MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● 試験も何にもないけど交流はある幽霊達のお話 ●


   ビルゴ家の夜。ビルゴ親子は夕飯を食べていた。

 ビルゴU 「パパぁ?今日の夕飯どお?今日は私が作ったんだよぉ」

 ビルゴV 「あぁ、美味いよ」

 ビルゴU 「お姉ちゃんは?」

 ビルゴ 「・・・・・・」

  ビルゴは何も言わず、右手の親指を立てる。どうやらビルゴの作った料理は美味しいようだ。

 ビルゴV白牙 『いいなぁ・・・・・私も食べたいなぁ、ビルゴUの愛の手料理ぃ』

  ビルゴUの料理を、羨ましそうな眼差しでビルゴVの背後に浮かんでビルゴV白牙が見ていた。

  幽霊でも、やはり彼女も一人の母親だ。娘の手料理が食べたいと思うのは当然だろう。

 ビルゴV 「ヒソヒソ・・・・・・お前は食べられないだろ?」

 ビルゴV白牙 『でもさ・・・・・・ちょっと体借りて・・・・・・』

 ビルゴV 「憑依禁止。大人しくしてろ幽霊は」

 ビルゴV白牙 『ぶーっ!分かったわよぉ』

  ビルゴV白牙は頬を赤くし膨らませると、一人壁を貫通して何処かに行ってしまった。

 ビルゴV 「おい、どこに行k」

 ビルゴU 「さっきから誰とお話してるの、パパ?」

 ビルゴ 「・・・・・・早くもぼけ?」

 ビルゴV 「違うわ。何でもないよ(どうせ直ぐに帰ってくるだろ)」

  不思議そうなビルゴUと、無表情ながらきつい事を呟くビルゴ。

  ビルゴVは二人にいつもどおり誤魔化すと、そのままご飯を食べていた。



  所変わって夜のUC学園。

 ビルゴV白牙 『おーっす!』

 グロウスバイル 『おっ、白牙姐さんじゃないですか。変わらずお綺麗で』

 ビルゴV白牙 『あらまぁ///』

  ビルゴV白牙がきたのは、UC学園のある教室である。

  そこには幽霊友達のドム・グロウスバイルとドム・バインニヒツの姿が浮遊していた。

 バインニヒツ 『私達死んじゃってるんだから、歳とらないって』

 ビルゴV白牙 『そういうの言わないでよ、バイン〜』

 グロウスバイル 『逆に考えるんだ。歳をとらないければ、白牙姐さんはずっとお美しいと』

 ビルゴV白牙 『もう///グロウス君は口が上手いんだから〜///』

  ビルゴV白牙は顔に手をやり照れていた。バインニヒツは軽くため息。

 ビルゴV白牙 『それでどお?相変わらず夫婦漫才してる?』

 バインニヒツ 『ふ、夫婦?!違います!何でグロウスバイルなんかと』

 グロウスバイル 『その台詞そのまま返してやる。俺は妻にするならもっと綺麗で優しい娘って決めてるからなぁ』

 バインニヒツ 『それは、私が可愛くないって事でいいのかしら?』

 グロウスバイル 『そういう事になるかな』

 バインニヒツ 『・・・・・・ほう・・・・・・いっぺん死んでみる?』

 グロウスバイル 『いっぺんも何も、俺達もう死んで・・・・・・あぁすまん、グーはやめ』

  ビルゴV白牙の言う事に、バインニヒツは少し赤くなるものの、

  グロウスバイルの一言に指をボキボキ鳴らしグロウスバイルに、それこそ幽霊と言わんばかりの形相で詰め寄る。

  グロウスバイルも、身の危険を感じすぐさま謝るものの、あえなくバインニヒツのグーナックルの直撃を受けた。

  それを楽しそうにニコニコ顔でビルゴV白牙は見ている。

 バインニヒツ 『もう知らない!』

  そして蹲っているグロウスバイルに背を向け、バインニヒツはそのまま何処かに行ってしまった。

 ビルゴV白牙 『もう〜、グロウス君は一言多いよ?そんなんじゃ体が幾つあっても足りないよ』

 グロウスバイル 『うぃっす』

  あんたら霊体だろ。体無いから。

 グロウスバイル 『・・・・・・・・・フ・・・フフフ・・・・・・しかしこれで邪魔者はいなくなった・・・・・・』

 ビルゴV白牙 『・・・・・・そうだね、フフフ』

