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● 第一回!ギルティとティエンロンのセラフィム争奪バトル! ●


  『デスサイズギルティの衝動』から翌日の昼休み。


  事件・・・と言うより騒動と言うのは何の変哲も無いところからいきなり始まる。


 Dサイズギルティ 「はいセラフィム君、あ〜ん♪」

 セラフィム 「・・・・・・」

  お昼休み、セラフィムとギルティは互いの机をくっ付け、

  ギルティお手製の大きなお弁当を2人仲良く食べていた。

  笑顔のギルティに対し、セラフィムは恥ずかしそうにおかずを口に運ばれていた。

  クラスメートがチラチラと見ている中、女の子に食べさせてもらうのだ・・・そりゃ恥ずかしい。

 Dサイズギルティ 「おいし?」

 セラフィム 「・・・あ、あぁ」

 デリンジャーアームズ 「くくくく、見事にバカップルだな」

 サンドレオン 「おそば美味しいです♪」

  ギルティとセラフィムのバカップルぶりを、デリンジャーアームズは『海鮮焼きそばパン』を食べながら、

  サンドレオンは弁当として作ってきたギンギンに冷やしたざるそばを美味しそうに啜っていた。

 ??? 「ちょっと待つですぅぅーーーーー!!!」

 Dサイズギルティ 「けぺっ!」

  その時、ギルティに蹴りを食らわす一人の影。

  勿論ティエンロンであり、ギルティは思いっきり床に尻餅をついた。

 セラフィム 「・・・だ、大丈夫か?」

 Dサイズギルティ 「痛い〜!ち、ちょっとティエンロン!!めちゃくちゃ痛いと言うか、何しに来たのよ!?」

 ティエンロン 「黙れですこの貧乳洗脳魔!今こそフィム先輩を取り返す時です、覚悟するです!!」

 Dサイズギルティ 「そっちこそ貧乳って言うな!!洗脳なんてしてないって昨日だって今日の朝だって言ったでしょ!」

 ティエンロン 「フンですっ!所詮、胸も無ければ頭も無いですね!そんな嘘には騙されないです!!」

 Dサイズギルティ&ティエンロン 「「ぐぬぬぬぬ!!」」

  そして目が合うなりギャーギャーと論争・・・と言うより子供の喧嘩のように言い争いを続けていた。

  セラフィムは「またか・・・」とだけ呟き、ギルティお手製の弁当を1人食べており、

  デリンジャーアームズを初めとするクラスメートも宴会芸のようにしか思っておらず、

  そのまま実に楽しそうに見ていた。

  誰か一人でも良いから止めようとする友人はいないものか・・・。

 デリンジャーアームズ 「くくくく・・・本当に期待を裏切らんな、あの娘達は」

 サンドレオン 「おそば美味しい♪」

 Dサイズギルティ 「決闘よ!!」

 ティエンロン 「決闘です!!」

  二人はそう言うと、3歩ほど後ろに下がり互いに向き合い戦闘態勢に入った。

  周りのクラスメートは既に机ごと避難しており、一種のリングが完成していた。

 デリンジャーアームズ 「くくく・・・まぁ待て小娘達よ」

 ティエンロン 「何ですかデリンジャー先輩!」

 Dサイズギルティ 「邪魔しないでデリっち!」

 デリンジャーアームズ 「その呼び方はやめないか」

  その時、どっから湧いたのかデリンジャーアームズ。

  今まさにほうきを持って突撃しようとしていた二人を止めに入った。

 デリンジャーアームズ 「暴力沙汰は関心しないな。最悪、この学校の名誉に関わるぞ?」

 Dサイズギルティ&ティエンロン 「「だって!」」

 セラフィム 「・・・確かに、喧嘩はよくない」

 デリンジャーアームズ 「まっ、原因はお前だがな」

 セラフィム 「・・・・・・」

  セラフィムは目を瞑り淡々と弁当を食べ続ける。

  周りからは何やら笑い声がチラホラと聞こえているあたり、相当恥ずかしいだろう。



 Dサイズギルティ 「でも、このままにはしておけないよ。なんせ蹴り入れてくれたんだから、ね!!」

 ティエンロン 「ティエこそ、このような洗脳魔を野放しにしておくわけには・・・」

 Dサイズギルティ 「だから洗脳なんてしてないの!!いい加減しつこいよ!」

 デリンジャーアームズ 「だからやめないか。オレに提案がある」

 Dサイズギルティ&ティエンロン 「「提案?」」

  ギルティとティエンロンは、?顔でハモってデリンジャーアームズの顔を見た。

  デリンジャーアームズは、二人が持っていたほうきを取り上げると、おもむろにトランプを取り出す。

 デリンジャーアームズ 「ゲームだ。ゲームで決着を着けるというのはどうだ?

