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● UC学園 対 AC学園(仮) ●【3校目分】


※2校目『UC学園 対 AC学園(仮)』【2校目分】より、続き


  特訓2日目。

  放課後、1‐A教室。

 ガンダム 「リック君、今日も特訓あるんでしょう?今日も僕ら行ったほうがいいのかな?」

 リックドム 「特に今日は特別なことはしないみたいだから、今日はいいって部長が言ってた」

 ガンダム 「そうなんだ。じゃあ、練習頑張って」

 赤ザク 「もしかしてグフカス先輩、手伝ってもらうのが申し訳ないと思って遠慮してるのかな?」

 リックドム 「どうなんだろう?多分それもあるかもしれない。自分たちの力で何とかしようと思ってるかも」

 ガンダム 「出来る限り協力したいけど、グフカス先輩がそう思ってるならしょうがないか」

 ドム 「おーいリック、準備できてるか?道場行くぞ」

 リックドム 「今行くよ。それじゃ、二人とも」


  剣道場。

 ドムトロ 「部長、今日はなにをするんすか?」

 グフカス 「今日は各自の欠点を見つけることにしようと思う。

       欠点を直さないと、どんなに特訓しても意味が無いからな」

 グフB 「なるほど、己の弱点を克服するということですね」

 グフカス 「そうだ。まず模擬戦をしてもらう。試合をしないものは両者の動きをよく見てもらう。

       発表はすべての試合が終わってからにする」

 ザクUF 「自分たちの弱点を言い合うのか。考えてみりゃそういう事はやったこと無かったな。

       俺、欠点だらけかも」

 ドムトロ 「あたしもやばそうな感じ」

 グフカス 「いつもと同じように頼むぞ、みんな。でないと意味が無い」

 ドム 「わっかりました」

 グフカス 「じゃあ始めるから、各自準備をしてくれ」



  ―――――模擬戦が終わり――――――

 グフカス 「さて、色々と聞いていこうと思うが、まずは・・・ザクについて聞いていこうか」

 ザクUF 「えっ俺から?ドキドキするな」

 グフカス 「ドムにはどんな風に見えた?」

 ドム 「そうだなトールギスUと戦った時のビデオ見たときもそうだったけど、

     積極的に攻撃を仕掛けていってるけど動きが単純な気がする。闇雲に突っ込む感じ」

 ザクUF 「ガンガン攻めていったほうがいいと思っていつもそうしてるけど、やっぱ駄目か」

 リックドム 「そうは言ってるけど、姉ちゃんも同じようなもんだよ」

 ドム 「え?」

 リックドム 「ザク先輩と同じような感じなんだよ。

       攻めていくけど、大雑把すぎて解りやすい攻撃なんだよ。正に猪突猛進」

 ドム 「うぅ・・・悔しいけど当たりすぎて何も言えない。弟にここまで言われるとへこむよ・・・」

 ドムトロ 「くくくっ、さすがドムの弟だ。姉貴のことはよくわかってるね」

  ドムトロは小ばかにしたように笑っている。


 グフカス 「では、笑っているドムトロの動きはどのようなものだったか、聞いていこうか」

 ドムトロ 「げっ」

 グフカス 「グフAにはどう見えた?」

 グフA 「そうですね、最初は慎重に動いていたんですけど、攻められて追い詰められれていくと

      先の二人と同じように動作が大きくなっていった様に見えました」

 グフカス 「なるほど、追い詰められると焦り始めるか」

 ドムトロ 「なんというか昔の癖が抜けきらないんだよなぁ。負けてたまるかって思うちゃってね」

 グフカス 「では次はグフAの動きについて聞いていく。ザクどう見えた?」

 ザクUF 「そうっすね。グフAはなんか動きが消極的でしたね。

       守りも攻撃の方もなんか自信が無いような感じでしたね」

 グフA 「え、そうかな?ちゃんとやってたんだけど・・・」

 グフB 「なんと言えばいいのか、なにをしようとしているのかがハッキリしていないように見えた」

 グフA 「そう・・・」

 グフカス 「気を落とすな。言われたことは直していけばいい。そのために皆に聞いていってるのだ」

 グフA 「わかりました」



 グフカス 「次はリックについて聞こうか。グフはどうみえた?」

 グフB 「そうですね、攻撃と守備のバランスはとれていたと思います。

      ただ、少し慎重になっていました。良く言えば相手を見ながら動いているかと」

 ドムトロ 「双子でそこまで動きが違うのか〜」

  と、ドムを見ながら言う。

 ドム 「うっさいな」

 ザクUF 「でも、さっきの俺らじゃないけど、お前もリックと動きが似てたぜ」

 グフB 「そ、そうだったか?」

 ザクUF 「慎重になり過ぎってわけでもないけど、相手を良く見て動いてたって感じだな」

 グフB 「お前がそこまで見てるとはな」

 ザクUF 「俺は目がいいからな。よ〜く見てたぜ」

 グフB 「その目がいつもいい方に向いてればいいのだがな」

 ザクUF 「ヘイヘイ」

 グフカス 「それで最後に私の動きについてだが、皆はどのように見えた?」

 全員 「・・・・・・・・・」

  全員黙ってしまっている。

 グフカス 「どうした?」

 ザクUF 「いや、そのなんていうか・・・」

 ドム 「完璧すぎて指摘しようが無い」

 グフカス 「・・・グフは?」

 グフB 「申し訳ないのですが、私のもそういう風に見えました。すみません」

 グフカス 「いや、いい・・・よし、それぞれの欠点が見えたな。これからそれらを修正していくぞ」

 全員 「はいっ!」

 グフカス (しかし困ったな)


