MS擬人化で萌えよう まとめサイト(仮)


● 衝撃の真実、恋する乙女は姫だった!? ●


  お〜い、お〜〜い。

  誰かの声がする・・・久しぶりに聞くこの声は・・・、


 フェニックス 「よ、少年元気かね」

 高機動ザク 「あんたかよ・・・あれっきり会話も無かったのになんか用か?」

 フェニックス 「それがあるんだな〜」

  相変わらず・・・というか一度しか会話してないがノリの軽い奴・・・。

 フェニックス 「おっと、ゆっくり説明もできないみたいだ」

 高機動ザク 「は?」


  ガラスが割れる音、とともに聞こえる悲鳴。


 高機動ザク 「あの声は!?」

  僕はフェニックスの声を無視しその部屋に走った。RD‐4の部屋に。

 ザクUF 「な、何の音だ!?」

 ライデンザク 「RD‐4の部屋からだぞ!?」

  他の兄弟も起きだして来たようだ。しかしRD‐4の部屋に一番にたどり着いたのはやはり高機動だった。


  部屋の中には見知らぬ仮面を付けた男がRD‐4を抱えていた。

 高機動ザク 「だ、誰だ貴様は!RD‐4を放せ!!」

 ??? 「ふん、妹をどうしようが我の勝手よ」

 ザクUF 「い、妹だと!?」

 ??? 「そう、この娘こそ我が生き別れの妹よ。そして俺は夜の貴公子ザクストーカー!!」

 マツナガザク 「た、確かにRD‐4は養子だとJ叔父さんは言っていたが・・・」

 ライデンザク 「そ、そんな話信じられるか!証拠はあるのか証拠は!!」

 ザクストーカー 「証拠ゥ?ならば見るがいい我が髪の色と瞳の色を!」

  そういって奴はマスクを外す。するとRD‐4と同じ灰色の髪、紫の瞳だった。

 ライデンザク 「な・な・な・・・」

 ザクストーカー 「ふん、思い知ったか」

 高機動ザク 「そ、その兄貴とやらが今更RD‐4に何のようなんだ!?」

 ザクストーカー 「決まっている、我が屋敷に連れ帰るまでよ」

 ザクUF2 「そりゃまた何で?」

 ザクUF 「いや、普通は生き別れの妹が見つかったら家に連れて帰ろうとするんじゃね?」

 ザクストーカー 「ふん、こんな妹のことなど知ったことか」

 高機動ザク 「なんだと!?」

 ザクストーカー 「いいか?我がこの妹を連れて帰るのは妹の容姿を王が大層気に入ったからよ」

 ザクUF 「ちょっと待て、王ってお前どこの国の貴族だよ!?」

 ザクストーカー 「教えてやる。天界に聳えるは『ジオンノホシ』、そこが我らが祖国よ」

 一同 「「「「て、天界!?!?」」」」

 ザクストーカー 「そこの王、ゲルググD様の目に留まられたからな、皇后として迎えられるのよ。

          さすれば我が一族も安泰というもの、このような妹でも役に立つというもの」

 高機動ザク 「そんな貴様の身勝手、させるかああ!!」

 ザクストーカー 「愚かな」

  突撃する高機動。しかし見えない壁にでもぶつかる様に弾かれてしまう。

 ザクストーカー 「ふん、地上人無勢が我々に逆らえるとでも?」

 高機動ザク 「RD‐4は・・・絶対に渡さない!!」



  しかしまた避けられ窓の外に放り出される高機動。彼とて引力には逆らえず虚しく落ちていった。

 ザクストーカー 「どうする?貴様らも我に歯向かうか?」

 ザクUF 「ど、どうするよ」

 マツナガザク 「決まっている。貴様みたいな下郎に大事な家族は渡せん!」

 ライデンザク 「そ、そうだ!兄貴かなんか知らねーがRD‐4をお前みたいな奴に渡せるか!!」

 ザクストーカー 「愚かな・・・ん?」


  あんたに笑顔を持ってきた・・・寒いから入れてくれ・・・

 ザクUF 「ラフメイカー?冗談じゃない!」


 コマカス 「それだけが生き甲斐なんだ!!バーザムコマンダーカスタム!!」

  無論、高機動の落ちた辺りの茂みからの登場である。

 ザクストーカー 「な、なんだ貴様は!?」

 コマカス 「只の笑顔の無料提供者ですよ・・・貴様の敵ではあるがね」

 ザクUF 「なんで!?なんで俺んちがこんなアニメか特撮じみた展開に!?」

 マツナガザク 「事実は小説より奇也・・・か」

  睨み合う仮面の男×2、先に動いたのはコマカスだった。

 コマカス 「RD‐4は返してもらう」

 ザクストーカー 「貴様のものではあるまい!」

 コマカス 「ならヒーローらしく・・・」

 ザクストーカー 「ヒーローらしく?」

 ザクUF 「ヒーローらしく・・・何?」


 コマカス 「ヒーローらしく・・・頂いていく!!!」

 その場に居た全員 「「「「「ぜ、全然ヒーローらしくねええーー!?!?」」」」」


  一瞬の早業でザクストーカーからRD‐4を掠め取る。


 RD-4 「う・う〜ん、あれ・・・私・・・」

 コマカス 「気が付いたかいお嬢さん?」

 RD-4 「こ、コマカス様!?な、なんで!?」

 ザクストーカー 「貴様ァ、地上人の分際で俺をコケにしてくれたな・・・」

 コマカス 「えい」

  コマカスはストーカーに何か投げた!RD‐4が趣味で栽培してた鉢植えに生えてた『ミズゴケ』だ!