             これなら暴力沙汰にはならず、楽しく愉快に決着が着くぞ?」

 Dサイズギルティ 「・・・そうね。確かに暴力は良くないわね。

           下手に怪我なんてさせると、あたしの場合成績上も厳しいし・・・退学になる危険性が」

 ティエンロン 「ゲームだろうと何だろうと、正義はティエにあるのです!正義は悪に絶対負けないです!」

  どうやら二人もやる気のようであった。

 デリンジャーアームズ 「フ、クククククク・・・では机を戻せ。競技はババ抜きだ」

  怪しく笑いながら、デリンジャーアームズは周りに散らばっていた机を元に戻すよう、クラス中に命令した。

  クラスの人達は、「面白くなる所だったのに」と渋々戻す者や、気にせず戻す者まで色々な反応を見せていた。

  そしてギルティとティエンロンはそれぞれ向かい合った状態で席につく。

 ティエンロン 「よいっしょっと・・・。さて、降参して洗脳を解くなら今のうちですよ、貧乳洗脳魔?」

 Dサイズギルティ 「ふっ、そっちこそ。セラフィム君のストーカーさん?」

  二人の間からは何とも言えない怒りのオーラが迸っており、二人の目からは稲妻が走り、

  何やら背後で龍と死神がいるようであった。

 デリンジャーアームズ 「ではルールを説明するが、まぁ、至って普通のババ抜きだ。

             それにしても、二人だけでは寂しいな・・・誰かやる奴は・・・」

 サンドレオン 「私がやります〜」

 デリンジャーアームズ 「うむ、サンド嬢か。ならば来るがいい」

 サンドレオン 「はぁい」

  デリンジャーアームズに呼ばれ、ゆっくりと決戦の地に足を踏み入れたサンドレオン。

  相変わらずのニコニコ顔で、ギルティとティエンロンの間の席に座り、三角形状態になる。

 デリンジャーアームズ 「ではサンド嬢を含め、勝った者が今日一日セラフィムを好きなように扱える、

             というのはどうだ?」

 Dサイズギルティ 「え? ち、ちょっと待った!レオンが勝っちゃったらどうすんのよ?」

 デリンジャーアームズ 「勿論サンド嬢にもその権利は与えられる」

 ティエンロン 「さ、サンドレオン先輩は関係ないです!」

 デリンジャーアームズ 「要は勝てばよいではないのか?

             それとも、審判に逆らったという事で、この勝負はサンド嬢の不戦勝・・・」

 Dサイズギルティ 「レオン!覚悟しなさいよ!」

 ティエンロン 「幾らサンドレオン先輩でも、容赦はしないです!」

  デリンジャーアームズに突っかかるギルティ&ティエンロンであったが、

  どうやら不戦勝という事になるのは困るらしく、サンドレオンに対しても戦闘本能をむき出しになった。

 サンドレオン 「お二人とも、お手柔らかに」

  いつからデリンジャーアームズが審判になった、という誰かがしたツッコミも空しく、

  サンドレオンは笑顔で応戦態勢に入った。

  ある意味冷静沈着というべきか・・・。

 デリンジャーアームズ 「では始めるがいい!聖戦を!!」

  そしてデリンジャーアームズの高らかな宣言により、3人の戦闘は静かに始まるのであった。

  一方のセラフィムはと言うと黙って弁当を食べていた。



  戦闘終了後・・・。

 サンドレオン 「一番乗りで〜す♪」

  始まって5分ほど経った時、どうやら勝負がついたようだ。

 デリンジャーアームズ 「勝者!サンド嬢!!」

 Dサイズギルティ 「ま、負けた・・・」

 ティエンロン 「完全敗北です・・・」

 サンドレオン 「勝っちゃいました〜」

  勝者はサンドレオンのようで、ギルティとティエンロンは床に崩れ去り、

  サンドレオンは片手をデリンジャーアームズに挙げられながら笑顔で喜んでいた。

 デリンジャーアームズ 「ではサンド嬢、賞品だ。今日一日好きにするがいい」

 セラフィム 「・・・・・・ごちそうさま。賞品とは・・・?」

 サンドレオン 「では、今日の放課後一緒にアイスでも食べに行きましょうね?」

 セラフィム 「え?・・・あ、あぁ」

  そしてたった今弁当を食べ終えたセラフィムは、よく分からないと言った様子でサンドレオンに答えた。

  それをデリンジャーアームズは少し笑いを堪えて見ていた。

 Dサイズギルティ 「あ、あたし・・・彼女なのに・・・」

 ティエンロン 「つ、次こそは・・・絶対フィム先輩を救ってみせるです」

  敗北者二人は未だ立ち直れてはいない様子。

  そんな二人を尻目に、勝者サンドレオンは、ざるそばのざるを洗うべく教室から出て行くのであった。

  そして今日から、このセラフィム争奪バトルはほぼ毎日行われる事になるのだった・・・・・・。



  おまけ


  時は過ぎて、放課後。

  セラフィムとサンドレオンは、サンドレオンの要望どおり二人で少し歩いた所にある駄菓子屋に来て、

  サンドレオンお気に入りの棒アイスを食べていた。

 サンドレオン 「はむ♪(棒アイスの頭からパックリ)・・・ちゅめたくて・・・ん・・・おいひいれふ〜」

 セラフィム 「・・・」

 サンドレオン 「あれ?・・・どうしたんですか?・・・ちゅっ・・・おいしいですよ?

         メロン味はお嫌いですか?(舌でレロレロ)」

 セラフィム 「・・・・・・」

 サンドレオン 「早くしないと溶けちゃいますよ?それともチョコ味の方が良かったですか?

         なんでしたら少し食べちゃいましたけど(舌で・・・)」

 セラフィム 「・・・い、いや、メロンを頂くよ・・・」

  ある意味、王道的な食べ方で赤面しているセラフィムに問うサンドレオン。

  しかも上目遣い。

 セラフィム 「・・・い、いや・・・その・・・・・・食べ方をもう少し・・・」

 サンドレオン 「ひやわせれす〜♪」

 セラフィム (言えない・・・あんな幸せそうな顔をしてるのに・・・

       直視できないから食べ方を変えてくれなんて・・・言えるわけない・・・)

 サンドレオン 「おいひぃ♪」

 セラフィム 「あ・・・サンドレオン、アイスが制服に垂れてるぞ?」

 サンドレオン 「ふぇ?あらら」

  セラフィムはある意味での拷問を受けていましたとさ。



2006/07/20 01:13:35  >>450氏
2006/07/20 01:14:35  >>451氏
2006/07/20 01:16:33  >>452氏
2006/07/20 01:23:52  >>453氏

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