MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● 覗きじゃねえ!事故だ!!ジェムズガン談 ●


  ある日曜日。AM10:15

 ジェムズガン 「ふわ〜あっと・・・・・・う〜ん」

  珍しく日給制のバイトをせず、ジェムズガンは遅く起きた。

  眠そうに大きな伸びと欠伸をしながら顔を洗うため洗面所に向かう。


  がちゃっ


 ジャベリン 「っ!!」

 ジェムズガン 「・・・・・・」

  ジェムズガンは目を擦る。ジェムズガンの目の前には、パンツ一枚だけで上を白い服で隠している姉の姿。

 ジャベリン&ジェムズガン 「・・・・・・」

  沈黙が続く。そして沈黙は破られた。

 ジャベリン 「早く閉めて」

 ジェムズガン 「っ!!!!!!ご、ごめんなさい!!」


  バタンっ!!


  ジェムズガンはやっと状況が読めた。顔を真っ赤にし洗面所の扉を閉める。

  そして考える。なぜ裸同然の姉がいたのかと。

 ジェムズガン 「ハァ、ハァ・・・・・・な、なんで」

  脳裏に浮かぶのは何も身に着けていないのに等しい姉。

  ジェムズガンはそれをかき消すかのように首をブンブンと横に振る。

 ジェムズガン 「ね、姉さん?」

 ジャベリン 「・・・・・・なに?」

  ドア越しで帰ってくる姉の口調は怒ってはいない。それが分かると、ジェムズガンはひとまず安堵した。

 ジェムズガン 「ど、どうしたの?こんな朝から」

 ジャベリン 「ちょっと汗かいちゃって。シャワー浴びてたのよ」

 ジェムズガン 「そ、そうなんだ。ごめん、俺知らなくて」

 ジャベリン 「いいわよ別に。それより今日はバイトないんでしょ?だからっていつまでも寝てないの」

 ジェムズガン 「ご、ごめんなさい」

  ジャベリンは裸見られたことは気にしていない。

  ジェムズガンがそれに安堵した時、洗面所に近づく一人の影。

 ジェイブス 「何やってんだ、兄貴」

 ジェムズガン 「ジェイブス」

  それは末っ子のジェイブスだ。

  ジェムズガン同様、今まで寝ていたこやつは頭をかきながら少し眠そうに歩いている。

 ジェイブス 「兄貴邪魔。そこ退いてくれ」

 ジェムズガン 「あ、バカ今開けたらっ!!」

 ジェイブス 「開けたらどうなるんだよ?ん?」

  洗面所の扉を開けようとするジェイブスを、ジェムズガンは止めようとするが遅かった。

  上は学校の白いシャツ、下は未だ水色のパンツだけのジャベリンとジェイブスの視線が合う。

 ジェイブス 「なんだ、姉貴じゃねえか。何か問題でもあるのか、兄貴?」

 ジェムズガン 「問題っておまっ!」

 ジャベリン 「別にいいわよ、姉弟なんだから。あとジェイブスも、いつまでも寝てないで早く起きてちょうだい」

 ジェイブス 「はいはい」

  しかしジェイブスは何も気にしていない様子。女子高生とはいえ、所詮は姉なのだろうか。

  ジャベリンも気にせずスカートを履く。何故か学校の制服。

 ジェムズガン 「姉さん、何で制服?」

 ジャベリン 「着替えがないのよ。昨日の夜、うっかり全部洗濯しちゃったから。

        それより朝ごはん用意するから早く来なさいね?」

 ジェイブス 「はいはい」

 ジャベリン 「はいは一回」

  ジャベリンはそう言い残すと、リビングに向かった。そして兄弟は残される。

 ジェイブス 「兄貴、顔赤いぜ?どした?」

 ジェムズガン 「な、何でもねえよ!!」

  顔が赤いジェムズガン。それを不思議そうに聞くジェイブスだが、やがてニヤ〜と笑う。

 ジェイブス 「もしかして、姉貴の裸見て欲情でもしたかw?」

 ジェムズガン 「バッ!ち、ちげぇよ、バカ弟!!」

  ボカッとジェイブスの脳天をジェムズガンは殴る。

 ジェイブス 「ってーな!何すんだよ、バカ兄貴!」

 ジェムズガン 「うるせぇ!お前が妙な事言うからだろうが、ゲームオタクが!!」

 ジェイブス 「オタクじゃねぇ、ゲーマーだ!!図星言われて焦ってんじゃねよ!!」

 ジェムズガン 「ず、図星なんかじゃ・・・・・・」

 ジャベリン 「はいはい、やめなさい二人とも。ほら」

  そして始まる兄弟喧嘩。それをジャベリンはすぐさま仲裁に入る。彼らにとっていつもの日曜日が始まる。

  ちなみに、ジェムズガンの脳裏に洗面所での光景がずっと残っていたのは言うまでもない。



2006/09/27 01:16:27  >>293氏

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送