  生徒会室。

 赤ゲル 「剣道部は特訓を開始したようだな」

 ブラウ・ブロ 「そのようですな」

 エルメス 「でも、大丈夫なのでしょうか?」

 ザクV改 「なにがだ?」

 エルメス 「グフカス先輩が実力があるとはいえ、全部員の面倒を見ていくのは辛いと思います。

       それに、自分自身を鍛錬している時間もあまり取れなくなってしまうと思います」

 ブラウ・ブロ 「ふむ、考えてみればそれもそうですな」

 赤ゲル 「なぁに、心配には及ばんよ」

 ザクV改 「何かお考えで?」

 赤ゲル 「ああ、実は彼女に話をしているのだよ」

 ブラウ・ブロ 「彼女とは?ああなるほど、あのお方ですな」

 エルメス 「在学中最強と謳われたガンダムMk‐Wさんを呼ぶのですか」

 ザクV改 「確かに彼女の力なら幾らでも強くなれそうですね。しかし会長、やることが速い」

 赤ゲル 「まぁな。これならグフカス君も安心するだろう」



  AC学園、屋上。

 ヘルカスタム 「なるほどね。それで俺たちに調査してくれと・・・めんどくせぇなぁ」

 サンドロックカスタム 「ちょっとヘルカスタム、そういうこと言わないで」

 白トーラス 「面倒なことは承知で頼む。他の人間に頼もうと思ったが、見つからなかったのだ。

        君達の力を貸して欲しい」

 ヘルカスタム 「ヘイヘイわかったよ。トールギスUと黒幕がなにやってるか調べりゃいいんだろ」

 サンドロックカスタム 「では、私はマグアナック達を調査に向かわすことにします」

 ヘルカスタム 「お前はいいよな、家の人間がいるから。俺なんて自分でやるからいつ身の危険が・・・」

 サンドロックカスタム 「私は彼らを信頼しているから向かわせるの。

            でも、あなた一人だと無茶しそうだから協力して動いてもらおうかしら」

 ヘルカスタム 「信用ねぇな」

 白トーラス 「深く調べる必要は無い。少しでも何かわかったら報告してくれ」

 サンドロックカスタム 「わかりました」

 白トーラス 「では、私はこれで失礼する」

  トーラス白は去っていった。

 サンドロックカスタム 「・・・・・・ヘルカスタム、あなた黒幕の正体気付いてるんじゃなくて」

 ヘルカスタム 「大体察しはつくけどな、実際調査してみないと確定できねぇ」

 Dサイズヘル 「話は聞いたよ」

  Dサイズヘルが屋上から降りてきた。

 ヘルカスタム 「な、なんでお前がここに居るんだ?」

 Dサイズヘル 「別に、あたしはお気に入りの場所に居ただけ。そしたら兄貴達が来たから盗み聞き」

 サンドロックカスタム 「全然気配がしなかったわ。さすがね」

 ヘルカスタム 「お前、手伝ってくれんのか」

 Dサイズヘル 「やだ」

  きっぱりと言う。

 ヘルカスタム 「やっぱり・・・」

 Dサイズヘル 「他のことなら手伝ってもいいけど、調べてる時に何かこの乙女に何かあっても兄貴はいい訳?」

 ヘルカスタム 「なにが乙女だ。普段そんな欠片も無いくせに」

  ゲシッ Dサイズヘルが思い切りヘルカスタムの脛をける。

 Dサイズヘル 「な〜にか言ったかなぁ?」

 ヘルカスタム 「いてぇ〜」

 Dサイズヘル 「とにかくあたしは調査は手伝わないよ、他の事ならやるけど。じゃね〜」

 ヘルカスタム 「あのやろ・・・」

 サンドロックカスタム 「困った妹さんね」

 ヘルカスタム 「ホントだぜ、全く。あいつ、俺以上にめんどくさがりだからな。まっしょうがね、他の事やらせるか」



  修行3日目。

  昼休み。

 イフ改 「zzzzz・・・・・・」