 ザクストーカー 「・・・何の真似だ・・・」

 コマカス 「コケまみれ」

 RD-4 「クス」

 ザクストーカー 「もう許さん!!貴様らみなご・・・」

 コマカス 「コマカスきぃ〜っく☆」

 ザクストーカー 「ぶぺっ!?」

  舐めた口調でコマカスはストーカーを攻撃した。もはや勝敗を決したかのように。

 ザクストーカー 「き、貴様!なんだいまの・・・」

 コマカス 「コマカスぱぁ〜んち (・∀・)」

 ザクストーカー 「ぐはっ;」

  ストーカーはもうふら付いて足腰立たないような状態だ。

 ザクストーカー 「ま、まさか俺がこんな奴に・・・」

 コマカス 「コマカスビイイィィィィム (☆∀☆)!!」

 ザクストーカー 「馬鹿なあぁぁ」

  コマカスの腹部(つーか股間辺り・・・)から発射された光線でストーカーを室外まで吹き飛ばした。

 ザクUF 「や、やったぞ!」

 コマカス 「正義は必ず勝つ!」

 RD-4 「さっすがコマカス様!でも一体何があったの?」

 マツナガザク 「いいんだ、お前は何も知らなくて、悪党をコマカスが倒したってだけで」

 RD-4 「う、うん、ありがとうコマカスさ・・・」

 ザクストーカー 「そうはいかない」

 RD-4 「え?」

  急にフッとRD‐4の姿が消えた。そして窓の外に消えたはずのRD‐4を抱え翼を広げたストーカーが居た。

 コマカス 「!貴様まだ・・・」

 ザクストーカー 「そうさ!手痛くやられたが今回は我の勝ちだ、RD‐4は連れて行く」

 コマカス 「クッ」

 RD-4 「コマカス様ぁぁぁ!!」

 コマカス 「RD‐4ォォォ!!!」

  そして奴はRD‐4を連れて、満月が映える空へと消えていった・・・・・・。


  チュンチュン、チュン


  つーところで目が覚めた。


 高機動ザク 「・・・なんちゅー夢見てんだ俺・・・」

  おっと!夢オチかよなんて言ってゴミを投げないでくれ!伏線!伏線張るから!!



 高機動ザク (にしてもおかしな夢を見たもんだ・・・)

  普段はRD‐4にでも起こされない限り梃子でも動かぬ寝起きが、あの夢のせいでスッキリシャッキリ目覚めている。

 高機動ザク (まさか予知夢・・・?)

 RD-4 「どうかしたの?高機動君?」

 高機動ザク 「いいいやなんでもない;」

  そういうわけで二人仲良く登校している。

 高機動ザク (RD‐4がこの世界の人間じゃない・・・馬鹿な、そんなことある訳無い)

  確かにRD‐4は変わっている。何が変わってるかと言われると答えることはできないが、

  なんとなくそう感じさせる不思議な娘だ。


  授業も終わり放課後。


 コマカス 「・・・・・・・・・」

  何故か屋上に突っ立ってるコマカス。そして空手部からギって・・・ゲフンゲフン借りてきた巻き藁に目をやる。

 コマカス 「コマカスぱぁ〜んち (・∀・)」

  吹き飛ぶ巻き藁。とりあえずあの夢で使っていた技は使えるようだ・・・ということは、

 コマカス 「・・・・・・・・・ビームも出るのかな」

  倒れた巻き藁を立たせ夢で自分がしていたポーズをとり、

 コマカス 「コマカスビイイィィィィム (☆∀☆)!!」

  跡形も無く吹き飛ぶ巻き藁、閃光に包まれる屋上。その光になんだなんだと騒ぎ出す生徒達。

 コマカス 「・・・帰るか」

  ちゃっちゃと高機動に戻り巻き藁(だったもの)も回収し、その場からさっさと消える。

 高機動ザク 「・・・J叔父さんに話を聞いといたほうがいいかもな」

  辺りが騒がしくなってきた。怪しまれないように人ごみに紛れ学校を後にした。



 旧ザク 「むっ?なんだこの炭は?」



 高機動ザク 「ゲーム化にあたっての主役化・・・って違う違う」

  なんとかJ叔父さんに連絡を取ろうとするが、なかなか取れなかったりする。

 高機動ザク 「せめてRD‐4にコマカスの正体を話せたらなぁ・・・」

 フェニックス 「その場合、君の安全は保障できないが?」

 高機動ザク 「どこから湧いてでた不死鳥」

 フェニックス 「まぁまぁ気にするな」

  高機動の目の前で胡坐をかきながらフヨフヨと浮かんでいるフェニックス。

  こうして見るとやっぱり人間じゃない・・・?

