴み上げた。

  しかしその瞬間、男の声は止まる。

 チンピラ2 「おい、どうした?」

 ??? 「・・・・・・はっ!」

 チンピラ1 「おわぁぁっ!!」

  そして男の異変に気づき、別の男が近づくと、女の声と共に男の体は持ち上げられた。

  他の男達は驚き思わず後ろに退く。

  女は片手で、自分の身長以上の男を持ち上げているからだった。



 ??? 「誰の顔に傷が付くというんだ?聞いていなかった様だからもう一度言ってやろう。

     通行の邪魔だ、端を歩け」

 チンピラ1 「て、てめっ!降ろせ!!」

 ??? 「ほら」

 チンピラ1&チンピラ3 「「どわっ!!」」

  無表情に近い女は、男を近くにいた別の男に向かって石を投げるように軽々と放り投げると、男二人は倒れた。

 チンピラ1 「て、てめぇ、やりやがったな!!」

 チンピラ3 「構う事はねぇ!やっちまいぇーーい!!」

  そして倒された男の声に、他の男達が一斉に女に飛び掛る。

 ??? 「今度は多勢に無勢か。つくづく情けない!」

  それに対し、女は穿いているスカートをふわりと捲り上げ、スカートの中から2丁の銃を取り出し構えた。

  そしてこの瞬間、ダンっと言う何発かの銃声が響き、男達はその場に倒れる。

  銃口からは仄かに煙が出ている。

 チンピラ達 「・・・・・・がっ・・・・・・」

 ??? 「安心しろゴム弾だ。しばらくそこで寝ているんだな」

  既に気絶している男達を、一人一人道の端に放り投げると、女はそう言い残しその場を後にしようとした。

 サンドレオン 「あ、やっぱり!」

 ??? 「ん?」

  女が歩き出そうとした時、サンドレオンが小走りで女に近寄る。

  サンドレオンの表情は、笑顔ながらやはり驚いている様子だ。

 Dサイズギルティ 「あ!思い出した!」

 サンドレオン 「姉様!やっぱり姉様です!!」

 ??? 「サンドレオン!よかった、元気そうで何よりだ」

  サンドレオンに姉様と呼ばれた女は、サンドレオンの顔を見るなり先程の無表情とは違い、

  凛々しい笑顔でサンドレオンに近寄る。

 セラフィム 「ね、ねえさまって?」

 Dサイズギルティ 「ああ、セラフィム君は知らないんだよね。

           この人、サンドレオンカスタムって言う人で、レオンのお姉さんなの」

 セラフィム 「え?サンドレオンってお姉さんがいたのか?」

 Dサイズギルティ 「うん。しかも、ものっ凄い強いんだよね。さっきの見たでしょ?」

  そして一人だけ困惑の表情のセラフィムに、ギルティは女、サンドレオンカスタムについて説明する。

  改めて説明すると、セラフィム達の前にいる銃女の名はガンダムサンドレオンカスタム。

  その名のとおり、サンドレオンの姉である。



 サンドレオン 「いつ、帰ってきたのですか?」

 サンドレオンカスタム 「昨日の夕方だ。本当はもう少し早く帰ろうと思ったんだが、間違えて北極に行ってしまってな」

 セラフィム 「・・・・・・どう間違って北極に・・・・・・」

 サンドレオンカスタム 「君は?」

 サンドレオン 「私のお友達のセラフィムさんです」

 セラフィム 「ど、どうも」

 サンドレオンカスタム 「サンドレオンカスタムだ。よろしく頼む」

  サンドレオンカスタムは変わらない笑顔で、銃をスカートの中に閉まってセラフィムに頭を下げる。

  セラフィムも頭を下げるが、サンドレオンカスタムの銃をしまう仕草に思わず赤くなって顔を背けた。

 Dサイズギルティ 「どうもです」

 サンドレオンカスタム 「君は、確かあのギルティカスタムの妹の・・・・・・」

 Dサイズギルティ 「ギルティです。久しぶりです」

 サンドレオンカスタム 「あぁ。ギルティカスタムは相変わらずルシフェルを溺愛しているのか?」