 赤ゲル 「イフリート改、寝てるところ済まないが・・・」

 イフ改 「あ?なんだ?」

 赤ゲル 「ケンプァーに怪我をさせた奴の事を聞こうと思ってな。なにやら病院から逃げ出したそうじゃないか」

 イフ改 「ああ、アルトロンの事か、それなら何の問題もねぇよ。

      奴の弟と協力して、見つけ出して病院に連れ帰した。んで、そんな事聞いてどうすんだ?」

 赤ゲル 「その男から色々聞きたい事があるからな」

 イフ改 「生徒会長のお仕事ってか。大変だねぇ、お前も。先公はなにしてんだか」

 赤ゲル 「そう言うな。生徒会長をしてるからにはしょうがないことだ。それで、男はどの部屋に居るんだ?」

 イフ改 「あいつならケンプァーと同じ部屋にさせてもらった」

 赤ゲル 「なにぃ!?」

  イフ改に顔を近づける。

 イフ改 「近けぇよ離れろ!」

 赤ゲル 「これが近づけられずにいられるか。なんて無茶をするんだ」

 イフ改 「そんなに心配するこたぁねぇよ。

      二人ともまだ怪我人だ、病室で殴りあう様な馬鹿な真似はしないだろうよ。

      もしかしたら、仲良くなってるかも知れないぜ?」

 赤ゲル 「出来ればそうあることを願いたいな」

  キーンコーンカーンコーン


 イフ改 「おっ、チャイムが鳴ったな。じゃ、俺はまた寝るから」

 赤ゲル 「何を言うか」

  と、イフ改の襟首をつかむ。

 イフ改 「おい何すんだ?」

 赤ゲル 「『何すんだ?』じゃない。私は生徒会長だ、生徒のサボりを見過ごすわけにはいかんな」

 イフ改 「いいじゃねぇか、ちょっとサボるぐらい大目に見ろよ!」

 赤ゲル 「お前の場合、ちょっとで済まされるわけないだろう。まともに授業出ろ」

 イフ改 「クラスのやつにノート借りるから大丈夫だ」

 赤ゲル 「そういうわけにいかない。こういう時に助っ人を呼んでおいてよかった」

 イフ改 「はっ?助っ人」

 赤ゲル 「おーい、ドライセン」

 ドライセン 「はい・・・」

  屋上の入り口からドライセンが現われる。

 イフ改 「げっ、ドライセン・・・」

 赤ゲル 「こいつを下に連れて行くのを手伝ってくれ」

 ドライセン 「了解しました。さあ、大人しくしろ」

 イフ改 「ち、ちきしょー!」


  イフ改は教室に連れ戻されたとさ。



  今日も試合に向け特訓をしている剣道部の面々。

  道場内には威勢のいい声と竹刀の音が響き渡る。

  グフカスタムは練習の相手をしながら注意を促している。

 グフカス 「ドム、まだ動きが甘いな。それでは隙だらけだ。相手をよく見ろ」

 ドム 「はいっ」

 と、そこへ、

 Mk-W 「おーやってるわね〜、頑張ってるみたいじゃない」

  皆動きが止まる。

 グフカス 「Mk‐W先輩!?皆、練習を一旦止めてくれ」

  グフカスはMk-Wもとによっていく。

 ドムトロ 「あの人誰?」

 グフA 「うーん、どこかで見たことがあるような・・・」

 グフB 「何を言っている、あの人は剣道部のOGだ。部室にある写真にもいるだろ」

 グフA 「あ、そうか、どうりで」

 グフカス 「先輩、何故此処に?」

 Mk-W 「ゲルググから話を聞いたのよ。それでいてもたってもいられなくてね、あんた達に協力しようと思ったの」

 グフカス 「そうですか」

 Mk-W 「それで、あの子達が今の剣道部員てわけね。うん、中々いい顔してるじゃないの」

 グフカス 「ありがとうございます。では先輩を皆に紹介します。皆集まってくれ」


 Mk-W 「皆のことは大体わかったわ。私はこの剣道部のOGでガンダムMk‐Wっていうの、宜しくね。