  しかし、バインニヒツが遠のいていくのを確認すると、不意に二人は笑い出す。

 グロウスバイル 『・・・いきますか?』

 ビルゴV白牙 『いかれますか』

 グロウスバイル 『この時間帯・・・・・・まだ一部の生徒や教員は残っているはずです』

 ビルゴV白牙 『私達幽霊の、本業・・・・・・』

 グロウスバイル&ビルゴV白牙 『『脅かしに行こー! いえーーーい♪』』

  なるほど、確かにある意味本業だ。

 ??? 「誰かいるのか?」

 ビルゴV白牙 『さっそくターゲット確認!!』

  その後、ビルゴV白牙はともかく、グロウスバイルがバインニヒツのグーパンチを再び受けたのは、

  言うまでもないだろう。


  またビルゴ家。

 ??? 「たっだいま〜!」

 ビルゴV 「おかえr誰!?」

 ??? 「私よ、最愛の妻のわ・た・s」

 ビルゴV 「お前!憑依禁止って言っただろーーー!!」

 ???(ビルゴV白牙) 「あ、忘れてた・・・・・・・・・・・・んっ」

 ビルゴV白牙 『これでいいでしょ?』

 ??? 「・・・・・・ん・・・・・・・・・こ、ここは?」

 ビルゴV 「・・・・・・はあ〜」

  ビルゴVの一日はまだ終わらない。



 ビルゴV 「で、今の今まで人を脅かしていたと?」

 ビルゴV白牙 『・・・・・・・・・・・・はい』

  夜、時間的にトリビアの泉が終わりかけようとしている時間。

  ビルゴV白牙は、夫の部屋にて夫にお説教をくらっていた。足はないが正座でしゅんとしている。

 ビルゴV 「ふぅ、一体何処でそんな事を?」

 ビルゴV白牙 『UC学園』

 ビルゴV 「なるほど。確かにあそこは幽霊が出るとか聞いたことあるしな」

  上目遣いでしょんぼりと言うビルゴV白牙に、ビルゴVは納得する。

  それは聞いた噂だけではなく、もう一つ別の理由にあった。

 ビルゴV 「まぁ脅かすだけなら別にいい。憑依はするなと何度言えばいいんだ?」

 ビルゴV白牙 『ご、ごめんなさい』

  そう。ビルゴV白牙はUC学園のある生徒にとり憑いたまま帰ってきてしまったのだ。

 ビルゴV 「たしかグフカスタムとか言う娘だったかな。まったく、大変だったんだぞ?俺の身にもなってくれよ」

 ビルゴV白牙 『ぐす・・・・・・すみません・・・でした・・・』

  ビルゴVは横目で妻の様子を見る。かなり凹んでいる様子で、今にも泣きそうだ。

 ビルゴV 「はぁ〜。まぁ、今回は、少し俺も素っ気無さ過ぎた。

        よく考えたら、ビルゴUの料理もビルゴの料理も食べていなかったからな」

 ビルゴV白牙 『あなた・・・・・・』

 ビルゴV 「次から食べたいなら、俺の体使え。そしたら、俺も満腹になるし」

 ビルゴV白牙 『いいの?』

 ビルゴV 「ああ」

  ビルゴV白牙の表情に笑顔が戻った。ビルゴVも笑う。

 ビルゴV白牙 『やっぱりあなたに憑いてよかったわ♪』

 ビルゴV 「俺は迷惑してるw」

  まぁ、何だかんだ言いつつ、未だ新婚ばりにラブ×2な夫婦という事で。



 ビルゴU 「おまけだよ〜」


 グフカスタム 「う〜む・・・・・・」

 グフB 「姉上?どうかしたのですか?」

 グフカスタム 「今日の夜あたり、所々記憶がない・・・・・・」

  まぁ、憑依されたら、された側は記憶がないという事で。



 ビルゴ 「・・・・・・・・・おまけ2・・・・・・」


  ビルゴ家の屋根。

 ??? 「やはりか。ここには人に憑き魂を喰らう悪霊が・・・・・・」

  誰だこの女!!?


  ―完―



2006/09/24 02:00:05  >>251氏
2006/09/24 02:03:13  >>252氏
2006/09/28 03:13:02  >>309氏

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