 Dサイズギルティ 「溺愛って程でもなく表現にちょっと問題ありますけど。お姉ちゃん達は全然変わってないです」

 サンドレオンカスタム 「そうか。ふふっ、ルシフェルがどれだけ女顔になっているか、楽しみだな」

  セラフィムに続くとばかりにギルティがサンドレオンカスタムに元気よく挨拶をする。

  サンドレオンカスタムは、ルシフェルやギルティカスタムを初めとする3年勢と同年代な為、

  懐かしさもあってか少し楽しそうに微笑んでいた。

 サンドレオン 「それで、姉様はどうしたのですか?」

 サンドレオンカスタム 「ん?あぁそうだ。AC学園に行こうとしていたんだが、道を忘れてしまってな。

            歩いていたらこの男達にからまれたんだ」

 Dサイズギルティ 「AC学園ですか?」

 サンドレオン 「あぁ。私もAC学園に編入しようかと思ってな」

 セラフィム 「そ、そうなんですか」

  サンドレオンカスタムはAC学園に入るつもりらしい。

  それを聞いて、3人は少し驚くものの、サンドレオンカスタムの年齢的に納得する。

 Dサイズギルティ 「それじゃあ、レオン?あたしとセラフィム君はもう帰るから、

           サンドレオンカスタムさんを学園に案内してきなよ!」

 サンドレオン 「え?」

 Dサイズギルティ 「せっかく会えたんだから、ね?セラフィム君も行こ?」

 セラフィム 「あ、あぁ。それでは、サンドレオン、お姉さん、また」

 サンドレオンカスタム 「ああ。ギルティカスタム達に宜しく言っておいてくれ」

 サンドレオン 「そ、それでは、また明日・・・・・・」

  ギルティはサンドレオンに気を遣い、セラフィムの手を引いてその場から小走りで立ち去って行った。

  サンドレオン姉妹は、ギルティ達に手を軽く振って見送る。

 サンドレオンカスタム 「さて、まだ学園はやっているだろう?行くとしy」

  そしてギルティとセラフィムの姿が見えなくなると、サンドレオンカスタムは再び歩き出そうとする。

  しかし、歩こうとした時、サンドレオンカスタムの言葉と体は止まった。

  サンドレオンが体に抱きついているからだった。

 サンドレオンカスタム 「どうした?」

 サンドレオン 「・・・・・・・・・姉様・・・・・・」

 サンドレオンカスタム 「ん?何を泣いている?」

  姉の胸の中でサンドレオンは泣いていた。

  サンドレオンカスタムは、サンドレオンの頭を優しく撫でながら、優しい口調で言う。

 サンドレオン 「もう・・・・・・急にいなくなったと思ったら。姉様はいつも・・・・・・急なんですから」

 サンドレオンカスタム 「・・・・・・すまない。寂しい思いをさせてしまったか?」

 サンドレオン 「いえ、私には、ギルティさんやデリンジャーアームズさん達がいましたから・・・・・・

        でも、もう居なくなったらり、しないで・・・・・・」

 サンドレオンカスタム 「ああ。私はもう何処にも行かないよ。

            姉として、サンドレオンを守る剣としてな。だからもう泣かない。な?」

 サンドレオン 「は、はい」

  サンドレオンは姉の胸から離れると、涙を拭っていつもの笑顔を見せた。

  サンドレオンカスタムもサンドレオンの頭を再び撫でて笑みを浮かべる。

 サンドレオン 「それでは行きましょう、姉様」

 サンドレオンカスタム 「ああ」

  そしてサンドレオン姉妹は仲睦まじくAC学園に向かって歩いていくのだった。

  ―終―



2006/09/20 02:11:13  >>223氏
2006/09/20 02:12:07  >>224氏
2006/09/20 02:14:19  >>225氏

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