       AC学園と試合する時まで特別にコーチとしてあんた達を鍛えにきたの。

       本当なら叩きのめしに行きたかったんだけど、そうもいかないからね〜」

 ザクUF 「(ボソ・・・)なんかすげぇ人だな」

 リックドム 「(ボソ・・・)でも、腕の持ち主らしいですからね」

 Mk-W 「はいっ、そこの二人、人が話してるときに喋るんじゃない」

 二人 「す、すいません」

 ガンダム 「すいません、遅れました」

 赤ザク 「ごめんなさい、色々用事があって」

 Mk-W 「あんた達は?」

 グフカス 「あ、二人は私達に協力してくれている一年です」

 Mk-W 「そう。私はガンダムMk‐W。今日から特別にコーチすることになったの。よろしく」

 ガンダム 「僕はガンダムって言います。宜しくお願いします。こっちの娘は赤ザクさんです」

 赤ザク 「宜しくお願いします」

 Mk-W 「じゃあ早速特訓始めるけど、皆防具外してジャージに着替えてくれないかな」

 グフB 「わかりました。でも、どうするんですか一体?」

 Mk-W 「外に出てちょっとすることがあるのよ。何をやるかはお楽しみ、じゃ着替えて」

  皆、着替えに取り掛かる。

 ザクUF 「一体何やるつもりなんだろうな」

 リックドム 「ジャージに着替えるってことはランニングとかじゃないんですか?」

 ザクUF 「でも、あの口ぶりからするとすげぇことしそうだけど」



 Mk-W 「みんな着替えは終わったようね。じゃあ行くからついてきてね」

  Mk‐Wは大きなバッグを持って部員を引き連れて外へ向かう。

 ドムトロ 「あんなでかいバッグもって行くなんて、何する気なんだろうな。部長はわかりますか?」

 グフカス 「剣道部にはな、特別強化メニューというのがあるんだ。多分、それをするつもりなのだろう」

 ドムトロ 「それってどんなのなんですか?」

 グフカス 「階段のぼりなどがある」

 ドム 「へぇー、それなら簡単そうだけど」

 赤ザク 「でもそれなら特別強化の意味がないんじゃない?」

 ドム 「それもそうだな」

 Mk-W 「さっ着いたわよ」

 ザクUF 「ここって、神社に続いてる階段じゃないすか」

 Mk-W 「ここの神社の階段を一気に駆け上がってもらうわ。許可は取ってあるから遠慮なく出来るわよ。

       後、普通に上るだけじゃあまり意味ないから」

  と、バッグから何かを取り出す。

 Mk-W 「これを使うわよ」

 グフA 「これってリストバンド?って重!」

 ザクUF 「どれどれ・・・ホントだ、これ何キロあるんですか?」

 Mk-W 「1.5キロだったかしらね。

       なぁに、これぐらい大した事ないわよ、私達の代は当たり前のようにやってんだから。

       みんな両足、両腕にそれぞれ着けて。

       あっ、二人は着けなくていいわよ。いまはお手伝いさんね」

 二人 「はい」

 ドム 「やっぱり普通のかけ上がりじゃなかったのか、二人がうらやましい・・・」

 グフB 「特別強化というのだから当たり前だ」

 グフA 「確かここの階段、100段くらいあったわよね」

 ザクUF 「マジで?」

 リックドム 「でもこの特訓、なんでやらなくなったんですか」

 グフカス 「教育委員会などから厳しすぎるという苦情があったらしいな、先輩はこの特訓が好きだった。

       後輩に教えることが出来るとあって、燃えているんだろう」


 Mk-W 「じゃあ始めるわよ。まぁ最初だから2本でいいかな。上に行ったらすぐ戻ってきなさい。

       いいわね、それじゃGO!]