 高機動ザク 「そうだ、お前に聞きたいことがあったんだよ!」

 フェニックス 「彼女のこと?夢のこと?コマカスのパワーアップ案のこと?」

 高機動ザク 「できるのかよ!?」

 フェニックス 「まぁ、順を追って説明するよ」

  フェニックスの話を割愛するとこうだ。


  この世界には三つほど別の世界があり、『ジオンノホシ』、『ジージェネ』等が存在する天界。

  『ソラディオ・ラーマ』なんてものがある平行世界。絶対に踏み入れてはならない領域、『タカトミ』のみっつだ。

  ちなみに野良猫達はその『タカトミ』から来たそうだ。


  そしてRD‐4はその天界の貴族の娘で、国王の目に止まった・・・というか止まるそうだ。

  あの夢はフェニックスによって見せられた予知夢なのでこれから先起こるそうだ。


  そしてパワーアップだが・・・なんでも『愛』の力で目覚めるそうだが・・・フッ、心が寒いぜ。


 高機動ザク 「てなわけでいいのか?」

 フェニックス 「うん、まぁ大体は僕が面白おかしく脚色してるけどね♪」

  ズッこける高機動。

 高機動ザク 「どこまでが本気なんだよゴルァ#」

 フェニックス 「まぁ、君とRD‐4にとっての脅威が迫ってるってところかな」

 高機動ザク 「脅威だって?」

 フェニックス 「お、愛しの彼女が来たぞ。じゃ僕ぁこれで」

 高機動ザク 「あ、おい!?」

 RD-4 「高機動くん、さっきから誰と話してるの?」

 高機動ザク 「けけ携帯だよ携帯」

 RD-4 「そっか。あ、晩御飯出来たから」

 高機動ザク 「う、うん今行く(脅威ねぇ・・・)」



  次の日、なんでも転校生が来たそうで、僕はすっごい嫌な予感がした。


 赤ゲル 「にしても久しぶりだね、ゲルググD。かれこれ3年振り位じゃないか?」

 ゲルググD 「高校に入学する前だったからね、まぁそんなものだろう」

 ザクストーカー 「・・・」


  イタ━━━━━━(゚A゚)━━━━━━!!!!!

 高機動ザク 「まさかこんな形で夢が現実になるとは・・・」

  しかもなんだよあの二人?生徒会長の遠縁らしいし、つーか容姿も似てる!

  そんでもってストーカーの奴も夢の通りRD‐4とおんなじ髪と目!!

  これがフェニックスの言ってた脅威ってやつ?厄介な・・・・・・。


 ゲルググD 「にしても、この校は美しい娘で溢れてるな」

 赤ゲル 「だろう?僕の自慢の学校さ」

  お前のじゃねーだろ#

 ゲルググD 「前の学校じゃピンからキリまでの女の子が群がって煩くてね。

         ここではそんな事にならないようにしないと」

  ならねーっつーの。

 赤ゲル 「ふーん。じゃあ、サッサと彼女の一人でも作ればいいんじゃないか?」

 ゲルググD 「ああ、さっき凄く好みの娘がいてね」

  ・・・嫌な予感・・・

 ゲルググD 「そこにいるストーカーと同じような髪と目をした娘でね、別にそういう訳では目に止まったのだよ」

 赤ゲル 「ふん・・・それはRD‐4君だね。彼女はまだフリーの筈だよ」

 ゲルググD 「そうか!RD‐4というのかその娘は!」

 赤ゲル 「穢れの知らぬお嬢でね、君なんかピッタリなんじゃないか」

  ・・・・・・・・・赤ゲルを生徒会長から失脚させるネタは・・・・・・

 ゲルググD 「いやありがとう。じゃあ行こうか、ストーカー君」

 ザクストーカー 「ハッ」

  ・・・・・・・・・フフフフフフフフ。そうだよ、恋ってのは戦いだよ。勝つか負けるか奪うか失うか。

  あんなトンビに横からRD‐4を浚われてたまるか!!!!


  どうする!?相手は結構強大だぞ高機動!!

  『衝撃の真実、恋する乙女は姫だった!?』 完

  『恋敵って言えるほどの奴って今までこの学校に居なかったんじゃね?』に続く!


  (都合によりタイトルが『シンデレラを迎えるのは誰か』に変更になりました。)



2006/08/23 01:24:21  >>22氏
2006/08/23 02:06:52  >>23氏
2006/08/23 23:21:19  >>31氏
2006/08/28 23:57:24  >>50氏
2006/08/29 00:28:55  >>51氏

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