MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● はじめてのお友達(仮) ●


  保健室。

 ラビアンローズ 「今日はもう早退した方がいいわね」

 ザニー 「そんな。まだ2時間目も、けほっけほっ!」

 ラビアンローズ 「そんな体でこれ以上だめよ。家に帰るか病院に行ったほうがいいわよ?」

 ザニー 「で、でも、私一度も最後まで授業受けたことないんです・・・・・・。今日は久々に登校できたのに」

 ラビアンローズ 「仕方ないわ。早く最後まで授業を受ける為にも、今は体を治した方がいいわよ」

 ザニー 「・・・・・・わかりました・・・・・・」

  ザニーが渋々了承した時、保健室の扉が開く。

 プロトキュベ 「ラビアン先生。眠いから寝かせてください」

 ラビアンローズ 「ここはホテルじゃないのよ。早く授業に戻りなさい」

 プロトキュベ 「やだね、眠いし。授業なんて受けなくても、私は頭いいの」

 ラビアンローズ 「あなたねぇ。だったら、この子を家まで送ってって頂戴」

 プロトキュベ 「んん?誰、その子?」

 ザニー 「ど、どうも・・・・・・こほっ」

 ラビアンローズ 「この子早退なの。担任へは私から言っておくから」

 プロトキュベ 「はいはい。分かりました。君、名前は?」

 ザニー 「ザニーと言います」

 プロトキュベ 「じゃあ、荷物持って来て。玄関で待ってるから」

 ザニー 「はい」


  帰り道。プロトタイプ・キュベレイとザニーは並んで歩いている。プロトキュベレイはザニーの荷物を持っている。

 プロトキュベ 「君、体が弱いんだ」

 ザニー 「・・・はい。小さい頃からそうなんです」

 プロトキュベ 「ふーん」

 ザニー 「ごめんなさい。私のせいで、その、保健室で」

 プロトキュベ 「いいって。どうせ寝れもしなかったし、授業に出るよりは十分マシ」

 ザニー 「そ、そうですか。こほっ、けほっ」

 プロトキュベ 「あ、大丈夫かい?」

 ザニー 「は、はい大丈・・・けほっけほっ!」

 プロトキュベ 「ほら、私の背中におぶって」

 ザニー 「すみません、けほっ!」

  プロトタイプ・キュベレイはザニーをおぶって歩く。

 プロトキュベ 「君さ。学校に行きたいようだけど、無理して行ったって面白くないと思うよ?授業はつまんないけどね」

 ザニー 「でも・・・・・・私こんなだから、友達も出来なくて」

 プロトキュベ 「だったら私が友達になってあげるよ。私の友達も連れて、今度お見舞いでも行くからさ」

 ザニー 「本当ですか?」

 プロトキュベ 「本当だとも。だから早く良くなって一緒に屋上で寝よ。あそこは気持ちいいから」

 ザニー 「はい。私、嬉しいです(涙)」

 プロトキュベ 「おいおい泣くことはないでしょ?ほら、あの喫茶店で休んで行こう」

 ザニー 「はい」

  カランコロ〜ン

 トルネード 「いらっしゃ〜い。あら、可愛い娘♪」

  プロトタイプ・キュベレイとザニーは『喫茶 竜巻』に入る。

  そして今日、ザニーに記念すべき友達第一号ができた。先輩だけど。



2006/09/22 01:48:26  >>243氏

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