  皆、駆け上がっていく。

 ザクUF 「さすが部長、簡単に登っていくな」

 グフA 「毎朝ランニングしながら学校来ているから部長には軽いものなんでしょう」

 グフB 「喋りながらやると体力消耗するぞ」

 ザクUF 「わかったよ」


 ドム 「一本目・・・終わったよ。ハァハァ・・・」

 Mk-W 「まだ一本あるわよ。ジャンジャン行ってきなさい」

 ドム 「わかりましたよ・・・」

 ガンダム 「グフカスさん以外辛そうですね」

 赤ザク 「まぁ、重いリストバンドつけてるから疲れちゃうわね」

 Mk-W 「初めてだから最初のうちはこんなもんでしょう。少し不安かな。

       あがった人の為に酸素用意しときますか」


 ザクUF 「終わった〜。あ゛あ゛疲れた・・・」

 グフB 「やはり重りつきは違うな・・・」

 Mk-W 「もう、幾らなんでもへばり過ぎじゃない?二人とも、へばってる人に酸素お願い」

 赤ザク 「はーい」

 ガンダム 「リック君大丈夫?」

 リックドム 「全然・・・」

 赤ザク 「グフA先輩、どうぞ」

 グフA 「ありがとう・・・みんなすごい。あたしなんてビリッケツ」

 ドム 「いいじゃないすか。慣れてけばいいんだから」

 Mk-W 「階段上りはここまでね。また道場戻るから、酸素使ってる人はそのままにしてていいから」



  剣道場。

 Mk-W 「で、次だけど、リストバンドは着けたままいつものように練習してもらうわ。

       6キロ体に着けてるとかなり動きは鈍いけど、強くなるためよ。じゃあ、始めて」

  以下、練習が延々と続き、


 Mk-W 「はーい、みんな止めて、今日ここまでよ。どうだった、動きづらい練習は?」

 ドムトロ 「体のあちこちが痛いっす。竹刀が鉄の棒みたいで・・・」

 ザクUF 「だよな。俺なんて暫くしたら腕がプルプルしてきた」

 Mk-W 「最初はそれでいいのよ。私だって始めはそうだったんだから、慣れていきなさい」

 リックドム 「Mk‐Wさん、リストバンド外してもいいですか?」

 Mk-W 「腕だけは外していいけど、学校にいるときは足はそのままにして。

       常に重い状態をキープして欲しいから。それ以外の場合は判断に任せるわ」

 グフA 「腕だけ外せるだけならいいかな」

 Mk-W 「それじゃ今日は解散、お疲れ様。グフカスタムは話があるからちょっと残って」

 グフカス 「わかりました。グフB、悪いが先に帰っててもらえないか?」

 グフB 「わかりました」


  皆が帰り、

 グフカス 「先輩、話とは?」

 Mk-W 「あんた達が相手の学校に行ったって聞いたから、

       どんな奴か知りたいんだけど、ビデオかなんかある?」

 グフカス 「一応ザクが試合をしたのがありますが」

 Mk-W 「じゃあ、それ見せてくれる?」

  グフカスはMk‐Wにビデオを見せる。

 Mk-W 「ふーん、かなりの腕の持ち主ね。これならあの子達を特訓する甲斐があるわね、燃えるわ。

       いい?グフカス、絶対に勝つわよ」

 グフカス 「は、はい。私もそのつもりです」

 Mk-W 「ふふふ・・・見てなさいAC学園!!」

 グフカス (やはりこの人は心強い・・・)



 ザク家。

 ザクUF 「ただいま」

 ライデンザク 「お、Fおかえり。なんだ?随分疲れきった顔してるな」

  ライデンザクがつかれきっているFの顔に気付いたようだ。

 ザクUF 「俺そんな疲れてるような顔してるか?」

 ライデンザク 「ああ、してるしてる。なんだかすべての力を出し切ったような顔だ。

         今日の剣道部はそんなにきつかったのか?」

 ザクUF 「キツイなんてもんじゃないって。普段やらないような事もやったし、ついでにこんなもん付けられるし」

  と裾をあげる。それを見たライデンザク、ビックリ。

 ライデンザク 「なんだ?なんでお前こんなもん着けてんだ?こんなもん付けりゃそりゃそんな顔にもなるな」

 ザクUF 「持ってみるか?」

 ライデンザク 「ああ」

 足についてるリストをライデンザクに渡す。

 ライデンザク 「うわ重っ!これ付けて練習なんてなんか理由があんのか?」

 ザクUF 「まぁな。(言わないほうがいいよな)あ〜、マジ疲れた」



  4日目。

  登校最中のザクUF。やはり例のものをつけているせいか足取りが重い。

 ザクUF 「くそー、朝からこれは思った以上にキツイ・・・」

 リックドム 「先輩、おはようございます・・・」

  と、そこにリックドム。彼も同様にあれを付けているようで、

 ザクUF 「リックかやっぱりお前も付けてるんだな」

 リックドム 「当然ですよ、付けろって言われてたんですから。

       それにしてもこれ付けてるといつもの距離が倍ぐらいに感じますね」

 ザクUF 「これじゃ部活まで体がもたねぇよ」

 グフB 「何をだらしないことを言っているのだ」

  同じく登校中のグフB。彼女も付けているのだが平気な顔をしている。

 ザクUF 「グフBか。しょうがないだろ、普段こんなもん付けて生活していないし。よくお前は平気だな」

 グフB 「多少は辛いが、そんなことは言っていられない。姉上を見ていたらなおさらだ」

 ザクUF 「確かにあの人は責任感強いからな」

 リックドム 「なら、僕らが弱音はくなんて駄目ですね」

 グフB 「そういうことだ」


 ザクUF 「学校の中に階段という名の敵がいたな・・・」

 リックドム 「先輩達はいいでしょ、一年は最上階ですよ」

 グフB 「文句を言うな。ダラダラと上がっていたら疲れが増すぞ、一気に駆け上がれば少しはましだろう」

 ザクUF 「しょうがないな。そんじゃぁ一気に駆け上がるか」

 リックドム 「ですね」

 ザクUF 「こうなりゃやけだ、チキショー」

  朝から学校の階段を駆け上がる三人の姿があった。



  ゼェゼェ息をきらしながら教室に入ってくるザクUF。それに気付いたザク偵。

 ザク偵 「なに朝から息切らしながら来て、誰かに追われてたりでもしたの?」

 ザクUF 「そんなんじゃない。部活の特訓のようなもんだ」

 ザク偵 「はっ?なにそれ」

 ザクUF 「これを付けてるんだよ」

  と足に付けているウェイトリストを見せる。

 ザク偵 「へぇー、凄いもん付けてるのね。これって部長さんの提案なの?」

 ザクUF 「違う、違う。剣道部OGのガンダムMk‐Wって言う人が特別コーチに来たんだよ。

       それで、強くなるためにこれ付けてくれって」

 ザク偵 「ガンダムMk‐W・・・」

  なにやらメモ帳を取り出してペラペラとめくっているザク偵。

 ザクUF 「なんだおまえ、卒業生のデータまで持ってんのか?」

 ザク偵 「当たり前でしょ。新聞部たるものぬかりがあっちゃ駄目なのよ、っとあったあった。

       へー、全国大会まで上りつめた人みたいね。

       かなり熱血の人で、負けず嫌い。怒らすと怖い、秘技を持っていると」

 ザクUF 「そんなに凄い人だったのか」

 ザク偵 「あんた剣道部なのになんで知らないのよ?」

 ザクUF 「あんまり部長からそういう話聞かないし、OG、OBが来る事もあんまりなかったしな」

 ザク偵 「ふ〜ん、まぁいいけど。それはそうと、こんな凄い人取材しないわけにはいかないわね」

 ザクUF 「おいおい、やんのはいいけど、学内新聞とかで掲載するのは今はやめてくれよな」

 ザク偵 「大丈夫、心配ご無用」

 ザクUF 「だといいけど・・・」



※4校目『UC学園 対 AC学園(仮)』【4校目分】へ続く。



2006/03/06 20:41:07  >>116氏
2006/03/06 21:57:08  >>117氏
2006/03/06 22:31:55  >>120氏
2006/03/07 19:26:50  >>127氏
2006/03/08 19:19:46  >>134氏
2006/03/18 23:03:51  >>180氏
2006/03/19 00:30:18  >>182氏
2006/03/19 01:05:23  >>183氏
2006/03/29 13:47:28  >>208氏
2006/03/31 21:52:25  >>211氏
2006/04/04 14:33:54  >>220氏

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